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公開番号2024015610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-06
出願番号2022117789
出願日2022-07-25
発明の名称畳表の転写方法、畳表
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B44C 1/17 20060101AFI20240130BHJP(装飾技術)
要約【課題】畳表の転写において、画像品質を向上させる。
【解決手段】畳表の転写方法は、昇華性染料と、水溶性有機溶剤と、水と、を含む着色インク組成物によって、中間転写媒体に印刷を行う印刷工程と、印刷された前記中間転写媒体から畳表に転写する転写工程と、を含む畳表の転写方法であって、前記転写工程は、加熱温度が170℃以上180℃以下、圧力が0.5kg/cm2以上0.6kg/cm2以下、加熱時間が60秒以上180秒以下、の条件で転写を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
昇華性染料と、水溶性有機溶剤と、水と、を含む着色インク組成物によって、中間転写媒体に印刷を行う印刷工程と、
印刷された前記中間転写媒体から畳表に転写する転写工程と、を含む畳表の転写方法であって、
前記転写工程は、
加熱温度が170℃以上180℃以下、圧力が0.5kg/cm
2
以上0.6kg/cm
2
以下、加熱時間が60秒以上180秒以下、の条件で転写を行う、畳表の転写方法。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
請求項1に記載の畳表の転写方法であって、
前記印刷工程の後であり、前記転写工程の前に、
加熱温度が170℃以上180℃以下、加熱時間が60秒以上180秒以下、の条件で前記畳表を加熱するプレヒート工程を有する、畳表の転写方法。
【請求項3】
請求項2に記載の畳表の転写方法であって、
前記プレヒート工程において、
圧力が0.5kg/cm
2
以上0.6kg/cm
2
以下、の条件で前記畳表を加圧する、畳表の転写方法。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の畳表の転写方法によって生産された畳表。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、畳表の転写方法、及び畳表に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、畳表に油性下地インキをスクリーン印刷し、その油性下地インキ上面に水性カラーインキからなる絵柄をインクジェット式カラー印刷機により印刷する畳の印刷方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-162442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、近年、畳表が、例えば、フッ素などで表面加工されたものが存在するため、従来の印刷方法では、画像品質が低下してしまう、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
畳表の転写方法は、昇華性染料と、水溶性有機溶剤と、水と、を含む着色インク組成物によって、中間転写媒体に印刷を行う印刷工程と、印刷された前記中間転写媒体から畳表に転写する転写工程と、を含む畳表の転写方法であって、前記転写工程は、加熱温度が170℃以上180℃以下、圧力が0.5kg/cm
2
以上0.6kg/cm
2
以下、加熱時間が60秒以上180秒以下、の条件で転写を行う。
また、畳表は、上記畳表の転写方法により生産される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
畳表の転写方法を示すフローチャート。
記録装置の構成を示す概略図。
転写装置の構成を示す概略図。
実施例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
まず、畳表の転写方法について説明する。
図1に示すように、畳表の転写方法は、昇華性染料と、水溶性有機溶剤と、水と、を含む着色インク組成物によって、中間転写媒体Maに印刷を行う印刷工程(ステップS11)と、印刷された中間転写媒体Maから畳表Mに転写する転写工程(ステップS12)と、を含む。
【0008】
まず、印刷工程(ステップS11)では、記録装置10を用いて、中間転写媒体Maに対して着色インク組成物を吐出して、中間転写媒体Maに画像等を印刷(記録)する。
【0009】
図2に示すように、記録装置10は、中間転写媒体Maに着色インク組成物を付着させるインクジェットプリンターである。記録装置10は、搬送部11と、記録部12とを備える。搬送部11は、記録装置10に給送された中間転写媒体Maを記録部12へと搬送し、記録後の中間転写媒体Maを記録装置10の外に排出する。具体的には、搬送部11は、各送りローラーを有し、送られた中間転写媒体Maを副走査方向(+Y方向)へ搬送する。
【0010】
記録部12は、搬送部11から搬送された中間転写媒体Maに対して着色インク組成物を液滴として吐出するノズルを有するヘッド13と、ヘッド13を搭載するキャリッジ14と、キャリッジ14を中間転写媒体Maの主走査方向(X軸に沿った方向)に移動させるキャリッジ移動機構15と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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