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公開番号2024014394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022117182
出願日2022-07-22
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 35/40 20240101AFI20240125BHJP(車両一般)
要約【課題】ドライバがインストルメントパネルの位置に対する満足感を得られるような車両を提供する。
【解決手段】車両100は、インストルメントパネル10を前後方向に移動させるアクチュエータ13と、操舵部20をインストルメントパネル10に対し相対移動させるアクチュエータ24と、アクチュエータ13,24を制御する制御部と、予めドライバに対応付けられた目標インストルメントパネル位置と目標操舵位置とを記憶する記憶部と、を備える。制御部は、ドライバにより運転操作の開始がされたと判定されると、インストルメントパネル10の位置および操舵部20の位置がそれぞれ記憶部に記憶された目標インストルメントパネル位置および目標操舵位置となるように、アクチュエータ13,24を制御する。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートの前方に、前後方向に移動可能に配置されたインストルメントパネルと、
前記インストルメントパネルを前後方向に移動させる第1アクチュエータと、
前記インストルメントパネルに、前記インストルメントパネルに対し相対移動可能に設けられた操舵部と、
前記操舵部を前記インストルメントパネルに対し相対移動させる第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御する制御部と、
予めドライバに対応付けられた目標インストルメントパネル位置と目標操舵位置とを記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、前記ドライバにより運転操作の開始が実行されたか否かを判定する判定部を有し、該判定部により運転操作の開始が実行されたと判定されると、前記インストルメントパネルの位置および前記操舵部の位置がそれぞれ前記記憶部に記憶された前記目標インストルメントパネル位置および前記目標操舵位置となるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御することを特徴とする車両。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両において、
前記ドライバが運転操作を開始するときにオンされる電源スイッチを有し、
前記判定部は、前記電源スイッチがオンされると、運転操作の開始が実行されたと判定することを特徴とする車両。
【請求項3】
請求項2に記載の車両において、
前記車両の停車を検出する停車検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記電源スイッチのオフが検出されると、または、前記停車検出部により所定時間以上連続して停車が検出されると、前記インストルメントパネルの位置が、前記インストルメントパネルが最大に前方に移動した退避位置となり、かつ、前記操舵部の位置が、前記操舵部が前記インストルメントパネルに格納された格納位置となるように、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータを制御することを特徴とする車両。
【請求項4】
請求項3に記載の車両において、
前記操舵部は、前記格納位置であるとき、前記インストルメントパネルに設けられた凹部に収容されることを特徴とする車両。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の車両において、
前記車両は、自動運転システムを有する自動運転車両であり、
走行中のドライバの周辺監視義務を含む第1自動運転レベルまたは前記周辺監視義務を含まない第2自動運転レベルに、自動運転時の運転レベルを切り換える運転レベル切換部をさらに備え、
前記制御部は、前記運転レベル切換部により前記第1自動運転レベルに切り換えられると、前記インストルメントパネルの位置が前記目標インストルメントパネル位置となり、前記操舵部の位置が前記目標操舵位置となるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御する一方、前記運転レベル切換部により前記第2自動運転レベルに切り換えられると、前記インストルメントパネルの位置が前記目標インストルメントパネル位置となり、前記操舵部の位置が、前記操舵部が前記インストルメントパネルに格納された格納位置となるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御することを特徴とする車両。
【請求項6】
請求項5に記載の車両において、
前記第2自動運転レベルは、自動運転で走行中に、前記自動運転システムから運転操作を要請される可能性のある条件付き第2自動運転レベルと、前記自動運転システムから運転操作を要請される可能性のない非条件付き第2自動運転レベルとを含み、
前記運転レベル切換部は、さらに前記条件付き第2自動運転レベルまたは前記非条件付き第2自動運転レベルに、自動運転時の運転レベルを切換可能であり、
前記制御部は、前記運転レベル切換部により前記非条件付き第2自動運転レベルに切り換えられると、前記条件付き第2自動運転レベルに切り換えられたときよりも前記インストルメントパネルが前方に位置するように前記第1アクチュエータを制御することを特徴とする車両。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1項に記載の車両において、
前記操舵部に設けられ、前記車両に対する所定の衝撃が検出されると、後方に向けて膨張展開するエアバッグ装置をさらに備え、
前記目標インストルメントパネル位置および前記目標操舵位置はそれぞれ第1目標インストルメントパネル位置および第1目標操舵位置であり、
前記記憶部には、予め前記ドライバに対応付けられた、前記エアバッグ装置が作動するときの前記インストルメントパネルの目標位置である第2目標インストルメントパネル位置と前記操舵部の目標位置である第2目標操舵位置とがさらに記憶され、
前記制御部は、前記所定の衝撃が検出されると、前記インストルメントパネルの位置が前記第2目標インストルメントパネル位置となり、前記操舵部の位置が前記第2目標操舵位置となるように、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを制御することを特徴とする車両。
【請求項8】
請求項1~4のいずれか1項に記載の車両において、
前記インストルメントパネルは、前記ドライバが操作可能な操作部を含む表示部を有し、
前記制御部は、さらに前記インストルメントパネルの位置と前記操舵部の位置とに応じて表示内容が変更されるように前記表示部を制御することを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、可動式のインストルメントパネルを有する車両に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両用シートの前方に配置されたインストルメントパネルを、前後方向に移動可能に設けるようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、ステアリング装置の非使用時に、インストルメントパネルが前方に移動した格納状態とされ、ステアリング装置の使用時に、インストルメントパネルが後方へ移動したトラックモード位置またはスポーツモード位置とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-182141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、インストルメントパネルの位置がドライバの体格等によらずに一律に設定されるため、ドライバがインストルメントパネルの位置に対する十分な満足感を得られない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である車両は、車両用シートの前方に、前後方向に移動可能に配置されたインストルメントパネルと、インストルメントパネルを前後方向に移動させる第1アクチュエータと、インストルメントパネルに、インストルメントパネルに対し相対移動可能に設けられた操舵部と、操舵部をインストルメントパネルに対し相対移動させる第2アクチュエータと、第1アクチュエータと第2アクチュエータとを制御する制御部と、予めドライバに対応付けられた目標インストルメントパネル位置と目標操舵位置とを記憶する記憶部と、を備える。制御部は、ドライバにより運転操作の開始が実行されたか否かを判定する判定部を有し、判定部により運転操作の開始が実行されたと判定されると、インストルメントパネルの位置および操舵部の位置がそれぞれ記憶部に記憶された目標インストルメントパネル位置および目標操舵位置となるように、第1アクチュエータと第2アクチュエータとを制御する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ドライバがインストルメントパネルの位置に対する十分な満足感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1実施形態に係る車両の要部構成を示す側面図であり、インストルメントパネルが通常位置である状態を示す図。
本発明の第1実施形態に係る車両の要部構成を示す側面図であり、インストルメントパネルが退避位置である状態を示す図。
本発明の第1実施形態に係る車両の要部構成を示す平面図であり、インストルメントパネルが通常位置である状態を示す図。
本発明の第1実施形態に係る車両の要部構成を示す平面図であり、インストルメントパネルが退避位置である状態を示す図。
本発明の第1実施形態に係る車両に搭載される制御装置の要部構成を示すブロック図。
図2Aとは異なる通常位置の例を示す車両の平面図。
図3のCPUで実行される処理の一例を示すフローチャート。
本発明の第2実施形態に係る車両に搭載される制御装置の要部構成を示すブロック図。
本発明の第2実施形態に係る車両に特有であるインストルメントパネルの位置を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
-第1実施形態-
以下、図1A~図5を参照して本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態に係る車両100は、車両用シートに着座するドライバに面して配置された、前後方向に移動可能なインストルメントパネルを有する。車両100は、走行駆動源として内燃機関(エンジン)、走行モータ、あるいは内燃機関と走行モータの両方を有する。すなわち、車両100は、エンジン車両、電気自動車、またはハイブリッド車両である。
【0009】
図1A、図1Bは、それぞれ本発明の第1実施形態に係る車両100の要部構成を示す側面図であり、図2A,図2Bは、それぞれ平面図である。なお、図1A,図2Aは、それぞれドライバが車両100の運転操作を行うときのインストルメントパネルの通常位置を示し、図1B,図2Bは、それぞれドライバ200が車両100の運転操作を行わないときのインストルメントパネルの退避位置を示す。以下では、便宜上、図示のように前後方向、左右方向および上下方向を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。
【0010】
図1A,図2Aに示すように、車両100は、前側のシート102の前方に配置されたインストルメントパネル10を有する。インストルメントパネル10は、車両100の骨格を形成する車体フレーム101に支持される。より詳しくは、インストルメントパネル10は、左右方向に延在する可動フレーム11を有し、可動フレーム11の左右両端部が、車体フレーム101の左右の側壁に前後方向にわたって延設されたレール12にスライド可能に係合される。インストルメントパネル10は、モータなどのアクチュエータ13を含む駆動機構を介して、レール12に沿って前後方向に移動する。駆動機構は、例えばアクチュエータ13により回転駆動されるピニオンギヤと、レール12に沿って延在し、ピニオンギヤに噛合するラックギヤとを有する、ラックアンドピニオン式の駆動機構である。
(【0011】以降は省略されています)

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