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公開番号2024011610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022113766
出願日2022-07-15
発明の名称化合物
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人
主分類C07F 15/00 20060101AFI20240118BHJP(有機化学)
要約【課題】近赤外領域に吸収・発光特性を有する新規化合物を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物。イソキノリン骨格に、電子吸引性と一重項→三重項遷移を促進するカルボニル基を介して共役系を連結することにより課題を解決する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024011610000027.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">52</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">140</com:WidthMeasure> </com:Image> [式(1)において、Aは置換基を有していてもよい、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、Lは2座配位子を表し、m及びnはそれぞれ独立に、1~2の整数を表し、m+n=3である。]
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される化合物。
TIFF
2024011610000023.tif
52
140
[式(1)において、
Aは置換基を有していてもよい、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、
Lは2座配位子を表し、
m及びnはそれぞれ独立に、1~2の整数を表し、m+n=3である。]
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記Lが下記式(2)で表されるものである、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2024011610000024.tif
41
140
[式(2)において、X及びYはそれぞれ独立に、C原子、N原子またはO原子を表す。]
【請求項3】
前記式(2)が、下記式(3)又は下記式(4)で表される、請求項2に記載の化合物。
TIFF
2024011610000025.tif
44
140
[式(3)において、R

、R

、R

はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ハロアルキル基、又はアリール基を表す。]
TIFF
2024011610000026.tif
51
140
[式(4)において、R

は重水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシル基、又はフェニル基を表し、隣接する置換基同士で環を形成してもよい。


は重水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシル基、アルケニル基、又はフェニル基を表し、隣接する置換基同士で環を形成してもよい。
pは0~5の整数を表し、qは0~4の整数を表す。


、R

がそれぞれ複数存在する場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。]
【請求項4】
前記Aが、置換基としてアルキル基、ハロアルキル基、又はフッ素原子を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記Aが、置換基を有していてもよい、ベンゼン環又はナフタレン環である、請求項1に記載の化合物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規の化合物に関するものである。
本発明の化合物は、近赤外域以上に吸収・発光特性を有するものであり、例えば近赤外発光マーカー、インジケーター、バイオイメージング、センサー、波長変換フィルム、発光トランジスター、有機発光ダイオード(OLED)、電気化学発光セル、フォトダイナミックセラピー、光美容、ナイトビジョンディスプレイ、セキュリティー、偽造防止用途等の部材として好適に用いることができる。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、選別・認識対象物の選別、認識等は目視によることが主流であったが、科学技術の発展とともに、高齢化や少子化に伴う労働力の減少への対策も相重なって、近年はロボットを利用した選別・認識へとシフトしつつある。目視による選別・認識では可視光の利用に限定されるが、ロボットを利用した場合には目視では捉えられない近赤外発光も利用することが可能となり、選別・識別精度の向上が期待できる。さらに近赤外光は細胞を透過するので、バイオイメージングやバイオセンサー、医療診断薬、光線力学療法(PDT)などへの展開も期待できる。なかでもIr、Pt、Osなどの金属錯体は燐光発光を示すことから、特に注目を集めている。
【0003】
例えば、特許文献1には、耐熱性と溶解性の改善を目的とし、イソキノリン骨格を配位子に有するイリジウム錯体が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2007-507448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の実施例の化合物は、赤色OLED用途を目的としたものであり、特許文献1には近赤外発光について記載されていない。
【0006】
本発明は、近赤外領域に吸収・発光特性を有する新規化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決すべく検討を重ねた結果、イソキノリン骨格に、電子吸引性と一重項→三重項遷移を促進するカルボニル基を介して共役系を連結することにより、上記課題を解決することができることを見出した。
本発明は、このような知見に基づいて達成されたものであり、以下を要旨とする。
【0008】
[1] 下記式(1)で表される化合物。
【0009】
TIFF
2024011610000002.tif
52
140
【0010】
[式(1)において、
Aは置換基を有していてもよい、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、
Lは2座配位子を表し、
m及びnはそれぞれ独立に、1~2の整数を表し、m+n=3である。]
(【0011】以降は省略されています)

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