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公開番号2024007605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022108776
出願日2022-07-06
発明の名称粘着テープ
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20240112BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 本発明は、係る従来技術の欠点を改良し、布等に対する密着性および触感に優れた粘着テープを提供することを、その課題とする。
【解決手段】 粘着層の表面をKES法で測定した場合の摩擦係数が0.4以下であり、かつ粘着層の布に対する剥離強度が0.02N/cm以上であって、基材層が繊維材料から成り、基材層の粘着層と接する面と反対側の面の表面粗さRaが0.5μm以上であることを特徴とする、粘着テープ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
粘着層と基材層との積層構造を有する粘着テープであり、前記粘着層は、前記粘着テープの第1の面を構成する面Aを有し、前記面Aの摩擦係数は、0.4以下であり、かつ前記面Aの剥離強度は、0.02N/cm以上であり、前記基材層は、繊維材料から構成され、前記基材層は、前記粘着テープの第2の面を構成する面Bを有し、前記面Bの表面粗さRaが0.5μm以上である、粘着テープ。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記基材層の坪量が、45g/m

以上150g/m

以下である、請求項1に記載の粘着テープ。
【請求項3】
前記粘着層が、粒子を有し、前記粘着層の厚み(X)と前記粒子の平均粒径(Y)との比(Y/X)が5.0以上20.0以下である、請求項1または2に記載の粘着テープ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着テープに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療・衛生材料の分野では、表面の凹凸形状、伸縮性、および柔軟性を有する、布や不織布のような材料(以下、布等ということがある。)に対する密着性および触感に優れる粘着テープが望まれている。
【0003】
これまでに、これらの特性を向上させるために種々の開発がなされており、例えば特許文献1には、粘着性を有する樹脂層に、その層厚みよりも粒径の大きな充填剤を分散含有させたフィルムが開示されている。このような態様とすることにより製造ライン等においてロール等への接着を軽減でき、フィルムのハンドリング性が向上する。また、特許文献2には、粒子と粘着性を有する樹脂で表面が形成されたフィルムが開示されている。このような態様とすることにより、表面に触れた際に、粒子により粘着層と肌との接触が抑えられるため、フィルムの触感が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2019/188787号公報
特開2019-31596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、布等に対する密着性とハンドリング性との両立はできるものの、最表面が粘着層となっていることで触感が低下する課題がある。また、特許文献2の技術では、表面の粒子が脱落したり埋没したりすることで、触感が悪化するという課題がある。また、いずれの特許文献においてもフィルムを用いているため、フィルムの厚さを厚くすると、柔軟性が低下したり、密着性が低下したりするという課題がある。
【0006】
本発明は、係る従来技術の欠点を改良し、布等に対する密着性および触感に優れた粘着テープを提供することを、その課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、下記の構成からなる。
(1)粘着層と基材層との積層構造を有する粘着テープであり、前記粘着層は、前記粘着テープの第1の面を構成する面Aを有し、前記面Aの摩擦係数は、0.4以下であり、かつ前記面Aの剥離強度は、0.02N/cm以上であり、前記基材層は、繊維材料から構成され、前記基材層は、前記粘着テープの第2の面を構成する面Bを有し、前記面Bの表面粗さRaが0.5μm以上である、粘着テープであり、
さらに、(2)前記基材層の坪量が、45g/m

以上150g/m

以下である(1)の粘着テープであることが好ましい。
【0008】
また、(3)前記粘着層が、粒子を有し、前記粘着層の厚み(X)と前記粒子の平均粒径(Y)との比(Y/X)が5.0以上20.0以下である、(1)または(2)の粘着テープであることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、布等に対する密着性および触感に優れる粘着テープを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の粘着テープは、粘着層と基材層との積層構造を有する。そして、粘着層は、粘着テープの第1の面を構成する面Aを有し、この面Aの摩擦係数は、0.4以下であり、かつ、この面Aの剥離強度は、0.02N/cm以上である。さらに、基材層は、繊維材料から構成され、この基材層は、粘着テープの第2の面を構成する面Bを有し、面Bの表面粗さRaが0.5μm以上である。
(【0011】以降は省略されています)

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