TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024004209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-16
出願番号2022103745
出願日2022-06-28
発明の名称塗装ブース
出願人タクボエンジニアリング株式会社
代理人個人
主分類B05B 16/60 20180101AFI20240109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】作業効率を落とすことなく、空調エネルギーの削減を可能にした塗装ブースを提供する。
【解決手段】塗装室2の内部に配置され又は塗装室2に連続して配置されて、塗装ロボット4及びワーク供給手段6が内部に備えられ、塗装室2内に開口した開口部3を有して、温度及び湿度を所定の値に調整した外気が前記塗装室2から供給されながら、ワーク供給手段6に取り付けたワークに向けて塗装ロボット4から塗料を噴霧することでワークの塗装を行う塗装ブース1であって、ワークの塗装の際に発生する塗料ミストを回収するためのミストキャッチャー10と、塗装ブース1内に供給された外気を外部に排気するための排気用ファン11と、排気用ファン11を介して塗装ブース1から排気される外気の一部を塗装ブース1に還流するための還流手段を有することを特徴としている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
塗装室(2)の内部に配置され又は塗装室(2)に連続して配置されて、塗装ロボット(4)及びワーク供給手段(6)が内部に備えられ、塗装室(2)内に開口した開口部(3)を有して、温度及び湿度を所定の値に調整した外気が前記塗装室(2)から供給されながら、ワーク供給手段(6)に取り付けたワークに向けて塗装ロボット(4)から塗料を噴霧することでワークの塗装を行う塗装ブース(1)であって、
前記ワークの塗装の際に発生する塗料ミストを回収するためのミストキャッチャー(10)と、塗装ブース(1)内に供給された外気を外部に排気するための排気用ファン(11)と、該排気用ファン(11)を介して塗装ブース(1)から排気される外気の一部を塗装ブース(1)に還流するための還流手段を有することを特徴とした塗装ブース。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記還流手段は、前記排気用ファン(11)に連結された還流管(21)を有しており、前記塗装ブース(1)の側壁は排気穴が形成された給気空間を有しており、前記還流管(21)の先端部分が前記塗装ブース(1)における給気空間に連結され、塗装ブース(1)の側壁から排気の一部を戻すこととしたことを特徴とする請求項1に記載の塗装ブース。
【請求項3】
前記還流管(21)と塗装ブース(1)との連結部分にフィルターユニット(23)を介在させたことを特徴とする請求項2に記載の塗装ブース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は塗装ブースに係り、より詳しくは、省エネを達成可能な塗装ブースに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
塗装ロボットを用いた塗装では一般的に、塗装室内に塗装ブースが配置されており、あるいは塗装室に連設した状態で塗装ブースが配置されており、塗装ブース内において、塗装対象のワークの塗装が行われる。
【0003】
即ち、塗装ブースには、塗装ロボットとワーク供給手段が備えられており、塗装ロボットに備えたスプレーガンよって、ワーク供給手段に取り付けられたワークに向けて塗料の噴霧を行うことで、ワークの塗装が行われる。
【0004】
そして、塗装室内においては、塗装ブースへのワークの搬入や塗装ブースからのワークの搬出、更に、塗装後のワークを次工程へ移送するための作業等が行われる。
【0005】
即ち、塗装室内では、塗装前のワークを準備し、この塗装前のワークを、ワーク供給手段へ取り付ける作業や、塗装済のワークをワーク供給手段から取り外す作業が行われ、更に、ワーク供給手段から取り外した塗装済のワークを乾燥工程等の次工程へ移動するための作業などが行われる。
【0006】
この関係を説明すると、塗装室内に塗装対象のワークを搬入した後に、塗装前のワークをワーク供給手段に取り付けて、その後に塗装ブースにおいて、ワーク供給手段に取り付けたワークへ塗装ロボットから塗料を噴霧することで、ワークの塗装を行う。そして、ワークの塗装が終了した後に、塗装済のワークをワーク供給手段から取り外し、取り外したワークは、塗装室から搬出して次工程へ移送する。
【0007】
ところで、ワークの塗装に用いる塗料には人体に有害な物質が含まれるため、塗装室内で作業を行う者に害が及ばないように、塗装により発生する塗料ミストを回収する必要がある。
【0008】
そこで、従来、所定の温度及び湿度に調整するとともにフィルターによってごみ等を除去した外気を、ファン等の給気手段によって塗装室内に供給するとともに、この塗装室内に供給した外気を塗装ブース内に供給して、塗装ブース内において、外気の気流を一定方向に流しながら、ミスト回収手段により塗装室内のミストを回収し、その後にミストを取り除いた外気を屋外へ排気することとしている。
【0009】
即ち、塗装室には給気装置が連結されており、この給気装置によって塗装室内には外気が供給される。そして、給気装置には、フィルター、熱交換器、加湿器、及びファンが備えられており、給気装置は、外気を内部に取り入れた後に、取り入れた外気について、フィルターでごみ等を除去し、熱交換器で所定の温度に調整し、更に加湿器で所定の湿度に調整し、その後に、塗装室に供給している。
【0010】
一方、塗装ブースには、塗装室内に開口した開口部を有しており、この開口部側から順番に、塗装ロボットとワーク供給手段が配置されている。そして、塗装前のワークをワーク供給手段に取り付け、その状態でワークの塗装を行い、塗装後は、塗装したワークをワーク供給手段から取り外すとともに未塗装のワークをワーク供給手段に取り付けて、ワーク供給手段に新たに取り付けたワークの塗装を行い、その後は、必要数のワークの塗装が終了するまで、ワークの入れ替えと塗装を繰り返すこととしている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
2か月前
TLC株式会社
ディスペンサー
3か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
24日前
株式会社タカギ
微細気泡発生装置
3か月前
株式会社新免鉄工所
表面処理方法
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
24日前
有限会社加藤軽合金
マーキング装置
1か月前
日産自動車株式会社
塗工装置
2か月前
MMCリョウテック株式会社
塗布装置
3か月前
ダイハツ工業株式会社
塗装方法
3か月前
個人
吐出容器及び防水塗膜の製造方法
2か月前
株式会社大気社
塗装装置
2か月前
御崎コンベヤー株式会社
液体塗布装置
15日前
株式会社三和技巧
塗装装置
17日前
株式会社オンテックス
木目調塗装用刷毛
18日前
株式会社オンテックス
木目調塗装用器具
1か月前
大陽日酸株式会社
低温液化ガス用ノズル
1か月前
株式会社エフコンサルタント
コーティング方法
3か月前
トヨタ紡織株式会社
ミスト発生装置
1か月前
有限会社ガリュー
噴射ノズル
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
凹版インキ自動供給機構
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置および液体吐出方法
2か月前
株式会社IHI
噴射弁
2か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
3日前
TOPPANホールディングス株式会社
スリットコータ
1日前
株式会社モリタホールディングス
放射ノズル
3か月前
積水ポリマテック株式会社
マスク方法及びマスク部材
22日前
住鉱潤滑剤株式会社
塗装用治具および塗装装置
22日前
株式会社SCREENホールディングス
塗布装置
1か月前
花王株式会社
汚染物質除去方法
2か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴射具
23日前
大王製紙株式会社
液体付与装置
1か月前
続きを見る