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公開番号2023184374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-28
出願番号2022098498
出願日2022-06-18
発明の名称ハイブリッド回転翼航空機
出願人株式会社FINEMECH
代理人
主分類B64C 27/14 20060101AFI20231221BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】
主として内燃機関で回転翼を駆動するハイブリッド回転翼航空機において、ごく小容量のバッテリで済ますこと。
【解決手段】
内燃機関(40、42)と、少なくとも4つの回転翼と、モータ(30)と、M/G(32、34)と、を備え、モータ(30)と連結した回転翼(21q、21r)を第1回転翼と定義し、M/G(32、34)と連結し、且つ内燃機関(40、42)とそれぞれOWC(36a)を介して連結可能な回転翼(24q、24r)を第2回転翼と定義したとき、第1回転翼は少なくとも2つの回転翼(21q、21r)で構成し、それぞれ機体(10)の前部の左右両端側に配置し、第2回転翼は少なくとも2つの回転翼(24q、24r)で構成し、機体(10)の左右それぞれに配置した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
機体に、第1内燃機関と第2内燃機関の少なくとも2つの内燃機関と、少なくとも4つの回転翼と、モータと、モータ・ジェネレータと、を備え、
前記回転翼のうちの一部と前記モータとを連結した前記回転翼を第1回転翼と定義する一方、前記回転翼のうちの残りと前記モータ・ジェネレータとを連結し、且つ前記第1内燃機関または前記第2内燃機関とそれぞれワンウエイクラッチを介して連結可能な前記回転翼を第2回転翼と定義したとき、
前記第1回転翼は少なくとも2つの前記回転翼で構成し、少なくとも2つの前記第1回転翼をそれぞれ前記機体の前部の左右両端側に配置し、前記第2回転翼は少なくとも2つの前記回転翼で構成し、前記機体の左右それぞれに配置したことを特徴とするハイブリッド回転翼航空機。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記第2回転翼の1つ当たり定格パワーを、前記第1回転翼の1.5倍以上にしたことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド回転翼航空機。
【請求項3】
前記第1回転翼のうちの2つを、前記第2回転翼のうちの2つと、それぞれ同じ回転中心に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド回転翼航空機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にドローンまたはマルチコプターと呼ばれ、主として内燃機関を動力源とする、回転翼(プロペラ)を4つ以上備えたハイブリッド回転翼航空機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、主として内燃機関を動力源とする、回転翼を4つ以上備えたハイブリッド回転翼航空機としては、内燃機関の動力で発電機を駆動して、そこで得られた電力を各モータに供給して各回転翼を駆動する例(例えば特許文献1)が知られている。
【0003】
しかしながら、上記従来の内燃機関を動力源とする、回転翼を4つ以上備えたハイブリッド回転翼航空機にあっては、バッテリを主動力源とする方式に比べて飛行可能時間が長い特徴を有するが、万一内燃機関が故障で失陥した場合の安全確保のために、内燃機関の70%程度のパワーを出力可能な容量のバッテリが必要という問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-501057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、内燃機関が故障で失陥した場合の動力源を、パワー密度の低いバッテリに依存するので、搭載するバッテリの容量が大きく、製造コストが高いこと、また重量が重いことから飛行におけるエネルギ消費が大きいという点である。
【0006】
すなわち、本発明の目的は、ごく小容量のバッテリで済ませて、製造コストが安く、重量が軽いハイブリッド回転翼航空機を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のハイブリッド回転翼航空機は、機体に、第1内燃機関と第2内燃機関の少なくとも2つの内燃機関と、少なくとも4つの回転翼と、モータと、モータ・ジェネレータと、を備え、回転翼のうちの一部とモータとを連結した回転翼を第1回転翼と定義する一方、回転翼のうちの残りとモータ・ジェネレータとを連結し、且つ第1内燃機関または第2内燃機関とそれぞれワンウエイクラッチを介して連結可能な回転翼を第2回転翼と定義したとき、第1回転翼は少なくとも2つの回転翼で構成し、少なくとも2つの第1回転翼をそれぞれ機体の前部の左右両端側に配置し、第2回転翼は少なくとも2つの回転翼で構成し、機体の左右それぞれに配置した。
【0008】
第2回転翼の1つ当たり定格パワーを、第1回転翼の1.5倍以上にしたことも好ましい。
【0009】
第1回転翼のうちの2つを、第2回転翼のうちの2つと、それぞれ同じ回転中心に配置したことも好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のハイブリッド回転翼航空機によれば、第1内燃機関と第2内燃機関の少なくとも2つの内燃機関と、少なくとも4つの回転翼と、モータと、モータ・ジェネレータと、を備え、回転翼のうちの一部とモータとを連結した回転翼を第1回転翼と定義する一方、回転翼のうちの残りとモータ・ジェネレータとを連結し、且つ第1内燃機関または第2内燃機関とそれぞれワンウエイクラッチを介して連結可能な回転翼を第2回転翼と定義したとき、第1回転翼は少なくとも2つの回転翼で構成し、少なくとも2つの第1回転翼をそれぞれ機体の前部の左右両端側に配置し、第2回転翼は少なくとも2つの回転翼で構成し、機体の左右それぞれに配置したため、ごく小容量のバッテリで済ませることができるので、製造コストが安く重量が軽いハイブリッド回転翼航空機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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