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公開番号
2023183341
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-12-27
出願番号
2022096905
出願日
2022-06-15
発明の名称
造形装置
出願人
世紀株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
64/393 20170101AFI20231220BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】温度により粘性等の物性値が変化する粘性材料を用いた造形において、緻密な温度調整を可能として効率よくきれいな造形を実現することのできる造形装置を提供すること。
【解決手段】造形装置1は、粘性材料Aを吐出するためのノズル4と、ノズル4へと粘性材料Aを供給するための材料供給部2と、ノズル4から吐出された粘性材料Aを受け止めるための上面6aを備えたテーブル6と、材料供給部2の動作並びにノズル4の移動及び/又はテーブル6の移動を制御する制御部10と、を備え、テーブル6の上面6a上にノズル4から吐出された粘性材料Aによる造形物を造形するものであって、ノズル4に接触して配置され、かつノズル4に対して着脱可能な第1熱交換部12を更に備え、第1熱交換部12が制御部10によって制御されることにより、ノズル4から吐出される粘性材料Aの温度が調整される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粘性材料を吐出するためのノズルと、
前記ノズルへと前記粘性材料を供給するための材料供給部と、
前記ノズルから吐出された前記粘性材料を受け止めるための上面を備えたテーブルと、
前記材料供給部の動作並びに前記ノズルの移動及び/又は前記テーブルの移動を制御する制御部と、を備え、
前記テーブルの上面上に前記ノズルから吐出された前記粘性材料による造形物を造形する造形装置であって、
前記ノズルに接触して配置され、かつ当該ノズルに対して着脱可能な第1熱交換部を更に備え、
前記第1熱交換部が前記制御部によって制御されることにより、前記ノズルから吐出される前記粘性材料の温度が調整される造形装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記ノズルの温度を検出する第1温度センサを更に備え、
前記制御部は、前記第1温度センサからの温度情報に基づいて前記第1熱交換部を制御する、請求項1に記載の造形装置。
【請求項3】
前記材料供給部が前記粘性材料を貯留するための貯留部と、
前記貯留部に接触して配置され、かつ当該貯留部に対して着脱可能な第2熱交換部と、を更に備え、
前記第2熱交換部が前記制御部によって制御されることにより、前記貯留部内に貯留された前記粘性材料の温度が調整される、請求項1に記載の造形装置。
【請求項4】
前記貯留部の温度を検出する第2温度センサを更に備え、
前記制御部は、前記第2温度センサからの温度情報に基づいて前記第2熱交換部を制御する、請求項3に記載の造形装置。
【請求項5】
前記第1熱交換部が、ペルチェ素子を有して構成される、請求項1に記載の造形装置。
【請求項6】
前記第2熱交換部が、ペルチェ素子を有して構成される、請求項3に記載の造形装置。
【請求項7】
前記粘性材料が、食品材料である、請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の造形装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、造形装置に係り、特に食品材料等の粘性材料を立体形状に造形するための造形装置等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より、溶融樹脂等の粘性材料を用いた立体形状(いわゆる、3次元形状。)の造形が行われている。この造形においては、粘性材料をノズルから吐出しつつ、吐出された粘性材料をテーブル上に積層して造形を進めるのが一般的である。造形に際しては、ノズル及びテーブルの一方又は両方を直線的に移動させて双方の相対位置をXY方向に調整する。そして、ノズルやテーブルの移動と共に吐出量を制御することにより、所望の形状を得る。この種の装置として、いわゆる3Dプリンタと呼ばれるものがある。
【0003】
また、食品業界においても、立体形状の造形が必要とされる場合がある。例えば、ケーキの上面にクリーム等の食品材料を用いてバラの花等を象った、いわゆるフラワーケーキを造形装置で造形できれば効率がよい。また、あん、チョコレート、パン生地等の食品材料によって立体形状を効率よく造形したいとのニーズは存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-142469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、一般に、食品材料は温度により粘度が大きく変化し、食品材料の種類ごとに造形に適した温度範囲が存在する。食品材料がその温度範囲外となると、固すぎたり柔らかすぎたりしてしまい、きれいな造形が難しくなる。したがって、効率よくきれいな造形を実現するためには、ノズルから吐出する際の食品材料の温度を緻密に調整することが必要である。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、温度により粘性等の物性値が変化する粘性材料を用いた造形において、緻密な温度調整を可能として効率よくきれいな造形を実現することのできる造形装置を提供することを例示的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての造形装置は、粘性材料を吐出するためのノズルと、前記ノズルへと前記粘性材料を供給するための材料供給部と、前記ノズルから吐出された前記粘性材料を受け止めるための上面を備えたテーブルと、前記材料供給部の動作並びに前記ノズルの移動及び/又は前記テーブルの移動を制御する制御部と、を備え、前記テーブルの上面上に前記ノズルから吐出された前記粘性材料による造形物を造形する造形装置であって、前記ノズルに接触して配置され、かつ当該ノズルに対して着脱可能な第1熱交換部を更に備え、前記第1熱交換部が前記制御部によって制御されることにより、前記ノズルから吐出される前記粘性材料の温度が調整される。
【0008】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、温度により粘性等の物性値が変化する粘性材料を用いた造形において、緻密な温度調整を可能として効率よくきれいな造形を実現することのできる造形装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る造形装置の全体構成の概略を示す構成図である。
図1に示すノズルの拡大構成図である。
図2に示す第1熱交換部の別例を示す図である。
図1に示すホッパーの拡大構成図である。
図4に示す第2熱交換部の別例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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