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公開番号2023169637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-30
出願番号2022080875
出願日2022-05-17
発明の名称間接加熱装置の連結構造
出願人株式会社栗本鐵工所
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F26B 17/00 20060101AFI20231122BHJP(乾燥)
要約【課題】簡単な構成で容易に間接加熱装置間の連結部の熱膨張による悪影響の発生を防止する。
【解決手段】水平方向に延び、一端側に第1原料供給孔3aを有すると共に、他端側に第1原料排出孔3bを有し、第1原料供給孔3aから供給された液状原料を間接加熱させて第1原料排出孔3bから排出する薄膜式間接加熱装置1と、薄膜式間接加熱装置1の下側に設けられ、第1原料排出孔3bに連通し、第1原料排出孔3bから排出された液体原料が供給される第2原料供給孔7aを有すると共に、他端側に第2原料排出孔7bを有し、第2原料供給孔7aから供給された液状原料を間接加熱して固形分を第2原料排出孔7bから排出するスクリュー型間接加熱装置2とを備え、第1原料排出孔3bと第2原料供給孔7aとが、上下方向にスライドして上下方向の長さを変更可能な排出シュート20で連結されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水平方向に延び、一端側に第1原料供給孔を有すると共に、他端側に第1原料排出孔を有し、前記第1原料供給孔から供給された液状原料を間接加熱させて前記第1原料排出孔から排出する第1間接加熱装置と、
前記第1間接加熱装置の下側に設けられ、前記第1原料排出孔に連通し、前記第1原料排出孔から排出された液体原料が供給される第2原料供給孔を有すると共に、他端側に第2原料排出孔を有し、前記第2原料供給孔から供給された液状原料を間接加熱して固形分を前記第2原料排出孔から排出する第2間接加熱装置とを備え、
前記第1原料排出孔と前記第2原料供給孔とが、上下方向にスライドして上下方向の長さを変更可能な排出シュートで連結されている
ことを特徴とする間接加熱装置の連結構造。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記排出シュートが、
前記第1原料排出孔が形成された第1筒状部と、
前記第2原料供給孔が形成され、前記第1筒状部にスライド可能に嵌合する第2筒状部と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部との間に設けられ、前記第1筒状部と前記第2筒状部との間の隙間を密閉する封止部材とを備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の間接加熱装置の連結構造。
【請求項3】
前記封止部材が、前記第1筒状部及び前記第2筒状部の少なくとも一方に嵌め込まれたOリングよりなる
ことを特徴とする請求項2に記載の間接加熱装置の連結構造。
【請求項4】
前記第1筒状部及び前記第2筒状部の少なくとも一方が、前記第1間接加熱装置又は前記第2間接加熱装置の内部を通る熱媒体を内部流通させることで、前記液体原料を加熱可能に構成されている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の間接加熱装置の連結構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液状原料を間接加熱させる間接加熱装置の連結構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水平方向に延び、一端側に原料供給孔を有し、他端側に原料排出孔を有するドラムと、前記ドラムの内部で回転する回転軸と、前記回転軸に設けられ、前記原料供給孔から供給された液状原料を、加熱された前記ドラム内面に薄膜状態で押し付けて乾燥させる複数の撹拌羽根と、前記ドラム上側に設けられ、該ドラム内で前記液状原料から蒸発した溶媒が、前記撹拌羽根によって跳ね上げられた液状原料に接触しながら回収される溶媒回収孔とを備えた薄膜式間接加熱装置は知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。この薄膜式間接加熱装置の原料排出孔には、スクリュー型間接加熱装置の供給口が密閉状に連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-149657号公報
特開2014-163645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記特許文献1及び2のものでは、薄膜式間接加熱装置とスクリュー型間接加熱装置とでそれぞれ液状原料を加熱して間接加熱させるようにしている。
【0005】
このため、両者を連結する部分に熱膨張が生じると、その熱膨張を吸収させる構造(例えば蛇腹構造)が必要となったり、加熱温度に合わせてシムによる隙間調整を行う必要があったりする。
【0006】
一方、連結部を蛇腹構造とすると、デッドスペースが発生し、その部分で内部流体が閉塞されるおそれがある。また、加熱温度に合わせたシムによる隙間調整は、大変面倒な作業となる。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で容易に連結部の熱膨張による悪影響の発生を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、この発明では、上下方向にスライド可能な排出シュートで上下の間接加熱装置を連結するようにした。
【0009】
具体的には、第1の発明では、
水平方向に延び、一端側に第1原料供給孔を有すると共に、他端側に第1原料排出孔を有し、前記第1原料供給孔から供給された液状原料を間接加熱させて前記第1原料排出孔から排出する第1間接加熱装置と、
前記第1間接加熱装置の下側に設けられ、前記第1原料排出孔に連通し、前記第1原料排出孔から排出された液体原料が供給される第2原料供給孔を有すると共に、他端側に第2原料排出孔を有し、前記第2原料供給孔から供給された液状原料を間接加熱して固形分を前記第2原料排出孔から排出する第2間接加熱装置とを備え、
前記第1原料排出孔と前記第2原料供給孔とは、上下方向にスライドして上下方向の長さを変更可能な排出シュートで連結されている。
【0010】
上記の構成によると、それぞれの間接加熱装置の結合部で熱膨張により上下方向の寸法変化が生じても、排出シュートがスライドしてその寸法変化を吸収できるので、蛇腹構造などの一般的な金属伸縮管を採用したり、シム等による隙間調整をしたりする必要がない。このため、排出シュートの長さを一般的な金属伸縮管に比べて短くすることができ、連結部のデッドスペースを小さくすることができるので、内部流体の閉塞が抑制される。また、運転温度によるシムによる隙間調整などの余分な作業が不要となり、間接加熱装置の運転及び停止操作を簡略化できる。
(【0011】以降は省略されています)

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