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公開番号2023095791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-06
出願番号2022191326
出願日2022-11-30
発明の名称衣類
出願人東レ株式会社
代理人
主分類A41D 27/06 20060101AFI20230629BHJP(衣類)
要約【課題】接着剤を用いて生地を接合し衣類を構成するときでも、接合部分の伸度不足を改善できるとともに、生地にミシン針の穴を空けることができない衣類においても生地の伸度不足を改善しうる衣類を提供する。
【解決手段】本発明の衣類は、ドット状の接着剤を用いて生地同士を固着させた接合部を有する衣類であって、前記接合部を構成する第1の生地は第2の生地に比べ、固着部同士の間を直線で結ぶ方向の間で生地が長くたるんでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ドット状の接着剤を用いて第1の生地と第2の生地を固着させた接合部を有する衣類であって、
前記接合部は平面状に延べ置いたとき、第1の生地は第2の生地に比べ、任意の接着剤同士の間を直線で結ぶ方向の間で5~100%長い部分を有し、たるみの凹凸が発現していることを特徴とする衣類。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記第1の生地が衣類の外側に、第2の生地が衣類の肌側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の衣類。
【請求項3】
前記接合部が衣類の開口部の一部であり、前記第2の生地が0.5~5.0cm幅を有し、長手方向に伸縮性を有するテープ状の部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の衣類。
【請求項4】
接着剤により固着されている部分が第2の生地の長さの5~50%であることを特徴とする請求項1または2に記載の衣類。
【請求項5】
前記接着剤が反応型ホットメルトであることを特徴とする請求項1または2に記載の衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ミシンを使用して生地を接合する代わりに接着剤によって生地どうしを接合して衣類を構成する技術が知られている。例えば特許文献1には、水着の裾部など表生地を折り返す場合、ホットメルトシートを接着して構成する関連技術が提案されている。
【0003】
他方、接着剤を用いて生地同士を接合した接合部に伸度特性を付与する技術として、衣類を構成する生地同士をドット状に付設した接着剤を用いて接合する技術が知られている。例えば特許文献2には、アンダーシャツの身頃と袖とを接合する場合に、ドット状やジグザグ状に繰り返し設けた接着剤により貼り合わせる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-264394号公報
特許第6249821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これらの技術をもって構成した衣類は、生地の伸縮特性以上の伸縮性を得ることができないことから、伸縮性が十分でない生地を使用した場合には着用感の良い衣類が得られるものではなかった。また、伸縮性を有する生地を使用した場合でも、接着剤を用いて生地同士を貼り付けている以上、接着された部分が生地の伸縮性を阻害することに変わりはなく、接着された部分の着用感が満足できるものではなかった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接着剤を用いて伸縮性が十分でない生地を接合し衣類を構成するときでも、接合部に伸縮性を付与して、着用感を改善しうる衣類を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る衣類は、以下の構成を有する。
(1)ドット状の接着剤を用いて第1の生地と第2の生地を固着させた接合部を有する衣類であって、前記接合部は平面状に延べ置いたとき、第1の生地は第2の生地に比べ、任意の接着剤同士の間を直線で結ぶ方向の間で5~100%長い部分を有し、たるみの凹凸が発現していることを特徴とする衣類。
(2)上記(1)の生地が衣類の外側に、第2の生地が衣類の肌側に配置されることを特徴とする(1)に記載の衣類。
(3)上記接合部が衣類の開口部の一部であり、第2の生地が0.5~5.0cm幅を有し、長手方向に伸縮性を有するテープ状の部材であることを特徴とする(1)または(2)に記載の衣類。
(4)接着剤により固着されている部分が第2の生地の長さの5~50%であることを特徴とする(1)~(3)のいずれかに記載の衣類。
(5)上記接着剤が反応型ホットメルトであることを特徴とする(1)~(4)のいずれかに記載の衣類。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接着剤を用いて伸度特性の十分でない生地を接合し衣類を構成するときでも、接合部に伸縮性を付与して着用感を改善しうる衣類を提供することができる。また、防塵や防水の機能を有する衣類においては、その機能を阻害することなく伸縮性を付与して着用感を改善しうる衣類を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1および2に係る接合部の断面を模式的に示す図である。
図2は、接合部に配置された接着剤が付設された態様を模式的に示す図である。
図3は、実施の形態1に係る衣類の外観を示す図である。
図4は、実施の形態2に係る衣類の外観を示す図である。
図5は、接合部に配置された接着剤が付設された態様を模式的に示す図である。
図6は、実施の形態1および2に係る接合部の断面を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という」)を説明する。なお、図面はあくまでも模式的なものである。
(【0011】以降は省略されています)

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