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公開番号2023075766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188874
出願日2021-11-19
発明の名称測定装置
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類G01N 35/10 20060101AFI20230524BHJP(測定;試験)
要約【課題】従来よりも測定効率の高い測定装置を実現する。
【解決手段】測定装置(1)は、セル(4a・5a)を円に沿って配置可能なターンテーブル(3)と、セルに液体を注入するノズル(13)を、先端が円弧(C)を描くように移動させるアーム(11)とを備え、ノズルの先端が描く円弧と重なる位置に、ノズルに供給される液体を貯留する液体貯留部(8)、ノズルから排出された液体を受け入れる洗浄部(10)またはノズルの洗浄を行う洗浄部(9・10)が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
検体または試薬を貯留する複数のセルを少なくとも1つの仮想的な円またはその一部に沿って配置可能な回転体と、
前記複数のセルの少なくとも1つに液体を注入するノズルを移動させる移動機構とを備え、
前記移動機構は、前記ノズルの先端が円弧を描くように前記ノズルを移動させ、
平面視した場合に前記ノズルの先端が描く円弧と重なる位置に、前記ノズルに供給される液体を貯留する液体貯留部、前記ノズルから排出された液体を受け入れる受液部および前記ノズルの洗浄を行う洗浄部のいずれか少なくとも1つが設けられている測定装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記回転体には、前記検体を貯留する複数の検体貯留部を前記円またはその一部に沿って配置可能であり、
前記複数の検体貯留部が形成する円の外側に、前記複数のセルを配置可能であり、
前記液体貯留部、前記受液部および前記洗浄部は、前記回転体の外側に設けられている請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記ノズルから排出された液体を受け入れる前記受液部を備え、
前記ノズルが注入動作を行わない待機状態では、前記ノズルの先端は、前記受液部の上方に位置している請求項1または2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記ノズルに対して気体を吹き付けることにより、前記ノズルの液滴を除去する気体噴出部を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の測定装置。
【請求項5】
前記ノズル内の流体の吸引および排出を行う第1および第2ポンプを備え、
第1ポンプと第2ポンプとは、容量が異なっている請求項1から4のいずれか1項に記載の測定装置。
【請求項6】
前記回転体には、試薬を溶解させる容器を配置可能であり、
前記容器には、前記回転体の径方向に沿って複数の区画が設けられている請求項1から5のいずれか1項に記載の測定装置。
【請求項7】
検体または試薬を貯留する複数のセルを少なくとも1つの仮想的な円またはその一部に沿って配置可能な回転体と、
前記複数のセルの少なくとも1つに検査光を出射する発光部と、
前記セルを透過した検査光を受光する受光部とを備え、
前記複数のセルには、大きさの異なるセルが含まれているか、前記複数のセルとは大きさが異なる容器をさらに前記回転体に配置可能であり、
前記複数のセルおよび前記容器は、前記回転体の外縁側に位置する外側面を有し、
前記外側面が前記回転体の外縁に沿って揃うように、前記複数のセルが配置可能であるか、前記複数のセルおよび前記容器が配置可能であり、
前記検査光は、前記複数のセルの、前記回転体の中心に近い側から、前記中心から遠い側に向かう方向に出射され、
前記受光部は、前記外側面と対向する位置に設けられている測定装置。
【請求項8】
前記回転体には、前記複数のセルを複数の同心円またはその一部に沿うように配置可能であり、
前記複数の同心円のうちの第一の円を構成する複数のセルに対応する第1の光学系と、前記同心円のうちの第二の円を構成する複数のセルに対応する第2の光学系とを備える請求項7に記載の測定装置。
【請求項9】
前記第一の円を構成する複数のセルと、前記第二の円を構成する複数のセルとは、互いに異なる高さに位置している請求項8に記載の測定装置。
【請求項10】
前記複数のセル内に攪拌子が存在している場合でも、前記検査光の光路が、前記攪拌子によって遮られないように前記発光部と前記受光部との位置関係が規定されている請求項7から9のいずれか1項に記載の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検体中の物質の濃度を光学的に測定する測定装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
検体に含まれる特定の物質の濃度を光学的な手法により測定する装置が知られている。例えば、特許文献1には、土壌の減衰スペクトルに基づいて硝酸性窒素濃度を判定する硝酸性窒素測定システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-75692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の測定装置では、多数の検体について測定を行う場合の測定効率が十分に高くない。本発明の一態様は、従来よりも測定効率の高い測定装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る測定装置は、検体または試薬を貯留する複数のセルを少なくとも1つの仮想的な円またはその一部に沿って配置可能な回転体と、前記複数のセルの少なくとも1つに液体を注入するノズルを移動させる移動機構とを備え、前記移動機構は、前記ノズルの先端が円弧を描くように前記ノズルを移動させ、平面視した場合に前記ノズルの先端が描く円弧と重なる位置に、前記ノズルに供給される液体を貯留する液体貯留部、前記ノズルから排出された液体を受け入れる受液部および前記ノズルの洗浄を行う洗浄部のいずれか少なくとも1つが設けられている。
【0006】
また、本発明の一態様に係る測定装置は、検体または試薬を貯留する複数のセルを少なくとも1つの仮想的な円またはその一部に沿って配置可能な回転体と、前記複数のセルの少なくとも1つに検査光を出射する発光部と、前記セルを透過した検査光を受光する受光部とを備え、前記複数のセルには、大きさの異なるセルが含まれているか、前記複数のセルとは大きさが異なる容器をさらに前記回転体に配置可能であり、前記複数のセルおよび前記容器は、前記回転体の外縁側に位置する外側面を有し、前記外側面が前記回転体の外縁に沿って揃うように、前記複数のセルが配置可能であるか、前記複数のセルおよび前記容器が配置可能であり、前記検査光は、前記複数のセルの、前記回転体の中心に近い側から、前記中心から遠い側に向かう方向に出射され、前記受光部は、前記外側面と対向する位置に設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、従来よりも測定効率の高い測定装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る測定装置の平面図である。
実施形態1に係る測定装置が備えるターンテーブルの平面図である。
セル部材の形状を示す斜視図である。
別のセル部材の形状を示す斜視図である。
試薬を溶解させる容器の形状を示す斜視図である。
実施形態1に係る測定装置の、ターンテーブルを取り外した状態の斜視図である。
実施形態1に係る測定装置におけるアーム、チューブおよびノズルの斜視図である。
本体の内部における貯留部、洗浄部および溶媒供給部の構成について説明するための図である。
光学系の構成を示す図である。
実施形態1に係る測定装置の動作の一例を示すフローチャートである。
実施形態2に係る測定装置の平面図である。
実施形態2に係る測定装置の内部の構成を示す図である。
第一の円を構成するセルと、第二の円を構成するセルとの位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
【0010】
(測定装置1の構成)
図1は、測定装置1の平面図である。図2は、測定装置1が備えるターンテーブル3の平面図である。測定装置1は、検体中の物質の濃度を光学的に測定する測定装置であり、例えば土壌抽出液の成分を測定する測定装置である。図1および図2に示すように、測定装置1は、本体2、本体2に対して回転駆動するターンテーブル(回転体)3、ターンテーブル3に配置された複数のセル4aおよび複数のセル5aの少なくとも1つに液体(検体または試薬)を注入するノズル13、を備えている。複数のセル4a・5aは、円形のターンテーブル3の外縁に沿って位置している。すなわち、複数のセル4a・5aは、仮想的な円またはその一部に沿って配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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