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公開番号2023042097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149203
出願日2021-09-14
発明の名称弾性経編地および衣料
出願人東レ株式会社
代理人
主分類D04B 21/18 20060101AFI20230317BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】
本発明は、弾性繊維および非弾性繊維から編成される弾性経編地に関し、高速運動時においても身体の動きに追従する弾性経編地を提供することを目的とする。
【解決手段】
弾性繊維および非弾性繊維から編成される弾性経編地であって、前記弾性繊維が、ポリオール成分がテトラヒドロフランと3-アルキルテトラヒドロフランとのコポリエーテルポリオールであるポリウレタンエラストマーからなり、前記弾性繊維が二目編組織で編成されてなり、前記弾性繊維のCF指数が下記式(式1)を満たし、
√d/Ls≦10.0 ・・・(式1)
(ただし、dは弾性繊維の総繊度、Lsは弾性繊維の1コース当たりのシンカーループ長である)
該編地の100%伸長時の緯方向におけるヒステリシスロス率が40%以下である弾性経編地。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
弾性繊維および非弾性繊維から編成される弾性経編地であって、前記弾性繊維が、ポリオール成分がテトラヒドロフランと3-アルキルテトラヒドロフランとのコポリエーテルポリオールであるポリウレタンエラストマーからなり、前記弾性繊維が二目編組織で編成されてなり、前記弾性繊維のCF指数が下記式(式1)を満たし、
√d/L

≦10.0 ・・・(式1)
(ただし、dは弾性繊維の総繊度、L

は弾性繊維の1コース当たりのシンカーループ長である)
前記弾性経編地の100%伸長時の緯方向におけるヒステリシスロス率が40%以下である弾性経編地。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記弾性経編地を編地経方向および緯方向に対してそれぞれ筒状とし、デマッチャー疲労試験機に筒状サンプルを径寸法10cm、高さ寸法10cmで取り付け、有効投影面積:105cm

となるように高さ方向に5%伸長させた後、高さ方向に対して伸縮速度3回/秒にて50%伸縮運動を繰り返し実施した際の、編地経方向および緯方向に対する生地たるみ面積の平均値が0.8cm

以下である請求項1に記載の弾性経編地。
【請求項3】
前記弾性繊維が、総繊度30~120dtexである請求項1または2に記載の弾性経編地。
【請求項4】
前記非弾性繊維が、仮撚捲縮加工糸である請求項1~3のいずれかに記載の弾性経編地。
【請求項5】
前記非弾性繊維が、ポリアミド系繊維である請求項1~4のいずれかに記載の弾性経編地。
【請求項6】
前記非弾性繊維が、総繊度40~100dtexである請求項1~5のいずれかに記載の弾性経編地。
【請求項7】
破裂強さが350kPa以上である請求項1~6のいずれかに記載の弾性経編地。
【請求項8】
請求書1~7のいずれかに記載の弾性経編地を少なくとも一部に用いてなる衣料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性経編地および衣料に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、激しい運動に伴う身体の動きを補助する機能を有するとともに、筋肉の疲労を軽減させるモーションサポート機能を有する衣料が求められており、同衣料に用いられる弾性編地への要求が高まってきている。同衣料は着用時のフィット感が良く、高速運動時においても身体の動きに追従することで身体の筋肉等を適切にサポートし、運動機能向上に寄与することができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、伸長回復特性に優れる弾性繊維のシンカーループの方向を編組織によって制御することにより、編地経方向に対する運動追従性を高めた編地が提案されている。また、特許文献2には、弾性繊維を用い、編地経方向、緯方向に対する伸長バランスおよび伸長回復特性に優れた編地が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-528385号公報
特開2010-189815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、編地経方向の運動追従性に特化した編組織であることから、編地緯方向に対する運動追従性、伸長回復特性には改善の余地があった。
【0006】
特許文献2では、経方向、緯方向に対する伸長回復特性に優れるものの、高速伸縮運動時の運動追従性についての配慮がなされていない。よって、高速運動を伴う、例えば短距離走等のスポーツ衣料に適用した場合においては、運動中に生地にたるみが生じ、筋肉サポート機能が低減することが考えられる。
【0007】
したがって、本発明は、弾性繊維および非弾性繊維から編成される弾性経編地に関し、高速運動時においても身体の動きに追従する弾性経編地および衣料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するために次の構成を有する。
【0009】
(1)弾性繊維および非弾性繊維から編成される弾性経編地であって、前記弾性繊維が、ポリオール成分がテトラヒドロフランと3-アルキルテトラヒドロフランとのコポリエーテルポリオールであるポリウレタンエラストマーからなり、前記弾性繊維が二目編組織で編成されてなり、前記弾性繊維のCF指数が下記式(式1)を満たし、
√d/L

≦10.0 ・・・(式1)
(ただし、dは弾性繊維の総繊度、L

は弾性繊維の1コース当たりのシンカーループ長である)
前記弾性経編地の100%伸長時の緯方向におけるヒステリシスロス率が40%以下である弾性経編地。
【0010】
(2)前記弾性経編地を編地経方向および緯方向に対してそれぞれ筒状とし、デマッチャー疲労試験機に筒状サンプルを径寸法10cm、高さ寸法10cmで取り付け、有効投影面積:105cm

となるように高さ方向に5%伸長させた後、高さ方向に対して伸縮速度3回/秒にて50%伸縮運動を繰り返し実施した際の、編地経方向および緯方向に対する生地たるみ面積の平均値が0.8cm

以下である(1)に記載の弾性経編地。
(【0011】以降は省略されています)

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