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公開番号
2025179257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-09
出願番号
2025158899,2022127923
出願日
2025-09-25,2022-08-10
発明の名称
負極活物質、リチウムイオン電池および負極活物質の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
4/587 20100101AFI20251202BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】リチウム析出耐性が向上した負極活物質を提供すること。
【解決手段】リチウムイオン電池用の負極活物質であって、炭素材料および前記炭素材料を被覆する炭素膜を含み、前記炭素材料は、炭素およびホウ素を含み、前記炭素材料におけるホウ素の含有率は、0.2原子%以上3.5原子%未満であり、前記負極活物質は、0.35以上0.85以下のR値を有し、前記R値は、前記負極活物質のラマンスペクトルにおける、Gバンドに対するDバンドの比である、負極活物質。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
リチウムイオン電池用の負極活物質であって、
炭素材料および前記炭素材料を被覆する炭素膜を含み、
前記炭素材料は、炭素およびホウ素を含み、
前記炭素材料におけるホウ素の含有率は、0.2原子%以上3.5原子%未満であり、
負極活物質は、0.35以上0.85以下のR値を有し、
前記R値は、負極活物質のラマンスペクトルにおける、Gバンドに対するDバンドの比である、負極活物質。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記炭素材料は、人造黒鉛を含む、請求項1に記載の負極活物質。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の負極活物質を含む負極と、正極と、セパレータと、電解液と、を含む、リチウムイオン電池。
【請求項4】
リチウムイオン電池用の負極活物質の製造方法であって、
炭素源およびホウ素源を混合し、第1混合物を得る工程と、
前記第1混合物を焼成し、炭素材料を製造する工程と、
前記炭素材料および炭素膜の前駆体を混合し、第2混合物を得る工程と、
前記第2混合物を焼成し、前記炭素材料が前記炭素膜で被覆された負極活物質を製造する工程と、を備え、
前記炭素源に対する前記ホウ素源の含有量は、1.5質量%以上17.5質量%以下である、負極活物質の製造方法。
【請求項5】
前記第1混合物の焼成温度は、1500℃以上3000℃以下であり、
前記第1混合物の焼成時間は、30分以上2時間以下である、請求項4に記載の負極活物質の製造方法。
【請求項6】
前記炭素源の平均粒径は、2.5μm以上15μm以下であり、
前記ホウ素源の平均粒径は、0.1μm以上5.0μm以下である、請求項4または請求項5に記載の負極活物質の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、負極活物質、リチウムイオン電池および負極活物質の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2021-165223号公報)には、ホウ素元素が炭素元素を置換するようにドープされている炭素材料であって、炭素材料中のホウ素元素の含有量が0.005~15mol%であり、炭素材料の表面の炭素元素を置換するようにドープされているホウ素元素の含有量をX(mol%)、炭素材料中のホウ素元素の含有量をY(mol%)、としたとき、X/Y<0.8であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-165223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウムイオン電池(以下「電池」と略記され得る。)の負極活物質として、黒鉛等の炭素材料が広く用いられている。炭素材料は、電子伝導性を有する。一方、炭素材料単体では電子伝導性が不十分である。そこで、電子伝導性を改善するために、特許文献1では、炭素材料にホウ素をドーピングしている。
【0005】
しかし、炭素材料にホウ素をドーピングした場合、電極内のイオン電導よりも電子の供給が過剰になるため、リチウム(Li)の析出が起こりやすくなる。そのため、リチウム析出耐性に改善の余地がある。
【0006】
したがって、本開示の目的は、リチウム析出耐性が向上した負極活物質を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本明細書の作用メカニズムは推定を含む。作用メカニズムは本開示の技術的範囲を限定しない。
【0008】
〔1〕 リチウムイオン電池用の負極活物質であって、
炭素材料および前記炭素材料を被覆する炭素膜を含み、
前記炭素材料は、炭素およびホウ素を含み、
前記炭素材料におけるホウ素の含有率は、0.2原子%以上3.5原子%未満であり、
負極活物質は、0.35以上0.85以下のR値を有し、
前記R値は、負極活物質のラマンスペクトルにおける、Gバンドに対するDバンドの比である、負極活物質。
【0009】
R値は結晶性の指標であり、R値が小さい程、結晶性が低いことを意味する。ホウ素を含む炭素材料を低結晶性の炭素膜が被覆することにより、炭素材料の表層の電子伝導性が適切に保たれる。その結果、電子の供給が過剰になることが抑制されるため、リチウム析出耐性が向上すると考えられる。
【0010】
一方、炭素材料に含まれるホウ素の含有率が大きくなると、過剰なホウ素により電子の移動が阻害され、電子伝導性が低下するおそれがある。したがって、ホウ素の含有率を所定の範囲内とする必要があると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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