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公開番号
2025177845
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084972
出願日
2024-05-24
発明の名称
積層体、包装材及び包装袋
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/06 20060101AFI20251128BHJP(積層体)
要約
【課題】 2種以上の樹脂が含まれるリサイクル材を含有しつつ、十分なヒートシール時の信頼性及び製膜性を有し、外観にも優れる積層体、包装材及び包装袋を提供すること。
【解決手段】 積層体10aは、シーラントフィルム1aと、接着剤層5と、基材フィルム6と、をこの順に備え、シーラントフィルム1aは、2種以上の樹脂が含まれるリサイクル材を含有するリサイクル材含有層2と、リサイクル材含有層の接着剤層5から遠い主面に積層されたシーラント層3と、を備え、シーラント層3のリサイクル材含有層2側とは反対側の表面S
3a
の算術表面粗さが、0.5μm以上5μm以下である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シーラントフィルムと、接着剤層と、基材フィルムと、をこの順に備える積層体であって、前記シーラントフィルムは、2種以上の樹脂が含まれるリサイクル材を含有するリサイクル材含有層と、前記リサイクル材含有層の前記接着剤層から遠い主面に積層されたシーラント層と、を備え、前記シーラント層の前記リサイクル材含有層側とは反対側の表面の算術表面粗さが、0.5μm以上5μm以下である、積層体。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記接着剤層が、無溶剤型接着剤の反応硬化物を含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記シーラント層の厚みが5μm以上70μm以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記シーラント層の前記表面における凸部の最大高さHが0.5μm以上10μm以下であり、当該最大高さHを有する凸部は、最大高さHの半分における幅Wと最大高さHとの比[W/H]が20以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記リサイクル材に含まれる前記2種以上の樹脂のうちの含有比率が最も大きい樹脂が、ポリエチレン系樹脂又はポリプロピレン系樹脂である、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記リサイクル材含有層の前記接着剤層に近い主面に積層された補助層を更に備える、請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
前記補助層が、前記リサイクル材含有層における含有比率が最も大きい樹脂と同種のバージン樹脂を含有する、請求項6に記載の積層体。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層体を備える、包装材。
【請求項9】
前記リサイクル材に含まれるプラスチック材料の含有量が、包装材におけるプラスチック材料全量を基準として、10質量%以上である、請求項8に記載の包装材。
【請求項10】
請求項8に記載の包装材から製袋される包装袋。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、包装材及び包装袋に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般にプラスチックフィルムは、軽量である、化学的に安定である、加工がしやすい、柔軟で強度がある、大量生産が可能、などの性質があり、様々なものに利用されている。その用途としては、例えば、食料品や医薬品等を包装する包装材や、点滴パック、買い物袋、ポスター、テープ、液晶テレビ等に利用される光学フィルム、保護フィルム、窓に貼合するウィンドウフィルム、ビニールハウス、建装材等々、多岐にわたる。具体的な材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリイミドなどの熱硬化性樹脂などが挙げられる。
【0003】
用途により適正なプラスチック材料が選択され、さらに、それらを複数種類重ね、積層体とすることもなされている。また、複数のプラスチック材料を1つの層中に混ぜることで、単一材料の欠点を補うようにした用い方もある。
【0004】
昨今の環境問題への取り組みとしてプラスチック製品のリサイクルが期待され、様々なリサイクル方法が検討されている。例えばペットボトルは回収した製品を洗浄・粉砕し原料として再利用するマテリアルリサイクルや、モノマー化するケミカルリサイクルの技術が確立されている。
【0005】
また、ポリエチレンのマテリアルリサイクルとして、再生ポリエチレンをフィルム等の用途に使用することが検討されている。例えば、下記特許文献1には、再生ポリエチレン樹脂を含むシーラントフィルムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2022/124229号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
リサイクル材のなかには種類の異なる樹脂が含まれるものもある。そこで、そのようなリサイクル材をシーラントフィルムの原料としてリサイクルすることを本発明者らが検討したところ、リサイクル材を含有する層を設けたシーラントフィルムにおいて、ヒートシール時の信頼性が低下する場合のあることが明らかとなった。
【0008】
他方、シーラントフィルムなどのフィルム製品は、製膜から巻き取りまでの段階で折れやシワの発生がなく成形加工できるという特性(以下、「製膜性」ともいう)を有していることが求められる。フィルムの製膜性が不十分であると、巻き取り後のフィルムにおいて折れやシワに起因する外観不良が発生しやすくなる。
【0009】
また、意匠性やガスバリア性などの機能を有する包装材を作製する場合、シーラントフィルムに、印刷層や蒸着層等の機能層が設けられた基材フィルムを接着剤で貼り合わせることがあるが、シーラントフィルムの平滑性が低いと、得られる積層体に気泡が発生しやすくなり、外観不良を起こしやすい。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、2種以上の樹脂が含まれるリサイクル材を含有しつつ、十分なヒートシール時の信頼性及び製膜性を有し、外観にも優れる積層体、包装材及び包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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