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公開番号2025176884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083258
出願日2024-05-22
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06N 99/00 20190101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約【課題】組み合わせ最適化問題における求解精度のさらなる向上を図ること。
【解決手段】本開示の情報処理装置は、組み合わせ最適化問題をそれぞれ異なる求解条件で求解するよう設定された複数の求解装置のうち、少なくとも1つの求解装置を選択する選択部と、選択した求解装置による求解処理を実行して、実行後における求解装置の性能を評価する指標を求める実行部と、備え、求解装置を選択し、選択した求解装置による求解処理を実行して指標を求める一連の処理を繰り返し行う。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項１】
組み合わせ最適化問題をそれぞれ異なる求解条件で求解するよう設定された複数の求解装置のうち、少なくとも１つの前記求解装置を選択する選択部と、
選択した前記求解装置による求解処理を実行して、実行後における前記求解装置の性能を評価する指標を求める実行部と、
を備え、
前記求解装置を選択し、選択した前記求解装置による求解処理を実行して前記指標を求める一連の処理を繰り返し行う、
情報処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載の情報処理装置であって、
前記一連の処理を繰り返し行う際に、前記実行部は、前記求解処理を実行して求めた前記求解装置の前記指標を更新して記憶し、
予め設定された条件を満たすよう前記一連の処理の繰り返し行った後に、前記実行部は、前記指標に基づいて前記求解装置の情報を出力する、
情報処理装置。
【請求項３】
請求項１に記載の情報処理装置であって、
前記一連の処理を繰り返し行う際に、前記選択部は、ランダムに前記求解装置を選択することを含む、
情報処理装置。
【請求項４】
請求項３に記載の情報処理装置であって、
前記一連の処理を繰り返し行う際に、前記選択部は、前記指標の値に基づく確率で前記求解装置を選択することを含む、
情報処理装置。
【請求項５】
請求項１に記載の情報処理装置であって、
前記一連の処理を繰り返し行う際に、前記選択部は、ランダムに前記求解装置を選択することと、前記指標の値に基づいて前記求解装置を選択することと、を含む、
情報処理装置。
【請求項６】
請求項５に記載の情報処理装置であって、
前記一連の処理を繰り返し行う際に、当該一連の処理を１回又は複数回行う毎に、前記選択部は、ランダムに前記求解装置を選択することと、前記指標の値に基づいて前記求解装置を選択することと、を切り替える、
情報処理装置。
【請求項７】
請求項１に記載の情報処理装置であって、
前記一連の処理を繰り返し行う際に、前記選択部は、前記求解装置の選択回数に基づいて前記求解装置を選択する、
情報処理装置。
【請求項８】
請求項７に記載の情報処理装置であって、
前記一連の処理を繰り返し行う際に、前記選択部は、全ての前記求解装置を少なくとも１回選択する、
情報処理装置。
【請求項９】
組み合わせ最適化問題をそれぞれ異なる求解条件で求解するよう設定された複数の求解装置のうち、少なくとも１つの前記求解装置を選択し、
選択した前記求解装置による求解処理を実行して、実行後における前記求解装置の性能を評価する指標を求める、
といった一連の処理を繰り返し行う、
情報処理方法。
【請求項１０】
組み合わせ最適化問題をそれぞれ異なる求解条件で求解するよう設定された複数の求解装置のうち、少なくとも１つの前記求解装置を選択し、
選択した前記求解装置による求解処理を実行して、実行後における前記求解装置の性能を評価する指標を求める、
といった一連の処理を繰り返し行う、
処理を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
組み合わせ最適化問題の求解方法として、特許文献１に記載されているように、シミュレーテッドアニーリングが知られている。シミュレーテッドアニーリングでは、最適化問題における解の探索時に、近傍解の評価値がよい場合にはかかる近傍解に必ず遷移し、近傍解の評価値が悪い場合には確率的に遷移しうる。このときの確率は、設定されている温度パラメータの値によって決定される。
【０００３】
このとき、温度パラメータが高温である場合には、評価値が悪い解への遷移確率が高くなり、局所解から抜け出すことができるが、最適解から遠ざかる場合もある。また、温度パラメータが低温である場合には、評価値が悪い解への遷移確率が低くなり、近傍の局所解に収束し、局所解から抜け出せなくなる場合もある。このため、シミュレーテッドアニーリングにて十分に長い時間をかけて徐々に温度を下げながら求解することで、最適解に到達することが期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開２０１９／２３４８３７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、組み合わせ最適化問題を実運用で求解する際には、有限時間でシミュレーテッドアニーリングを行う必要があり、解の初期状態や温度スケジュールといったアニーリング条件によっては、最終的に得られる解の精度が異なる。このため、組み合わせ最適化問題における求解精度のさらなる向上を図ることができない、という問題が生じる。
【０００６】
このため、本開示の目的の一つは、上述した課題である、組み合わせ最適化問題における求解精度のさらなる向上を図ることができない、ことを解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一形態である情報処理装置は、
組み合わせ最適化問題をそれぞれ異なる求解条件で求解するよう設定された複数の求解装置のうち、少なくとも１つの前記求解装置を選択する選択部と、
選択した前記求解装置による求解処理を実行して、実行後における前記求解装置の性能を評価する指標を求める実行部と、
を備え、
前記求解装置を選択し、選択した前記求解装置による求解処理を実行して前記指標を求める一連の処理を繰り返し行う、
という構成をとる。
また、本開示の一形態である情報処理方法は、
組み合わせ最適化問題をそれぞれ異なる求解条件で求解するよう設定された複数の求解装置のうち、少なくとも１つの前記求解装置を選択し、
選択した前記求解装置による求解処理を実行して、実行後における前記求解装置の性能を評価する指標を求める、
といった一連の処理を繰り返し行う、
という構成をとる。
また、本開示の一形態であるプログラムは、
組み合わせ最適化問題をそれぞれ異なる求解条件で求解するよう設定された複数の求解装置のうち、少なくとも１つの前記求解装置を選択し、
選択した前記求解装置による求解処理を実行して、実行後における前記求解装置の性能を評価する指標を求める、
といった一連の処理を繰り返し行う、
処理を実行させる、
という構成をとる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示は、以上のように構成されることにより、組み合わせ最適化問題における求解精度のさらなる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示にかかる情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
本開示にかかる情報処理装置の処理の様子の一例を示す図である。
本開示にかかる情報処理装置の処理の様子の一例を示す図である。
本開示にかかる情報処理装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
本開示にかかる情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本開示にかかる情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
＜第１の実施形態＞
本開示の第１の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面はいずれの実施形態においても関連しうる。
（【００１１】以降は省略されています）

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