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公開番号2025160789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063572
出願日2024-04-10
発明の名称異常検知装置
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20251016BHJP(計算;計数)
要約【課題】正しくラベルの貼り付け状態を判定し、異常を検知できる異常検知装置を提供する。
【解決手段】異常検知装置は、製品型番情報に対して、ラベルが貼られた対象物の画像を用いて学習された判定モデルと、対象物に貼られたラベルの画像を取得するカメラ群と、前記カメラ群と通信可能に接続されたコンピュータであって、前記カメラ群から前記ラベルの画像を受信し、前記ラベルの画像を2値化することによって数列データを生成し、前記ラベルの画像から製品型番情報を取得し、前記ラベルの画像と取得された前記製品型番情報とに基づいて、前記判定モデルにより前記ラベルの異常検知判定を行い、前記ラベルの異常が検知された場合に、前記ラベルの異常の通知を出力するように構成されたコンピュータと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
製品型番情報に対して、ラベルが貼られた対象物の画像を用いて学習された判定モデルを格納するデータベースと、
対象物に貼られたラベルの画像を取得するカメラ群と、
前記カメラ群と通信可能に接続されたコンピュータであって、
前記カメラ群から前記ラベルの画像を受信し、前記ラベルの画像を2値化することによって数列データを生成し、
前記ラベルの画像から製品型番情報を取得し、
前記ラベルの画像と取得された前記製品型番情報とに基づいて、前記判定モデルにより前記ラベルの異常検知判定を行い、
前記ラベルの異常が検知された場合に、前記ラベルの異常の通知を出力する
ように構成されたコンピュータと、
を備える、
異常検知装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記数列データは、2値化された前記ラベルの画像の画素列ごとの白の画素数の総和及び画素行ごとの白の画素数の総和に基づいて生成されるように構成された、請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項3】
前記ラベルの異常検知判定は、前記ラベルの画像を2値化することによって得られた数列データと、前記製品型番情報の文字列データとを前記判定モデルへ入力して行われるように構成された、請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項4】
前記ラベルの異常検知判定は、前記数列データのグラフの波形に基づいて行われるように構成された、請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項5】
前記ラベルの異常検知判定は、前記ラベルの状態が正常であるか、異常であるかを2値化判別して出力するように構成された、請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項6】
前記ラベルの異常検知判定は、前記ラベルの状態が異常である場合、前記ラベルの異常のモードを示す値を出力するように構成された、請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項7】
前記製品型番情報は、
前記ラベルの画像を2値化することによって得られた数列データからラベルの座標範囲を特定し、
前記ラベルの座標範囲ごとに、前記ラベルに記載された文字列データを取得することによって取得されるように構成された、請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項8】
前記判定モデルの学習は、少なくとも、製品型番情報及び、前記ラベルの貼り付けが正常に行われた画像から得られた数列データを用いて行われるように構成された、請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項9】
製品型番情報に対して、ラベルが貼られた対象物の画像を用いて学習された判定モデルを生成するステップと、
対象物に貼られたラベルの画像を取得するステップと、
前記ラベルの画像を2値化することによって数列データを生成するステップと、
前記ラベルの画像から製品型番情報を取得するステップと、
前記ラベルの画像と取得された前記製品型番情報とに基づいて、前記判定モデルにより前記ラベルの異常検知判定を行うステップと、
前記ラベルの異常が検知された場合に、前記ラベルの異常の通知を出力するステップと、
を備える、
異常検知方法。
【請求項10】
プロセッサにより実行させると、
製品型番情報に対して、ラベルが貼られた対象物の画像を用いて学習された判定モデルを生成することと、
対象物に貼られたラベルの画像を取得することと、
前記ラベルの画像を2値化することによって数列データを生成することと、
前記ラベルの画像から製品型番情報を取得することと、
前記ラベルの画像と取得された前記製品型番情報とに基づいて、前記判定モデルにより前記ラベルの異常検知判定を行うことと、
前記ラベルの異常が検知された場合に、前記ラベルの異常の通知を出力することと、
を前記プロセッサを含むコンピュータに実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は異常検知装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
製品の製造工程の管理において、対象物に必要な情報を記入したラベルを貼り付けて管理する方法が用いられる場合がある。この場合、対象物に正しいラベルが貼り付けられていること、ラベルが正しい位置に、正しい向きで貼り付けられていること、ラベルの汚損や損傷がないことが重要である。
【0003】
ラベルの貼り忘れや貼り間違いを人為的に防止する場合、作業者の変更の際に教育が必要である。また、作業者の不注意による、異常の見落としを完全に防止することはできない。そこで、このようなラベルの貼り付け状態を検査する技術として、検査対象物を撮影することによって得られる撮影画像データを用いて、対象物に貼り付けられたラベルの検査を行う技術が知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、食品パックに貼られたラベルを検査する方法及び装置が開示されている。特許文献1の方法及び装置は、線走査カメラを用いて、食品パックに貼り付けられたラベルを撮影する。撮影された画像データは、参照データと比較され、パターンマッチングが行われる。得られたパターンマッチングスコアを評価することにより、食品パックに貼り付けられたラベルを検査する。
【0005】
しかしながら、このような検査方法では、ラベル同士が重なっている場合に正しい判定を行うことが難しい。さらにラベルの傾きや、ラベルが本来貼り付けられるべき位置からずれた位置に貼り付けられていると、判定制度が低下し、正しい判定ができない場合がある。また、複数のラベルが貼り付けられている場合、1枚ずつラベル画像をマスタ画像としてパターンマッチングを行う必要があり、判定処理が多くなり、判定に時間がかかる。さらにラベルの種類ごとにマスタ画像が必要となる。また、ラベル内に印字された文字が、パターンマッチングに用いられるマスタ画像に記載の文字に対して、例えば製造日時などの差分が存在する可能性がある。このような差分が存在することを考慮して検査を行うことは容易ではない。そこで、一般的には、ラベル同士が重なっていないこと、ラベルの文字に差分が存在しないことを前提として、ラベルの検査方法が検討されてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2022-505986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上のように、パターンマッチングを用いたラベルの検査方法では、パターンマッチングに用いるマスタ画像をラベルの種類ごとに準備する必要があった。また、ラベルの重なりや印字内容の差分を考慮した検査が容易ではなかった。
【0008】
本開示の目的は、上述の課題を解決する異常検知装置、異常検知方法、プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る異常検知装置は、
製品型番情報に対して、ラベルが貼られた対象物の画像を用いて学習された判定モデルと、
対象物に貼られたラベルの画像を取得するカメラ群と、
前記カメラ群と通信可能に接続されたコンピュータであって、
前記カメラ群から前記ラベルの画像を受信し、前記ラベルの画像を2値化することによって数列データを生成し、
前記ラベルの画像から製品型番情報を取得し、
前記ラベルの画像と取得された前記製品型番情報とに基づいて、前記判定モデルにより前記ラベルの異常検知判定を行い、
前記ラベルの異常が検知された場合に、前記ラベルの異常の通知を出力する
ように構成されたコンピュータと、
を備える。
【0010】
本開示の一態様に係る異常検知方法は、製品型番情報に対して、ラベルが貼られた対象物の画像を用いて学習された判定モデルを生成するステップと、
対象物に貼られたラベルの画像を取得するステップと、
前記ラベルの画像を2値化することによって数列データを生成するステップと、
前記ラベルの画像から製品型番情報を取得するステップと、
前記ラベルの画像と取得された前記製品型番情報とに基づいて、前記判定モデルにより前記ラベルの異常検知判定を行うステップと、
前記ラベルの異常が検知された場合に、前記ラベルの異常の通知を出力するステップと、
を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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