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公開番号2025171253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076393
出願日2024-05-09
発明の名称交渉装置、交渉方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 30/06 20230101AFI20251113BHJP(計算;計数)
要約【課題】納期調整を好適に実行することが可能な交渉装置、交渉方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】交渉装置1Xは、候補案取得手段32Xと、粒度決定手段30Xと、を有する。候補案取得手段32Xは、交渉相手である交渉主体との間で行われる交渉において、交渉主体から提供された、納期が設けられた商品の納品量を含む合意候補案を取得する。粒度決定手段30Xは、合意候補案に基づき、納期の調整に用いる商品の納品量の粒度を決定する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
交渉相手である交渉主体との間で行われる交渉において、前記交渉主体から提供された、納期が設けられた商品の納品量を含む合意候補案を取得する候補案取得手段と、
前記合意候補案に基づき、前記納期の調整に用いる前記商品の納品量の粒度を決定する粒度決定手段と、
を有する交渉装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記粒度決定手段は、前記交渉の前に合意された前記納品量の集合と、前記合意候補案に含まれる前記納品量の集合と、の和集合の最大公約数に基づき、前記粒度を決定する、請求項1に記載の交渉装置。
【請求項3】
前記粒度決定手段は、前記最大公約数と、前記和集合のうち最大の納品量とに基づき、前記粒度を決定する、請求項2に記載の交渉装置。
【請求項4】
前記交渉主体に提供する前記合意候補案の代替案として、前記粒度による前記商品の複数の納品量と、当該複数の納品量の各々の納期と、を少なくとも指定した案を決定する代替案決定手段をさらに有する、請求項1に記載の交渉装置。
【請求項5】
前記粒度決定手段により決定された前記粒度は、前記交渉の前に定められた既定の粒度よりも細かい、請求項1に記載の交渉装置。
【請求項6】
前記既定の粒度は、SPQ、MOQ、SNPの少なくともいずれかにより定まる前記納品量の粒度である、請求項5に記載の交渉装置。
【請求項7】
前記交渉主体は、商品を供給するサプライヤーである、請求項1に記載の交渉装置。
【請求項8】
前記候補案取得手段は、前記交渉の前に定められた既定の粒度に制限されずに前記納品量が前記交渉主体から指定された前記合意候補案を取得する、請求項7に記載の交渉装置。
【請求項9】
コンピュータが、
交渉相手である交渉主体との間で行われる交渉において、前記交渉主体から提供された、納期が設けられた商品の納品量を含む合意候補案を取得し、
前記合意候補案に基づき、前記納期の調整に用いる前記商品の納品量の粒度を決定する、
交渉方法。
【請求項10】
交渉相手である交渉主体との間で行われる交渉において、前記交渉主体から提供された、納期が設けられた商品の納品量を含む合意候補案を取得し、
前記合意候補案に基づき、前記納期の調整に用いる前記商品の納品量の粒度を決定する処理をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、交渉装置、交渉方法及びプログラムの技術分野に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
発注側と受注側との条件調整に関する交渉を自動で行うシステムが知られている。例えば、特許文献1には、想定される発注側からの注文に応じた交渉候補を予め記憶しておき、発注側から受信した交渉条件に対して効用の大きい交渉候補から優先して発注側に送信する自動交渉システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2021/024414
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
納期調整を行う際、生産ロット、梱包、輸送等の諸事情により、発注できる最低数量であるMOQ(Minimum Order Quantity)、発注できる最小単位であるSPQ(Standard Packing Quantity)、出荷時の梱包量であるSNP(Standard Number of Package)などにより規定される納品量の粒度を遵守しながら調整を行うことが基本となる。一方、このような納品量の粒度の制限を緩和しなければ合意に辿り着くことができない場合がある。
【0005】
本開示の目的の一つは、上述した課題を鑑み、納期調整を好適に実行することが可能な交渉装置、交渉方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
交渉装置の一の態様は、
交渉相手である交渉主体との間で行われる交渉において、前記交渉主体から提供された、納期が設けられた商品の納品量を含む合意候補案を取得する候補案取得手段と、
前記合意候補案に基づき、前記納期の調整に用いる前記商品の納品量の粒度を決定する粒度決定手段と、
を有する交渉装置である。
【0007】
交渉方法の一の態様は、
コンピュータが、
交渉相手である交渉主体との間で行われる交渉において、前記交渉主体から提供された、納期が設けられた商品の納品量を含む合意候補案を取得し、
前記合意候補案に基づき、前記納期の調整に用いる前記商品の納品量の粒度を決定する、
交渉方法である。
【0008】
プログラムの一の態様は、
交渉相手である交渉主体との間で行われる交渉において、前記交渉主体から提供された、納期が設けられた商品の納品量を含む合意候補案を取得し、
前記合意候補案に基づき、前記納期の調整に用いる前記商品の納品量の粒度を決定する処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本開示による効果の一例では、納期調整を好適に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
交渉システムの構成を示す。
プラットフォーム提供装置のハードウェア構成を示す。
端末装置のハードウェア構成を示す。
交渉プラットフォームにおける機能ブロックの一例である。
(A)交渉主体Aがオファーを提案したときの注文番号「P000125」についての交渉前の合意案と提案したオファーとの対応を示すテーブルである。(B)交渉主体Bによるカウンターオファーが提案された時点での注文番号「P000125」についての交渉前の合意案と提案されたオファーとの対応を示すテーブルである。(C)交渉主体Bによるオファーに対して交渉主体Aが新たにオファーを提案した時点での注文番号「P000125」についての交渉前の合意案と提案されたオファーとの対応を示すテーブルである。
交渉主体Aの自動交渉を行う交渉AIが交渉相手である交渉主体Bからオファーを受信した場合に実行する処理の手順を示すフローチャートの一例である。
交渉システムの構成を示す。
交渉装置の機能ブロック図である。
交渉装置の処理手順を示すフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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