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公開番号2025177566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084520
出願日2024-05-24
発明の名称情報処理装置、方法、及び、プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G06F 8/20 20180101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約【課題】ソフトウェア開発のために記述された自然言語の文章から、オブジェクト指向に基づく効率的なソフトウェア開発を支援する。
【解決手段】情報処理装置は、ソフトウェアの要求仕様が自然言語で記述された要求仕様文章を所定の文型に沿って文の集合へ変換させるための第1の指示文章と、当該要求仕様文章とを含めた第1の入力テキストを、所定の言語モデルに対して入力する第1の入力手段と、言語モデルにより第1の指示文章に基づき要求仕様文章から変換された文の集合を取得する第1の取得手段と、オブジェクト指向に基づくソフトウェア設計手法により文の集合をモデルデータへ変換させるための第2の指示文章と、当該文の集合とを含めた第2の入力テキストを、言語モデルに対して入力する第2の入力手段と、言語モデルにより第2の指示文章に基づき文の集合から変換されたモデルデータを取得する第2の取得手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ソフトウェアの要求仕様が自然言語で記述された要求仕様文章を所定の文型に沿って文の集合へ変換させるための第1の指示文章と、当該要求仕様文章とを含めた第1の入力テキストを、所定の言語モデルに対して入力する第1の入力手段と、
前記言語モデルにより前記第1の指示文章に基づき前記要求仕様文章から変換された前記文の集合を取得する第1の取得手段と、
オブジェクト指向に基づくソフトウェア設計手法により前記文の集合をモデルデータへ変換させるための第2の指示文章と、当該文の集合とを含めた第2の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力する第2の入力手段と、
前記言語モデルにより前記第2の指示文章に基づき前記文の集合から変換されたモデルデータを取得する第2の取得手段と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記モデルデータは、前記文の集合から、オブジェクト指向に基づくソフトウェアの構成要素と、各構成要素の間の関係性とが定義された情報へ変換されたデータである
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記モデルデータは、前記文の集合から抽出された各構成要素の間で、論理構造の類似度合いが高いと前記言語モデルが判断するものが上位概念化され、構成要素が階層構造化されて前記関係性が定義された情報を含む
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記モデルデータは、前記文の集合に含まれる各語を互いに関連付けたクラス構造を含む
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記モデルデータは、
前記構成要素として、クラス、メソッド、属性、引数及び戻り値を含み、
各構成要素の間の関係性として、クラス間の継承関係、クラス間の所持関係、クラスとメソッドの対応関係、メソッドと引数及び戻り値の対応関係を含む
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記モデルデータを特定のプログラミング言語の仕様に基づくソースコードへ変換させるための第3の指示文章と、当該モデルデータとを含めた第3の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力する第3の入力手段と、
前記言語モデルにより前記第3の指示文章に基づき前記モデルデータから変換された前記ソースコードを取得する第3の取得手段と、をさらに備える
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第2の入力手段は、前記第2の取得手段により取得された第1のモデルデータに含まれる各構成要素の間で、論理構造の類似度合いが高いと前記言語モデルが判断するものを上位概念化して、構成要素を階層構造化するように再変換させるための第4の指示文章と、当該第1のモデルデータとを含めた第4の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力し、
前記第2の取得手段は、前記言語モデルにより前記第4の指示文章に基づき前記第1のモデルデータから再変換された第2のモデルデータを前記モデルデータとして取得する
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記文の集合は、前記言語モデルにより前記要求仕様文章から、特定の自然言語の文法における基礎的な複数の文型に従って変換されたものである
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
ソフトウェアの要求仕様が自然言語で記述された要求仕様文章を所定の文型に沿って文の集合へ変換させるための第1の指示文章と、当該要求仕様文章とを含めた第1の入力テキストを、所定の言語モデルに対して入力し、
前記言語モデルにより前記第1の指示文章に基づき前記要求仕様文章から変換された前記文の集合を取得し、
オブジェクト指向に基づくソフトウェア設計手法により前記文の集合をモデルデータへ変換させるための第2の指示文章と、当該文の集合とを含めた第2の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力し、
前記言語モデルにより前記第2の指示文章に基づき前記文の集合から変換されたモデルデータを取得する、
情報処理方法。
【請求項10】
ソフトウェアの要求仕様が自然言語で記述された要求仕様文章を所定の文型に沿って文の集合へ変換させるための第1の指示文章と、当該要求仕様文章とを含めた第1の入力テキストを、所定の言語モデルに対して入力する第1の入力処理と、
前記言語モデルにより前記第1の指示文章に基づき前記要求仕様文章から変換された前記文の集合を取得する第1の取得処理と、
オブジェクト指向に基づくソフトウェア設計手法により前記文の集合をモデルデータへ変換させるための第2の指示文章と、当該文の集合とを含めた第2の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力する第2の入力処理と、
前記言語モデルにより前記第2の指示文章に基づき前記文の集合から変換されたモデルデータを取得する第2の取得処理と、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、オントロジー工学の手法を用いて自然言語からオブジェクト指向言語プログラムを開発するための技術が開示されている。例えば、特許文献1にかかる技術は、オブジェクト指向言語が提供するクラスやメソッド等に語彙ラベルを付けて管理する基礎オントロジーを用いる。そして、入力された自然言語に含まれる名詞と、基礎オントロジーに含まれる語彙ラベルとが一致する語彙をクラス名とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-287695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1にかかる技術では、予め作成された基礎オントロジーに定義された語彙ラベルの範囲で、クラス名を生成せざるを得ない。そのため、開発者がソフトウェア開発のために記述する自然言語の文章に制約があり、開発効率に課題がある。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、ソフトウェア開発のために記述された自然言語の文章から、オブジェクト指向に基づく効率的なソフトウェア開発を支援するための情報処理装置、方法、及び、プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる情報処理装置は、
ソフトウェアの要求仕様が自然言語で記述された要求仕様文章を所定の文型に沿って文の集合へ変換させるための第1の指示文章と、当該要求仕様文章とを含めた第1の入力テキストを、所定の言語モデルに対して入力する第1の入力手段と、
前記言語モデルにより前記第1の指示文章に基づき前記要求仕様文章から変換された前記文の集合を取得する第1の取得手段と、
オブジェクト指向に基づくソフトウェア設計手法により前記文の集合をモデルデータへ変換させるための第2の指示文章と、当該文の集合とを含めた第2の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力する第2の入力手段と、
前記言語モデルにより前記第2の指示文章に基づき前記文の集合から変換されたモデルデータを取得する第2の取得手段と、
を備える。
【0007】
本開示にかかる情報処理方法は、
コンピュータが、
ソフトウェアの要求仕様が自然言語で記述された要求仕様文章を所定の文型に沿って文の集合へ変換させるための第1の指示文章と、当該要求仕様文章とを含めた第1の入力テキストを、所定の言語モデルに対して入力し、
前記言語モデルにより前記第1の指示文章に基づき前記要求仕様文章から変換された前記文の集合を取得し、
オブジェクト指向に基づくソフトウェア設計手法により前記文の集合をモデルデータへ変換させるための第2の指示文章と、当該文の集合とを含めた第2の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力し、
前記言語モデルにより前記第2の指示文章に基づき前記文の集合から変換されたモデルデータを取得する。
【0008】
本開示にかかる情報処理プログラムは、
ソフトウェアの要求仕様が自然言語で記述された要求仕様文章を所定の文型に沿って文の集合へ変換させるための第1の指示文章と、当該要求仕様文章とを含めた第1の入力テキストを、所定の言語モデルに対して入力する第1の入力処理と、
前記言語モデルにより前記第1の指示文章に基づき前記要求仕様文章から変換された前記文の集合を取得する第1の取得処理と、
オブジェクト指向に基づくソフトウェア設計手法により前記文の集合をモデルデータへ変換させるための第2の指示文章と、当該文の集合とを含めた第2の入力テキストを、前記言語モデルに対して入力する第2の入力処理と、
前記言語モデルにより前記第2の指示文章に基づき前記文の集合から変換されたモデルデータを取得する第2の取得処理と、
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示により、ソフトウェア開発のために記述された自然言語の文章から、オブジェクト指向に基づく効率的なソフトウェア開発を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示にかかる情報処理方法の流れを示すフローチャートである。
本開示にかかる情報処理装置を含むソフトウェア開発支援システムの全体構成を示すブロック図である。
本開示にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示にかかる要求仕様文章の例を示す図である。
本開示にかかるオブジェクト指向に基づくソフトウェア開発支援方法の流れを示すフローチャートである。
本開示にかかる文章データ解析用プロンプトの例を示す図である。
本開示にかかる要求仕様文章から変換された文の集合の例を示す図である。
本開示にかかるモデル変換用プロンプトの例を示す図である。
本開示にかかる文の集合から変換されたオブジェクト指向のモデルデータの例を示す図である。
本開示にかかるコード変換用プロンプトの例を示す図である。
本開示にかかるモデルデータから特定のプログラミング言語へ変換されたソースコードの例を示す図である。
本開示にかかる要求仕様文章の例を示す図である。
本開示にかかるオブジェクト指向に基づくソフトウェア開発支援方法の流れを示すフローチャートである。
本開示にかかる要求仕様文章から変換された文の集合の例を示す図である。
本開示にかかる文の集合から変換されたオブジェクト指向の第1のモデルデータの例を示す図である。
本開示にかかる階層化用プロンプトの例を示す図である。
本開示にかかる第1のモデルデータからクラスを上位概念化して階層化された第2のモデルデータの例を示す図である。
本開示にかかる第2のモデルデータから特定のプログラミング言語へ変換されたソースコードの例を示す図である。
本開示にかかる情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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