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公開番号
2025172343
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2024077805
出願日
2024-05-13
発明の名称
情報処理装置、応答方法、及び応答プログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
3/16 20060101AFI20251118BHJP(計算;計数)
要約
【課題】言語モデルを用いた対話における応答性を改善する。
【解決手段】情報処理装置は、受付部が、第1の発話を受け付けたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に第2の発話を受け付けた場合に、生成制御部は、第2の発話に基づく第2の回答の生成を開始し、提示部は、生成された第2の回答をユーザに提示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機械学習済みの言語モデルを用いてユーザとの自然言語による受け答えを可能にする情報処理装置であって、
前記ユーザの発話を受け付ける受付手段と、
受け付けられた前記発話に対する回答を前記言語モデルに生成させる生成制御手段と、
生成された前記回答を前記ユーザに提示する提示手段と、を備え、
前記受付手段が、第1の発話を受け付けたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に第2の発話を受け付けた場合に、前記生成制御手段は、当該第2の発話に基づく第2の回答の生成を開始し、前記提示手段は、生成された前記第2の回答を前記ユーザに提示する、情報処理装置。
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【請求項2】
前記提示手段は、前記第1の発話が受け付けられたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に、当該第1の回答の生成の進捗状況を示す進捗情報を前記ユーザに提示する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記生成制御手段は、前記第2の発話が受け付けられたときに前記第1の回答の生成の進捗率が所定の閾値未満であることを条件として、前記第2の回答を前記言語モデルに生成させ、
前記提示手段は、前記第1の回答の生成の進捗率を示す前記進捗情報と前記閾値とを前記ユーザに提示する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2の回答の生成を開始させるか否かを、前記第2の発話の内容、当該第2の発話の音声、前記第1の発話を終えてから前記第2の発話を終えるまでの期間の少なくとも一部における前記ユーザを撮影した画像、および、当該期間の少なくとも一部に測定された前記ユーザの生体情報、の少なくとも何れかに基づいて判定する割込判定手段を備える、請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記割込判定手段は、前記第2の回答の生成を開始させるか否かを判定する複数の割込判定方法のうち、前記ユーザに応じた割込判定方法を適用して前記判定を行う、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記割込判定手段が適用した割込判定方法に対する評価結果に基づいて、次回以降に適用する割込判定方法を決定する判定方法決定手段を備える、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記割込判定手段が適用する割込判定方法は、割込判定方法を決定するための方法決定モデルを用いて決定されたものであり、
前記方法決定モデルを用いて決定された割込判定方法に対する評価結果に基づいて当該方法決定モデルを更新する、という処理を、決定された割込判定方法のそれぞれについて実行することにより前記方法決定モデルを最適化する最適化手段を備える、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1の発話を終えてから前記第2の発話を終えるまでの期間の少なくとも一部における前記ユーザの感情について推定する感情推定手段と、
前記第2の回答の生成を開始させるか否かを、前記感情推定手段の推定結果に基づいて判定する割込判定手段と、を備える、請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
機械学習済みの言語モデルを用いてユーザとの自然言語による受け答えを可能にする応答方法であって、
少なくとも1つのプロセッサが、
前記ユーザの発話を受け付ける受付処理と、
受け付けられた前記発話に対する回答を前記言語モデルに生成させる生成制御処理と、
生成された前記回答を前記ユーザに提示する提示処理と、を実行し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、第1の発話を受け付けたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に第2の発話を受け付けた場合に、当該第2の発話に基づく第2の回答の生成を開始し、生成された前記第2の回答を前記ユーザに提示する、応答方法。
【請求項10】
機械学習済みの言語モデルを用いてユーザとの自然言語による受け答えを可能にする応答プログラムであって、
コンピュータを、
前記ユーザの発話を受け付ける受付手段、
受け付けられた前記発話に対する回答を前記言語モデルに生成させる生成制御手段、および
生成された前記回答を前記ユーザに提示する提示手段、として機能させ、
前記受付手段が、第1の発話を受け付けたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に第2の発話を受け付けた場合に、前記生成制御手段は、当該第2の発話に基づく第2の回答の生成を開始し、前記提示手段は、生成された前記第2の回答を前記ユーザに提示する、応答プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、応答方法、及び応答プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
自然言語を機械学習することにより生成された言語モデルを用いることにより、情報処理装置にそのユーザと自然言語による受け答えを行わせる技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の文章生成装置は、ユーザ端末を介して入力された質問文に対する回答を大規模言語モデルに生成させ、生成された回答文をユーザ端末に出力させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7313757号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の文章生成装置には、ユーザとの対話における応答性という点で改善の余地がある。例えば、上記文章生成装置を用いた対話において、ユーザが質問を入力した後で、その内容に誤りがあったことに気付いたとする。この場合、ユーザは、先の質問に対する回答が提示されるのを待ち、その回答が提示された後で、新たな質問を入力して回答を得る必要がある。この場合、ユーザが所望の回答を得るまでに、少なくない待ち時間が発生してしまう。
【0005】
このような改善の余地は、上記文章生成装置に限られず、言語モデルを用いて対話を行う場合に共通して存在する。本開示の一例示的目的は、言語モデルを用いた対話における応答性を改善することを可能にする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一例示的側面に係る情報処理装置は、機械学習済みの言語モデルを用いてユーザとの自然言語による受け答えを可能にする情報処理装置であって、前記ユーザの発話を受け付ける受付手段と、受け付けられた前記発話に対する回答を前記言語モデルに生成させる生成制御手段と、生成された前記回答を前記ユーザに提示する提示手段と、を備え、前記受付手段が、第1の発話を受け付けたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に第2の発話を受け付けた場合に、前記生成制御手段は、当該第2の発話に基づく第2の回答の生成を開始し、前記提示手段は、生成された前記第2の回答を前記ユーザに提示する。
【0007】
本開示の一例示的側面に係る応答方法は、機械学習済みの言語モデルを用いてユーザとの自然言語による受け答えを可能にする応答方法であって、少なくとも1つのプロセッサが、前記ユーザの発話を受け付ける受付処理と、受け付けられた前記発話に対する回答を前記言語モデルに生成させる生成制御処理と、生成された前記回答を前記ユーザに提示する提示処理と、を実行し、前記少なくとも1つのプロセッサは、第1の発話を受け付けたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に第2の発話を受け付けた場合に、当該第2の発話に基づく第2の回答の生成を開始し、生成された前記第2の回答を前記ユーザに提示する。
【0008】
本開示の一例示的側面に係る応答プログラムは、機械学習済みの言語モデルを用いてユーザとの自然言語による受け答えを可能にする応答プログラムであって、コンピュータを、前記ユーザの発話を受け付ける受付手段、受け付けられた前記発話に対する回答を前記言語モデルに生成させる生成制御手段、および生成された前記回答を前記ユーザに提示する提示手段、として機能させ、前記受付手段が、第1の発話を受け付けたときから当該第1の発話に対する第1の回答の提示が完了するまでの期間に第2の発話を受け付けた場合に、前記生成制御手段は、当該第2の発話に基づく第2の回答の生成を開始し、前記提示手段は、生成された前記第2の回答を前記ユーザに提示する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一例示的側面によれば、言語モデルを用いた対話における応答性を改善することが可能になるという一例示的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示に係る応答方法の流れを示すフロー図である。
本開示に係る他の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
テキストによる対話の例を示す図である。
音声による対話の例を示す図である。
図3に示す情報処理装置が実行する処理の例を示すフロー図である。
本開示に係る情報処理装置として機能するコンピュータの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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