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公開番号2025151321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052676
出願日2024-03-28
発明の名称推定装置、推定方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社,国立大学法人大阪大学,学校法人同志社
代理人個人
主分類H04L 27/00 20060101AFI20251002BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線リソースが多い環境においても、少ない処理量でチャネル品質を推定することができる推定装置、推定方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る推定装置は、複数の無線リソースの各々に係るチャネル情報を用いて、1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルを生成する生成手段と、前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルとの距離に応じて、複数の所定のチャネル情報ベクトルの中から1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定し、1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルに対応するチャネル品質情報を出力する特定手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の無線リソースの各々に係るチャネル情報を用いて、1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルを生成する生成手段と、
前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルとの距離に応じて、複数の所定のチャネル情報ベクトルの中から1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定し、前記1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルに対応するチャネル品質情報を出力する特定手段と、を備える
推定装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記特定手段は、前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルと、前記所定のチャネル情報ベクトルと、のユークリッド距離を前記所定のチャネル情報ベクトル毎に算出することで、前記1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定する、
請求項1に記載の推定装置。
【請求項3】
前記特定手段は、前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルと、前記所定のチャネル情報ベクトルと、のコサイン類似度を前記所定のチャネル情報ベクトル毎に算出することで、前記1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定する、
請求項1に記載の推定装置。
【請求項4】
前記チャネル情報は、無線端末と無線装置との間のチャネル行列の行列要素をベクトル要素とするベクトルである、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の推定装置。
【請求項5】
前記チャネル情報は、所望信号電力と干渉信号電力との比である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の推定装置。
【請求項6】
前記チャネル情報は、所望信号電力と干渉信号電力との比と、雑音電力との和である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の推定装置。
【請求項7】
前記チャネル品質情報は、前記複数の無線リソースにおける受信処理後の平均信号対干渉雑音電力比である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の推定装置。
【請求項8】
前記チャネル品質情報は、前記複数の無線リソースにおける受信処理後の平均相互情報量である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の推定装置。
【請求項9】
複数の無線リソースの各々に係るチャネル情報を用いて、1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルを生成し、
前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルとの距離に応じて、複数の所定のチャネル情報ベクトルの中から1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定し、前記1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルに対応するチャネル品質情報を出力する、
ことをコンピュータが実行する推定方法。
【請求項10】
複数の無線リソースの各々に係るチャネル情報を用いて、1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルを生成し、
前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルとの距離に応じて、複数の所定のチャネル情報ベクトルの中から1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定し、前記1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルに対応するチャネル品質情報を出力する、
ことをコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、推定装置、推定方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
大容量通信を実現する手法として、複数のアンテナを有する基地局が複数の無線端末(ユーザ端末)と同時に無線通信を行うマルチユーザMulti-Input Multi-Output (MIMO) が知られている。マルチユーザMIMOは、例えば、第5世代移動通信 (5G) システム等のマルチアクセス・セルラーシステムに使用されることができる。
【0003】
マルチユーザMIMOでは、複数の無線端末が同じ無線リソースにおいて空間多重を実行することで、無線信号(レイヤ)を送受信する。そのため、空間多重する無線端末およびレイヤの組み合わせによっては、干渉が大きくなることで、受信品質(e.g., 受信信号対干渉雑音電力比 (SINR: Signal to Interference and Noise power Ratio))が劣化する。これにより、スループットが低下することがある。
【0004】
そこで、受信品質が向上するように、スケジューリングにより空間多重する無線端末およびレイヤ、Modulation and Coding Scheme (MCS) が選択される。受信品質を向上させるために、スケジューリングでは空間多重する無線端末およびレイヤの組み合わせごとに各レイヤの受信品質が推定される必要がある。
【0005】
例えば、非特許文献1には、関連技術として、チャネル品質の推定値を出力するシステムが開示されている。このシステムは、基地局と無線端末間のチャネル情報をキーとし、チャネル品質をバリューとするデータベースに対して、伝送を行う際のチャネル情報に近いキーに対応するバリューをチャネル品質の推定値として出力する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
J. Li, T. Yang, H. Chen, and W. Wang, “Link adaptation in MIMO systems by using machine learning,” IEEE International Conference on Information and Automation, 2018.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1に記載のシステムは、OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の方式で通信がなされる場合、各サブキャリアにおけるチャネル品質を推定した後に、無線リソース割り当て単位での平均的なチャネル品質を求める必要がある。そのため、5Gのように帯域幅が広く、サブキャリア数が多い場合には、推定のために必要な処理量が大きくなってしまうという課題があった。一般に、受信品質の推定は繰り返し行われるため、処理量を少なくすることで、処理を高速にすることが望ましい。
【0008】
本開示の実施形態が達成しようとする目的の1つは、無線リソースが多い環境においても、少ない処理量でチャネル品質を推定することができる推定装置、推定方法及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、ここに開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様に係る推定装置は、
複数の無線リソースの各々に係るチャネル情報を用いて、1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルを生成する生成手段と、
前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルとの距離に応じて、複数の所定のチャネル情報ベクトルの中から1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定し、前記1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルに対応するチャネル品質情報を出力する特定手段と、
を備える。
【0010】
一態様に係る推定方法は、
複数の無線リソースの各々に係るチャネル情報を用いて、1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルを生成し、
前記1又は複数の第1のチャネル情報ベクトルとの距離に応じて、複数の所定のチャネル情報ベクトルの中から1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルを特定し、前記1又は複数の第2のチャネル情報ベクトルに対応するチャネル品質情報を出力する、
ことをコンピュータが実行するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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