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公開番号2025176560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082799
出願日2024-05-21
発明の名称画像形成システム
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人TNKアジア国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20251127BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】両面印刷がされた用紙を、最初に画像が形成された第1面を上向きにするフェイスアップと同様の紙面向きで排出し、両面に画像が形成された後の用紙を迅速に排出する。
【解決手段】画像形成システムSyにおいて、制御部68は、画像形成装置2により用紙の上向きの表面に第N(Nは奇数)頁の画像を形成させ、表裏を反転された用紙が画像形成装置2に戻されて来ると、画像形成装置2により用紙の上向きの裏面に第(N+1)頁の画像を形成させ、用紙の表面を下向きにして、用紙を用紙搬送装置3から排出させるか、又は画像形成装置2により用紙の上向きの表面に第(N+1)頁の画像を形成させ、表裏を反転された用紙が画像形成装置2に戻されて来ると、画像形成装置により用紙の上向きの裏面に第N頁の画像を形成させ、用紙の裏面を上向きにして、用紙を用紙搬送装置3から排出させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
用紙の上向きの表面に画像を形成して、前記用紙を搬出し、前記用紙の表裏が反転されて、前記用紙が戻されて来た場合に、前記用紙の上向きの裏面に画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、
前記画像形成装置から搬出されてきた前記用紙を受け取って、前記用紙を搬送して排出し、及び前記用紙を反転して前記画像形成装置に向けて搬送する用紙搬送装置と、
前記画像形成装置の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記画像形成装置により用紙の表面及び裏面を印刷させ、前記用紙を前記用紙搬送装置により搬送させて排出させる場合に、
前記画像形成装置により前記用紙の上向きの表面に第N(Nは奇数)頁の画像を形成させ、前記用紙の表裏が前記用紙搬送装置により反転されて、前記用紙が前記画像形成装置に戻されてきたときに、上向きとなっている前記用紙の裏面に第(N+1)頁の画像を形成させ、前記第N頁の画像が形成された前記用紙の表面を下向きにして、前記用紙を前記画像形成装置から前記用紙搬送装置を通じて排出させる第1搬送と、
前記画像形成部により前記用紙の上向きの表面に第(N+1)頁の画像を形成させ、前記用紙の表裏が反転されて、前記用紙が前記画像形成装置に戻されたときに、上向きとされた前記用紙の裏面に、前記画像形成装置により第N頁の画像を形成させ、前記第N頁の画像が形成された前記用紙の裏面を上向きにして、前記用紙を、前記画像形成装置から前記用紙搬送装置に向けて搬送させ、前記用紙搬送装置で反転を行わせずに、前記第N頁の画像が形成された前記用紙の裏面を上向きにして、前記用紙搬送装置から排出させる第2搬送、のいずれかを行わせる、画像形成システム。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
情報処理装置から複数頁分の画像を含む印刷対象データを受信する通信部を更に備え、
前記制御部は、前記通信部で前記印刷対象データが受信されたとき、前記印刷対象データが示す各画像の印刷順を、前記印刷対象データが示す本来の順番とは逆にして、前記印刷対象データが示す各画像を前記画像形成装置により用紙の表面及び裏面に順次形成させる請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
ユーザーから指示が入力される操作部を更に備え、
前記制御部は、前記操作部にフェイスダウンで用紙を排出する指示が入力されたときに前記第1搬送を実行させ、前記操作部にフェイスアップ用紙を排出する指示が入力されたときに前記第2搬送を実行させる、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記画像形成装置は、インクジェット方式により画像を用紙に形成する請求項1に記載の画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を用紙に形成する画像形成装置、及び画像形成装置から搬送されて来る用紙を受け入れて搬送する用紙搬送装置を備える画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置としては、インクを用紙に吐出して、画像を用紙に形成するインクジェット方式のものがある。例えば、特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、用紙をカセットから記録ヘッドを介して排出トレイへと搬送して排出する搬送経路、用紙を排出トレイから逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙を再度記録ヘッドへと搬送する別の搬送経路を備えている。2つの搬送経路を適宜選択して、用紙を搬送し、用紙をその表面を下に向けて(フェイスダウンと称す)排出トレイに排出する裏面排紙、用紙をその表面を上に向けて(フェイスアップと称す)排出トレイに排出する表面排紙、及び用紙の両面の記録を行うことを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-72998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1では、用紙をフェイスダウンで排出トレイに排出する裏面排紙、用紙をフェイスアップで排出トレイに排出する表面排紙を適宜選択して行えるようにしている。更には、両面の記録を行った用紙を、裏面排紙又は表面排紙により排出することもあり得る。
【0005】
しかしながら、用紙の両面の記録を行った後、裏面排紙及び表面排紙を選択する場合は、用紙の両面がインクで濡れた状態となった後に当該用紙が排出されるまでの搬送される経路が長いと、ジャムなどの発生頻度が高くなる。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、両面印刷がされた用紙を、最初に画像が形成された第1面を上向きにするフェイスアップと同様の紙面向きで排出し、両面に画像が形成された後の用紙を迅速に排出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一局面に係る画像形成システムは、用紙の上向きの表面に画像を形成して、前記用紙を搬出し、前記用紙の表裏が反転されて、前記用紙が戻されて来た場合に、前記用紙の上向きの裏面に画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、前記画像形成装置から搬出されてきた前記用紙を受け取って、前記用紙を搬送して排出し、及び前記用紙を反転して前記画像形成装置に向けて搬送する用紙搬送装置と、前記画像形成装置の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記画像形成装置により用紙の表面及び裏面を印刷させ、前記用紙を前記用紙搬送装置により搬送させて排出させる場合に、前記画像形成装置により前記用紙の上向きの表面に第N(Nは奇数)頁の画像を形成させ、前記用紙の表裏が前記用紙搬送装置により反転されて、前記用紙が前記画像形成装置に戻されてきたときに、上向きとなっている前記用紙の裏面に第(N+1)頁の画像を形成させ、前記第N頁の画像が形成された前記用紙の表面を下向きにして、前記用紙を前記画像形成装置から前記用紙搬送装置を通じて排出させる第1搬送と、前記画像形成部により前記用紙の上向きの表面に第(N+1)頁の画像を形成させ、前記用紙の表裏が反転されて、前記用紙が前記画像形成装置に戻されたときに、上向きとされた前記用紙の裏面に、前記画像形成装置により第N頁の画像を形成させ、前記第N頁の画像が形成された前記用紙の裏面を上向きにして、前記用紙を、前記画像形成装置から前記用紙搬送装置に向けて搬送させ、前記用紙搬送装置で反転を行わせずに、前記第N頁の画像が形成された前記用紙の裏面を上向きにして、前記用紙搬送装置から排出させる第2搬送、のいずれかを行わせるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、両面印刷がされた用紙を、最初に画像が形成された第1面を上向きにするフェイスアップと同様の紙面向きで排出し、両面に画像が形成された後の用紙を迅速に排出することができる。このように両面画像形成後の用紙が迅速に排出されることにより、本発明によれば、用紙搬送路上でのジャム発生が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す断面図である。
画像形成システムの制御系の構成を示すブロック図である。
画像形成システムにおける用紙搬送装置を概略的に示す断面図である。
(A)、(B)は、用紙搬送装置において用紙が搬送されて、用紙の表裏が反転され、用紙が排出される各搬送路の順序を示す図である。
(A)、(B)は、用紙搬送装置において用紙が搬送されて画像形成装置へと戻される各搬送路の順序を示す図である。
(A)~(D)は、5頁の画像を順方向の印刷順又は逆方向の印刷順でそれぞれの用紙の表面に印刷して、各用紙をフェイスアップ又はフェイスダウンで排紙トレイに排出したそれぞれの状態を示す図である。
(A)~(D)は、5頁の画像を順方向の印刷順又は逆方向の印刷順でそれぞれの用紙の両面に印刷して、各用紙をフェイスアップ又はフェイスダウンで排紙トレイに排出したそれぞれの状態を示す図である。
片面印刷又は両面印刷、フェイスダウンでの用紙の排出又はフェイスアップでの用紙の排出、順方向の印刷順又は逆方向の印刷順に応じた用紙の搬送制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成システムを概略的に示す断面図である。図1に示すように、画像形成システムSyは、給紙装置1と、画像形成装置2と、用紙搬送装置3とを有する。給紙装置1は、用紙を画像形成装置2に供給する。画像形成装置2は、用紙を給紙装置1から受け取り、画像を用紙に形成する。用紙搬送装置3は、用紙を画像形成装置2から受け取り、用紙を搬送して排出トレイ(図示せず)に排出し、また用紙を搬送して画像形成装置2を通じて給紙装置1へと戻す。
(【0011】以降は省略されています)

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