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公開番号
2025176041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2025138169,2021556203
出願日
2025-08-21,2020-05-20
発明の名称
子宮頸癌を診断および治療する方法
出願人
個人
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
G01N
33/68 20060101AFI20251126BHJP(測定;試験)
要約
【課題】様々な種類の癌、特に子宮頸癌および前癌性病変の診断検査または迅速検出に関する。
【解決手段】ファルネシルピロリン酸シンターゼ、ニューロフィブロミンI、グリセルアルデヒド-3リン酸デヒドロゲナーゼ、フィブロネクチンドメインIII型含有タンパク質1、真核生物翻訳開始因子4A-I、L-乳酸デヒドロゲナーゼB鎖、ヘテロ核リボ核タンパク質A1、多発性嚢胞腎疾患1様タンパク質1、熱ショックタンパク質コグネイト71kDa、アンキリン-3、Rho23GTPアーゼ活性化タンパク質、細胞骨格ケラチン78 II型、α-3コラーゲン鎖(VI)、プロテアソーム5型のβサブユニット、ヘテロ核リボ核タンパク質A2/B1、ヒストンH2B 1-B型、DnaJサブファミリーCメンバー13のホモログ、βエノラーゼ、グルタチオンS-トランスフェラーゼP、グルタチオンS-トランスフェラーゼMu3またはそれらの断片を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の工程:
(a)対象由来の試料中の少なくとも1つのポリペプチドを検出する工程であって、前記少なくとも1つのポリペプチドが、
(i)ファルネシルピロリン酸シンターゼ、ニューロフィブロミンI、グリセルアルデヒド-3リン酸デヒドロゲナーゼ、フィブロネクチンドメインIII型含有タンパク質1、真核生物翻訳開始因子4A-I、L-乳酸デヒドロゲナーゼB鎖、ヘテロ核リボ核タンパク質A1、多発性嚢胞腎疾患1様タンパク質1、熱ショックタンパク質コグネイト71kDa、アンキリン-3、Rho23GTPアーゼ活性化タンパク質、細胞骨格ケラチン78 II型、α-3コラーゲン鎖(VI)、プロテアソーム5型のβサブユニット、ヘテロ核リボ核タンパク質A2/B1、ヒストンH2B 1-B型、DnaJサブファミリーCメンバー13のホモログ、βエノラーゼ、グルタチオンS-トランスフェラーゼP、グルタチオンS-トランスフェラーゼMu3もしくはそれらの断片、または
(ii)配列番号1~20からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドと少なくとも約70%の配列同一性を有するポリペプチドもしくはその断片
を含む、工程;および
(b)前記少なくとも1つのポリペプチドの前記検出に基づいて、子宮頸癌を診断する工程
を含む、方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記試料が、血液、血漿、尿、唾液、汗、臓器生検、脳脊髄液(CSF)、涙、膣液、糞便、皮膚、および毛髪からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記試料が、血液試料である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記対象が、ヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのポリペプチドが、
ファルネシルピロリン酸シンターゼまたはその断片と、
ニューロフィブロミンI、グリセルアルデヒド-3リン酸デヒドロゲナーゼ、フィブロネクチンドメインIII型含有タンパク質1、真核生物翻訳開始因子4A-I、L-乳酸デヒドロゲナーゼB鎖、ヘテロ核リボ核タンパク質A1、多発性嚢胞腎疾患1様タンパク質1、熱ショックタンパク質コグネイト71kDa、アンキリン-3、Rho23GTPアーゼ活性化タンパク質、細胞骨格ケラチン78 II型、α-3コラーゲン鎖(VI)、プロテアソーム5型のβサブユニット、ヘテロ核リボ核タンパク質A2/B1、ヒストンH2B 1-B型、DnaJサブファミリーCメンバー13のホモログ、βエノラーゼ、グルタチオンS-トランスフェラーゼP、グルタチオンS-トランスフェラーゼMu3およびそれらの断片からなる群から選択される少なくとも1つのポリペプチドと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのポリペプチドが、
配列番号1のアミノ酸配列を有するポリペプチドと少なくとも約70%の配列同一性を有するポリペプチドまたはその断片と、
配列番号2~20からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドと少なくとも約70%の配列同一性を有する少なくとも1つのポリペプチドおよびその断片と
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記検出する工程が、タンパク質マイクロアレイ、蛍光検出、フローサイトメトリー、微少流体デバイス、側方流動アッセイ、垂直流動、または免疫アッセイによる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記検出する工程が、側方流動アッセイによる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記対象に、治療を施す工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記治療が、手術、放射線、化学療法、標的療法、および免疫療法からなる群から選択される、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年5月21日に出願されたMX/a/2019/005940の優先権の利益を主張し、その内容の全体は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
発明の分野
本発明は、概して、対象において子宮頸癌を診断および治療する方法に関し、より具体的には、子宮頸癌の診断に使用されるバイオマーカーに関する。
【背景技術】
【0003】
背景情報
子宮頸癌(CC)は、世界中の女性の間で最も一般的な癌の1つである。この疾患に関連する危険因子のなかには、ヒトパピローマウイルス(HPV)、マイクロバイオーム、危険な性行動、複産、喫煙、ホルモン性避妊薬の長期使用、および環境因子が含まれる。子宮頸癌は、進展が遅く進行する疾患である。子宮頸癌に先行し、その状態の前兆と考えられている病変が、子宮頸部上皮内腫瘍である。子宮頸癌が発症する10年前に、これらの悪性腫瘍または損傷が発生する可能性がある。
【0004】
ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)は、症例の90%以上を引き起こす。他の危険因子としては、喫煙、免疫システムの弱さ、経口避妊薬、若い頃からの性行為の開始、および多くの性的パートナーの存在が挙げられるが、これらはあまり重要ではない。子宮頸癌は、典型的には、10年から20年にわたる前癌性変化から発症する。子宮頸癌の症例の約90%は、扁平上皮癌であり、10%は腺癌であり、少数は他の種類である。診断は、典型的には、子宮頸部スクリーニング、それに続く生検による。次いで、癌が広がっているかどうかを判断するために、医療画像診断を行う。
【0005】
現在の子宮頸癌の診断方法は、侵襲的である。子宮頸癌を診断する最も一般的な方法は、パパニコロウ染色(すなわち、Papスメア)を用いたスメアスクリーニングである。子宮頸癌を検出するための非侵襲的方法が必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、バイオマーカーの収集が子宮頸癌の診断に使用され得るという先駆的な発見に基づく。
【0007】
一実施形態では、本発明は、対象由来の試料中の少なくとも1つのポリペプチドを検出する方法であって、少なくとも1つのポリペプチドが、ファルネシルピロリン酸シンターゼ、ニューロフィブロミンI、グリセルアルデヒド-3リン酸デヒドロゲナーゼ、フィブロネクチンドメインIII型含有タンパク質1、真核生物翻訳開始因子4A-I、L-乳酸デヒドロゲナーゼB鎖、ヘテロ核リボ核タンパク質A1、多発性嚢胞腎疾患1様タンパク質1、熱ショックタンパク質コグネイト71kDa、アンキリン-3、Rho23GTPアーゼ活性化タンパク質、細胞骨格ケラチン78 II型、α-3コラーゲン鎖(VI)、プロテアソーム5型のβサブユニット、ヘテロ核リボ核タンパク質A2/B1、ヒストンH2B 1-B型、DnaJサブファミリーCメンバー13のホモログ、βエノラーゼ、グルタチオンS-トランスフェラーゼP、グルタチオンS-トランスフェラーゼMu3もしくはそれらの断片、または配列番号1~20から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドと少なくとも約70%の配列同一性を有するポリペプチドもしくはその断片から選択される、少なくとも1つのポリペプチドを検出する方法、および少なくとも1つのポリペプチドの検出に基づいて、子宮頸癌を診断する方法、を対象とする。
【0008】
一態様では、試料は、血液、血漿、尿、唾液、汗、臓器生検、脳脊髄液(CSF)、涙、膣液、糞便、皮膚、および毛髪からなる群から選択される。特定の態様では、試料は、血液試料であり、対象は、ヒトである。
【0009】
別の態様では、少なくとも1つのポリペプチドは、ファルネシルピロリン酸シンターゼまたはその断片、およびニューロフィブロミンI、グリセルアルデヒド-3リン酸デヒドロゲナーゼ、フィブロネクチンドメインIII型含有タンパク質1、真核生物翻訳開始因子4A-I、L-乳酸デヒドロゲナーゼB鎖、ヘテロ核リボ核タンパク質A1、多発性嚢胞腎疾患1様タンパク質1、熱ショックタンパク質コグネイト71kDa、アンキリン-3、Rho23GTPアーゼ活性化タンパク質、細胞骨格ケラチン78 II型、α-3コラーゲン鎖(VI)、プロテアソーム5型のβサブユニット、ヘテロ核リボ核タンパク質A2/B1、ヒストンH2B 1-B型、DnaJサブファミリーCメンバー13のホモログ、βエノラーゼ、グルタチオンS-トランスフェラーゼP、グルタチオンS-トランスフェラーゼMu3またはその断片から選択される少なくとも1つのポリペプチドである。追加の態様では、少なくとも1つのポリペプチドは、配列番号1のアミノ酸配列を有するポリペプチドと少なくとも約70%の配列同一性を有するポリペプチドまたはその断片、ならびに配列番号2~20から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドと少なくとも約70%の配列同一性を有する少なくとも1つのポリペプチドおよびそれらの断片である。
【0010】
さらなる態様では、検出は、タンパク質マイクロアレイ、蛍光検出、フローサイトメトリー、微少流体デバイス、側方流動アッセイ、垂直流動アッセイ、または免疫アッセイによる。特定の態様では、検出は、側方流動アッセイによる。一態様では、本方法は、対象に治療を施すことも含む。さらなる態様では、治療は、手術、放射線、化学療法、標的療法、および/または免疫療法である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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