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公開番号2025169881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025026022
出願日2025-02-20
発明の名称車両プロパティデータ及びHMIアプリケーション固有データに対するアクセスの統合
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 16/14 20190101AFI20251107BHJP(計算;計数)
要約【課題】方法の提供。
【解決手段】車両プロパティデータ及びHMIアプリケーション固有データに対するアクセスの統合は、HMIアプリケーションから、データを読み取るための要求を受信することと、要求がプロパティデータに関するものであるかどうかを判定することと、要求がプロパティデータに関するものであると判定したことに応じて、第1のファイルパスに記憶された複数の値の中の要求された値を送信することと、要求がプロパティデータに関するものでないと判定したことに応じて、第2のファイルパスに記憶されたアプリケーション固有データの中の要求されたデータを送信することと、によって行われる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサに動作を行わせるためのコンピュータプログラムであって、前記動作は、
ヒューマンマシンインターフェース(HMI)アプリケーションから、データを読み取るための要求を受信することと、
前記要求がプロパティデータに関するものであるかどうかを判定することと、
前記要求がプロパティデータに関するものであると判定したことに応じて、第1のファイルパスに記憶された複数の値の中の要求された値を送信することと、
前記要求がプロパティデータに関するものでないと判定したことに応じて、第2のファイルパスに記憶されたアプリケーション固有データの中の要求されたデータを送信することと、
を含む、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記動作は、
第1の車両API(アプリケーションプログラミングインターフェース)を通じて第1の値を取得することと、
第2の車両APIを通じて第2の値を取得することと、
前記第1の値又は前記第2の値のうちの少なくとも1つを独自フォーマットから共通フォーマットに変換することと、
前記複数の値の中で前記第1の値及び前記第2の値を第1のファイルパスに記録することと、
を更に含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記動作は、
HMIアプリケーションから、前記アプリケーション固有データの中のデータを書き込むための要求を受信することを更に含む、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記動作は、
前記アプリケーション固有データの中の前記データを書き込むための前記要求に応じて、前記アプリケーション固有データの中の前記データを前記第2のファイルパスに記録することを更に含む、請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記要求は、ファイルパス識別子を含み、前記判定は、前記ファイルパス識別子に基づく、請求項2~4のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記第1の値は、前記第1の車両APIを通じて受信される変更通知に応じて取得される、請求項2~4のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記第1の値は、データを読み取るための前記要求に応じて取得される、請求項2~4のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記要求は、プロパティマネージャAPIを通じて受信される、請求項1~3のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記第1のファイルパスは、前記第2のファイルパスよりも高いアクセス制限を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記動作は、
車両状態に応じて、前記第1のファイルパスのファイルパス識別子を変更することを更に含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
プロパティデータは、ユーザ設定又は車両状況、例えば、車両速度、燃料レベル、エンジンRPM、接続デバイスの数などに応じて動作中に動的に変化する所定のメトリクス又はパラメータを含む。プロパティデータは、様々なアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用して様々なセンサと通信することによってプロパティマネージャにより収集され、プロパティマネージャによって共通フォーマットに変換され、所定のディレクトリに記憶される。
続きを表示(約 3,100 文字)【図面の簡単な説明】
【0002】
本開示の態様は、以下の詳細な説明を添付の図を用いて読むことで最もよく理解される。業界における標準的な慣行に従って、様々な特徴は縮尺通りに描かれているわけではないことに留意されたい。実際、説明を明確にするために、様々な特徴の寸法は任意で増加又は減少し得る。
【0003】
図1は、主題の開示の少なくとも一部の実施形態に係る、車両プロパティデータ及びHMIアプリケーション固有データに対するアクセスの統合に関するシステムの概略図である。
図2は、主題の開示の少なくとも一部の実施形態に係る、車両プロパティデータ及びHMIアプリケーション固有データに対するアクセスの統合に関する動作フローである。
図3は、主題の開示の少なくとも一部の実施形態に係る、プロパティデータ取得についての動作フローである。
図4は、主題の開示の少なくとも一部の実施形態に係る、データ記録についての動作フローである。
図5は、主題の開示の少なくとも一部の実施形態に係る、車両プロパティデータ及びHMIアプリケーション固有データに対するアクセスの統合に関するハードウェア構成のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
以下の開示は、提供される主題の異なる特徴を実装するために、多数の異なる実施形態又は例を提供する。本開示を簡略化するために、構成要素、値、動作、材料、配置、又は同種のものに関する具体例が以下に記載される。もちろん、これらは単なる例であって、限定することを意図したものではない。他の構成要素、値、動作、材料、配置、又は同種のものが想定される。加えて、本開示は、様々な例で参照番号及び/又は参照文字を繰り返し得る。この繰り返しは、簡略化及び明確化を目的としたものであって、それ自体で、説明される様々な実施形態及び/又は構成間の関係を規定するものではない。
【0005】
発明者に既知である車両システムでは、プロパティマネージャは、単一のAPIを通じて要求に応じてプロパティデータを利用可能にする。第三者のものを含むヒューマンマシンインターフェース(HMI)アプリケーションは、プロパティマネージャのAPIを通じてプロパティデータの読み取り及び書き込みをするためのアクセスを有する。しかしながら、少なくとも一部のHMIアプリケーションは、所定のプロパティデータ以外のデータ、例えば、アカウントデータ、ユーザ情報などを記憶する機能から恩恵を受ける。
【0006】
本明細書に記載される少なくとも一部の実施形態では、プロパティマネージャの機能は、HMIアプリケーションがプロパティデータと同じ方法でアプリケーション固有データの読み取り及び書き込みをすることを可能にするように拡張される。少なくとも一部の実施形態では、プロパティマネージャは、HMIアプリケーションが同じ方法でプロパティデータ及びアプリケーション固有データの読み取り及び書き込みをすることを可能にして、プロパティデータ以外のデータに関するAPIコマンドに応答する。
【0007】
少なくとも一部の実施形態では、車両におけるシステムは、プロパティデータとは異なるファイルパスにアプリケーション固有データを書き込むことによって、プロパティデータ、例えば、車両速度、残燃料、エンジンRPMなどの読み取り及び書き込みをするために使用されるものと同じAPIを通じてHMIアプリケーションがアプリケーション固有データの読み取り及び書き込みをすることを可能にする。この方法で、本明細書における少なくとも一部の実施形態は、別のAPIコマンドセットを必要とすることなくHMIアプリケーションがプロパティデータ以外のデータの書き込み及び読み取りをすることを可能にする。
【0008】
図1は、主題の開示の少なくとも一部の実施形態に係る、車両プロパティデータ及びHMIアプリケーション固有データに対するアクセスの統合に関するシステムの概略図である。システムは、ヘッドユニット100と、速度計センサ111と、燃料レベルセンサ112と、速度計API113と、燃料レベルAPI114と、プロパティマネージャAPI115と、ナビゲーションアプリケーション116と、ファイルシステム117と、アクセス制御システム118と、を含む。
【0009】
ヘッドユニット100は、速度計API113、燃料レベルAPI114、及びナビゲーションアプリケーション116と通信し、プロパティマネージャAPI115と、ファイルシステム117と、アクセス制御システム118と、を含む。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、車両のHMIアプリケーションについての中央処理装置として機能するように構成される。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、様々なAPI及びHMIアプリケーション間のデータの交換を促進するように構成される。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、コンピュータのCPUがソフトウェアとやり取りする方法と同様に様々なAPI及びHMIアプリケーションとやり取りするように構成される。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、車両、例えば、自動車におけるインフォテインメントシステムである。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、タッチスクリーンインターフェースを含む。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、車両のシステムとやり取りするために運転者及び乗客にインターフェースを提供するように構成される。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、HMIアプリケーションを通じてナビゲーション、メディア再生、及び車両設定を提供するように構成される。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、データ管理及びセキュリティのために構成される。
【0010】
速度計センサ111は、速度計API113と通信する。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111は、車両の車輪又はトランスミッションと通信する。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111は、ほとんどの車両において見出される速度センサと同様の構成要素を含む。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111は、車両の速度を測定するように構成される。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111は、取得又は処理に対してリアルタイムの速度データを利用可能にするように構成される。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111は、速度計API113とやり取りするように構成される。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111は、車両の車輪又はトランスミッションの回転速度を測定するための機械的及び/又は電子的な構成要素を含む。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111からのデータは、車両の速度をダッシュボード上に表示するために使用される。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111からのデータは、クルーズコントロールシステムによって利用される。少なくとも一部の実施形態では、速度計センサ111は、速度計API113とやり取りして、様々なHMIアプリケーションによって処理及び利用されるための取得に対して速度データを利用可能にするように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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