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公開番号2025169147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024231151
出願日2024-12-26
発明の名称近視コントロール用コンタクトレンズ
出願人視陽光學股ふん有限公司
代理人個人,個人,個人
主分類G02C 7/04 20060101AFI20251105BHJP(光学)
要約【課題】近視コントロール用コンタクトレンズを提供する。
【解決手段】本発明は、近視コントロール用コンタクトレンズを開示するものであり、近視コントロール用コンタクトレンズは中央矯正エリア、調節・調整エリア及びデフォーカスエリアを含む。中央矯正エリアは所定の視度を提供する。調節・調整エリアは中央矯正エリアを囲み、径方向上でN次球面収差変化を有し、第1の視度分布を呈する。ここで、Nは正の整数である。デフォーカスエリアは調節・調整エリアを囲み、径方向に沿って第2の視度分布を呈する。ここで、第2の視度分布の最大の視度は所定の視度にデフォーカス変数を加えたものであり、デフォーカス変数は以下の式を満たす。Y=a*X2+b*X+c。ここで、Xは所定の視度、Yはデフォーカス変数、aは第1の係数、bは第2の係数、cは定数であり、aは0から5の間にあり、bは0から5の間にあり、cは0.5から15の間にある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の視度を提供する中央矯正エリアと、
前記中央矯正エリアを囲み、径方向においてN次球面収差変化(Nは正の整数である)を有し、第1の視度分布を形成する、調節・調整エリアと、
前記調節・調整エリアを囲み、前記径方向に沿って第2の視度分布を形成する、デフォーカスエリアと、
を備える近視コントロール用コンタクトレンズであって、
前記第2の視度分布の最大の視度は、前記所定の視度にデフォーカス変数を加えた値であり、前記デフォーカス変数はY=a*X

+b*X+cの式を満たし、
ただし、Xは所定の視度、Yはデフォーカス変数、aは第1の係数、bは第2の係数、cは定数であり、aは0から5、bは0から5、cは0.5から15である、
ことを特徴とする近視コントロール用コンタクトレンズ。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第1の視度分布内のすべての視度が前記所定の視度より大きい、請求項1に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項3】
前記第1の視度分布は区域極大値エリアおよび区域極小値エリアを有し、それらの総数はMであり、Mは整数であり、Nが奇数の場合、MはNから1を引いた値に等しく、Nが偶数の場合、MはNに等しく、各前記区域極大値エリア内の視度は、隣接する2つの前記区域極小値エリア内の視度より大きい、請求項1に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項4】
前記第2の視度分布は前記径方向に沿って視度増加エリアおよび視度減少エリアを順次に含む、請求項1に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項5】
前記調節・調整エリアにおける前記N次球面収差変化の最大の変化量が、前記デフォーカス変数の第1の所定の倍率内にあり、前記第1の所定の倍率は0.01から0.9である、請求項1に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項6】
前記中央矯正エリアは第1の半径範囲内に位置し、前記調節・調整エリアは前記第1の半径範囲と第2の半径範囲との間に位置し、前記デフォーカスエリアは前記第2の半径範囲と第3の半径範囲との間に位置する、請求項1に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項7】
前記第1の半径範囲は0mmから0.5mmの範囲内にある、請求項6に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項8】
前記第2の半径範囲は前記第1の半径範囲と第2の外径範囲を含み、前記第2の外径範囲は0.5mmから2mmの範囲内にある、請求項6に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項9】
前記第3の半径範囲は前記第2の半径範囲と第3の外径範囲を含み、前記第3の外径範囲は2mmを超える範囲にある、請求項6に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。
【請求項10】
前記中央矯正エリア、前記調節・調整エリアおよび前記デフォーカスエリアの視度が連続的に変化する、請求項1に記載の近視コントロール用コンタクトレンズ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はコンタクトレンズに関するものであり、特に近視コントロール用コンタクトレンズに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
コンタクトレンズ(CONTACT LENSES)の主な機能は、従来の眼鏡と同様に視力を矯正することであり、近視、遠視、乱視、老眼、収差などを含む。医学や検眼などの科学技術の発展に伴い、さまざまな機能を備えたコンタクトレンズが次々と開発されている。その中で、近視コントロール用コンタクトレンズは、近視の進行を軽減するために特別に設計された光学ツールである。
【0003】
近視コントロール用コンタクトレンズは、いくつかの方法でその効果を達成することができる。たとえば、オルソケラトロジーシートはハードコンタクトレンズの一種であり、角膜の形状を変化させることによって視力を矯正し、通常は夜間に装着される。もう一つの方法は、日中装着型のソフトコンタクトレンズである。この種のコンタクトレンズは特殊な光学設計を有し、中央の視力を維持しつつ、周辺のデフォーカス効果を増加させることで近視の進行を抑制する。
【0004】
しかし、従来の近視コントロール用コンタクトレンズには、中央部分の度数の矯正にズレがある(例えば、中央部の矯正が弱い)ことが多く、視覚品質が低下する原因となっている。また、従来の近視コントロール用レンズの設計では、通常、調節ラグ(ACCOMMODATION LAG)を増大させ、近視が進行した場合に増加する微動調節の変化を低減できなかったり、矯正後も鼻側周辺の網膜に周辺遠視性デフォーカスが残るなどの問題を抑制できない。上記の問題すべてが、近視進行の抑制効果を低下させる原因となっている。
【0005】
したがって、上述の問題を克服し、近視の進行を効果的に抑制できる近視コントロール用コンタクトレンズが強く求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする技術課題は、従来技術の欠点に対処し、近視の進行を効果的に抑制できる近視コントロール用コンタクトレンズを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の技術問題を解決するために、本発明が採用する一つの技術方案は、近視コントロール用コンタクトレンズを提供することである。このコンタクトレンズは、中央矯正エリア、調節・調整エリア及びデフォーカスエリアを含む。中央矯正エリアは所定の視度を提供する。調節・調整エリアは中央矯正エリアを囲み、径方向においてN次球面収差変化を有し、第1の視度分布を呈する。ここで、Nは正の整数である。デフォーカスエリアは調節・調整エリアを囲み、径方向に沿って第2の視度分布を呈する。ここで、第2の視度分布の最大の視度は所定の視度にデフォーカス変数を加えたものであり、デフォーカス変数は以下の式を満たす。
【0008】
Y=a*X

+b*X+c
ここで、Xは所定の視度、Yはデフォーカス変数、aは第1の係数、bは第2の係数、cは定数である。また、aは0から5の間にあり、bは0から5の間にあり、cは0.5から15の間にある。
【0009】
本発明の有益な効果の一つは、本発明が提供する近視コントロール用コンタクトレンズが、中央矯正エリアにおいて完全矯正を達成し、視覚品質を向上させることである。さらに、調節・調整エリアにおいて少なくとも1次球面収差変化を配置することにより、調節ラグを減少させ、微動調節の変化を減少させることができる。一方、デフォーカスエリアにおいて、矯正すべき眼部の近視度数に基づいて追加の焦度を設計することで、網膜周辺の近視オフセットを増加させ、全網膜の近視デフォーカスを達成することができる。上述の構成により、本発明が提供する近視コントロール用コンタクトレンズは、近視の進行を効果的に抑制することが可能である。
【0010】
発明の特徴及び技術内容がより一層分かるように、以下本発明に関する詳細な説明と添付図面を参照する。しかし、提供される添付図面は参考と説明のために提供するものに過ぎず、本発明の特許請求の範囲を制限するためのものではない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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