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公開番号2025167264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071716
出願日2024-04-25
発明の名称複合壁
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 2/56 20060101AFI20251030BHJP(建築物)
要約【課題】耐震性能及び耐火性能を確保しつつ、壁厚を薄くすることを目的とする。
【解決手段】複合壁30は、上下のスラブ20の間に設けられる木質壁部40と、木質壁部40の幅方向の両側に設けられ、上下のスラブ20に接合される鉄骨部材60が埋設されるとともに、木質壁部40と接合される一対のコンクリート壁部50と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
上下の水平部材の間に設けられる木質壁部と、
前記木質壁部の幅方向の両側に設けられ、上下の前記水平部材に接合される鋼材が埋設されるとともに、前記木質壁部と接合される一対のコンクリート壁部と、
を備える複合壁。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記コンクリート壁部の表面は、木質被覆材によって被覆される、
請求項１に記載の複合壁。
【請求項３】
前記木質壁部は、上下の前記水平部材と接合される、
請求項１に記載の複合壁。
【請求項４】
前記水平部材は、コンクリート造とされ、
前記鋼材は、鉄骨部材とされ、前記鉄骨部材の端部に設けられたスタッドを介して前記水平部材と接合される、
請求項１～請求項３の何れか１項に記載の複合壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、複合壁に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
上下の梁に、せん断力伝達部材を介して接合される木質壁と、木質壁の両側に設けられ、上下の梁同士を繋ぐ引張プレートとを備える耐震壁構造が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、柱梁架構内に設けられた矩形状の木質壁部と、木質壁部の出隅部に設けられて柱梁架構に接合される壁補強部と、木質壁部と柱梁架構との間をセメント系材料で塞いだ閉塞部とを備え、木質壁部は、壁補強部及び閉塞部を介して柱梁架構に接合される耐震壁が知られている（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
さらに、木質面材と、木質面材の上方と下方において、該木質面材の左右端から内部に亘って内挿される鋼板とを有する耐力壁が知られている（例えば、特許文献３参照）。この耐力壁では、木質面材と鋼板の広幅面同士が、第１固定手段により固定され、鋼板の左右の端面にそれぞれ設けられたフランジと木質面材の端面とが、第２固定手段により固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２０－１０１０５２号公報
特開２０２２－０２００３７号公報
特開２０２３－１３７９２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところで、例えば、耐火建築物等に木質壁を設けることが考えられる。しかしながら、木質壁において、耐震性能及び耐火性能を確保しようとすると、木質壁の壁厚が厚くなる可能性がある。
【０００７】
本発明は、上記の事実を考慮し、耐震性能及び耐火性能を確保しつつ、壁厚を薄くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
請求項１に記載の複合壁は、上下の水平部材の間に設けられる木質壁部と、前記木質壁部の幅方向の両側に設けられ、上下の前記水平部材に接合される鋼材が埋設されるとともに、前記木質壁部と接合される一対のコンクリート壁部と、を備える。
【０００９】
請求項１に係る複合壁によれば、木質壁部は、上下の水平部材の間に設けられる。この木質壁部の幅方向の両側には、一対のコンクリート壁部が設けられる。一対のコンクリート壁部は、木質壁部と接合される。また、一対のコンクリート壁部には、鋼材がそれぞれ埋設される。各鋼材は、上下の水平部材に接合される。
【００１０】
このように複合壁に木質壁部を設けることにより、木質材の利用を促進することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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