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公開番号2025163600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024067030
出願日2024-04-17
発明の名称荷重支持構造及び荷重支持方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E02D 29/05 20060101AFI20251022BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】建物の工事を進行し易くする。
【解決手段】荷重支持構造は、作業用の構台20を支える支柱22と、構台20より下方の梁又はスラブ14Bに設置され、支柱22に作用する荷重をスラブ14Bへ移し替える仮設受け部材30と、スラブ14Bを支持する仮設サポート40と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
作業用の構台を支える支柱と、
前記構台より下方の梁又はスラブに設置され、前記支柱に作用する荷重を前記梁又はスラブへ移し替える仮設受け部材と、
前記梁又はスラブを支持する仮設サポートと、
を有する荷重支持構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記仮設受け部材は、前記梁又はスラブの上方において前記梁又はスラブを支持する梁に架け渡され、前記仮設サポートは、前記梁又はスラブの下方に配置されて前記梁又はスラブを支持する、
請求項1に記載の荷重支持構造。
【請求項3】
前記仮設受け部材は、
前記梁又はスラブの上方において前記支柱の両側へ配置される一対の受け梁と、
前記一対の受け梁に架け渡されて配置され、両側から前記支柱に固定される一対の固定部材と、
を備えた請求項1又は2に記載の荷重支持構造。
【請求項4】
作業用の構台より下方の梁又はスラブに仮設受け部材を配置して、前記構台を支える支柱に作用する荷重を前記梁又はスラブへ移し替える工程と、
前記梁又はスラブを支持する仮設サポートを配置する工程と、
前記支柱において前記仮設受け部材より下にある部分を切断する工程と、
を備えた荷重支持方法。
【請求項5】
前記仮設受け部材の設置及び前記支柱の切断後、前記支柱において切断された下側部分を、前記仮設受け部材が設置された階の直下階から下方の階に向かって順次切断する、
請求項4に記載の荷重支持方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷重支持構造及び荷重支持方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、地下階の上方の階から下方の階へ吊り柱を順次つぎ足しながら根切りして、その後、吊り柱を、下方の階から上方の階へ順次撤去する地下逆打ち工法が記載されている。この吊り柱は、一階床梁に吊り下げ支持され、一階床梁は構真柱に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-34939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の吊り柱は、上方の荷重を支持する必要がない。一方で、例えば構台支柱のように、上方の荷重を支持しつつ、建築工事の進行に伴って撤去される柱もある。しかしながら、このような柱の撤去前には、柱そのものが存置していること、柱が貫通している仮設開口がスラブにあること、等により、建物の設備工事や仕上げ工事が進行できない状況となる。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、建物の工事を進行し易くできる荷重支持構造及び荷重支持方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の荷重支持構造は、作業用の構台を支える支柱と、前記構台より下方の梁又はスラブに設置され、前記支柱に作用する荷重を前記梁又はスラブへ移し替える仮設受け部材と、前記梁又はスラブを支持する仮設サポートと、を有する。
【0007】
請求項1の荷重支持構造では、構台より下方の梁又はスラブに仮設受け部材を設置して、支柱に作用する荷重を梁又はスラブへ移し替える。このため、支柱において梁又はスラブより下にある部分を切断できる。これにより、例えば支柱が挿通されているスラブ(仮設受け部材を設置したスラブより下方のスラブ)の貫通孔を塞ぐことができる。したがって、支柱に作用する荷重を移し替えない場合と比較して、仕上げ工事等の工事を進行し易くできる。
【0008】
また、梁又はスラブを仮設サポートで支持することで、構台に重機が乗り入れても、構台を支持できる。
【0009】
請求項2の荷重支持構造は、請求項1に記載の荷重支持構造において、前記仮設受け部材は、前記梁又はスラブの上方において前記梁又はスラブを支持する梁又はスラブに架け渡され、前記仮設サポートは、前記梁の下方に配置されて前記梁又はスラブを支持する。
【0010】
請求項2の荷重支持構造では、支柱に作用する荷重が、仮設受け部材及び梁又はスラブを介して仮設サポートによって支持される。このため、仮設サポートの位置を、梁又はスラブの下方において移動できる。これにより、梁又はスラブの下方の空間の工事を進行し易い。
(【0011】以降は省略されています)

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