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公開番号
2025181438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024089418
出願日
2024-05-31
発明の名称
排水管通気設備
出願人
アロン化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
29/14 20060101AFI20251204BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】排水管の内圧と逆流水とを安定して放出することができる排水管通気設備を提案する。
【解決手段】排水管通気設備1は、排水枠体2の上部開口部11を閉鎖する上部開口蓋3が、排水枠体2の内空部13と外部空域とを連通する外部通気路16を備えると共に、排水管に連通する排水口部を閉鎖する排水口蓋5が、排水管の内部と内空部13とを連通する内部通気路と、内部通気路を閉鎖する閉鎖弁部22とを備えたものである。かかる構成は、排水管の内圧増加と逆流水の発生とが生じた場合に、内部通気路と外部通気路16とを介して内圧と逆流水とを放出できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上方へ開口する上部開口部と該上部開口部の下方に設けられた排水口部を介して排水管の内部に連通する内空部とを備えた排水枠体の、該上部開口部に取り付けられ、該上部開口部を閉鎖する上部開口蓋と、
前記排水口部に取り付けられ、該排水口部を閉鎖する排水口蓋と
を備えた排水管通気設備であって、
前記上部開口蓋は、該上部開口蓋上の外部空域と前記排水枠体の内空部とを連通する外部通気路を備えており、
前記排水口蓋は、前記排水管の内部と前記内空部とを連通する内部通気路と、前記内部通気路を閉鎖する閉鎖弁部とを備えたものであることを特徴とする排水管通気設備。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記排水口蓋は、
前記閉鎖弁部を、前記内部通気路を閉鎖する閉鎖状態と、該閉鎖状態から昇動されて該内部通気路を開放する開放状態とに変換可能に設け、前記排水管の内圧が所定圧力以上となると、該排水管の内圧により該閉鎖弁部を該閉鎖状態から該開放状態に変換させる内圧開放手段を備えており、
前記上部開口蓋は、
前記外部通気路が、前記開放状態における前記内部通気路の開口面積と同等または当該開口面積よりも大きい開口面積を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の排水管通気設備。
【請求項3】
前記排水口蓋は、
前記閉鎖弁部を、前記内部通気路を閉鎖する閉鎖状態と、該閉鎖状態から昇動されて該内部通気路を開放する開放状態とに変換可能に設け、前記排水管の内圧が所定圧力以上となると、該排水管の内圧により該閉鎖弁部を該閉鎖状態から該開放状態に変換させる内圧開放手段を備えており、
前記上部開口蓋は、
前記外部通気路が、前記開放状態における前記内部通気路の開口面積よりも小さい開口面積を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の排水管通気設備。
【請求項4】
前記上部開口蓋は、複数の前記外部通気路を備えたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排水管通気設備。
【請求項5】
前記外部通気路は、
前記上部開口蓋の下面に開口された下端開口部と該上部開口蓋の上面に開口された上端開口部とが、互いの水平方向位置をずらして設けられたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排水管通気設備。
【請求項6】
前記外部通気路は、
前記上部開口蓋の中央側から外方に向かって上り勾配で傾斜するように設けられたものであることを特徴とする請求項5に記載の排水管通気設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マンホールや点検口等の開口部に設けられて、該開口部を閉鎖する排水管通気設備に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
下水道等の排水管は、地中に埋設された保護筐体の空間部に連通されて、該保護筐体の上部開口部を介して地表に開放される構成が知られている。例えば特許文献1には、前記上部開口部を閉鎖する外蓋(保護筐蓋)と、保護筐体の空間部に開口されて前記排水管に連通された排水口部(掃除口)を閉鎖する内蓋(掃除口用蓋)とを備えた構成が提案されている。この従来構成では、内蓋に、閉鎖状態の連通孔が形成されており、該連通孔を切断することにより開口できるようになっている。そして、連通孔を開口すれば、集中豪雨等によって排水管の内圧が増大した場合や逆流水が生じた場合に、これら内圧や逆流水を該連通孔から放出でき、排水管の破損や上流側の排水設備における不具合の発生を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平6-9076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した特許文献1の従来構成では、連通孔を切断して開口しなければ、排水管の内圧や逆流水を外部へ放出できない。このため、集中豪雨の発生前に、作業者が保護筐体の空間部に入って連通孔を切断する作業を行う。ところが、近年は、局所的な集中豪雨が短時間で発生する場合が増えており、集中豪雨の発生を予測して該集中豪雨の直前に連通孔を開口する作業を行い難い。そして、連通孔を開口しない状態では、排水管の内圧と逆流水とを外部へ放出できないため、排水管の破損等を生ずる虞があった。
【0005】
本発明は、排水管の内圧と逆流水とを安定して放出し得る排水口蓋および排水管通気設備を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上方へ開口する上部開口部と該上部開口部の下方に設けられた排水口部を介して排水管の内部に連通する内空部とを備えた排水枠体の、該上部開口部に取り付けられ、該上部開口部を閉鎖する上部開口蓋と、前記排水口部に取り付けられ、該排水口部を閉鎖する排水口蓋とを備えた排水管通気設備であって、前記上部開口蓋は、該上部開口蓋上の外部空域と前記排水枠体の内空部とを連通する外部通気路を備えており、前記排水口蓋は、前記排水管の内部と前記内空部とを連通する内部通気路と、前記内部通気路を閉鎖する閉鎖弁部とを備えたものであることを特徴とする排水管通気設備である。
【0007】
かかる構成にあっては、内部通気路を介して排水管の内圧と逆流水とを内空部に放出可能であり、該内部通気路から放出された該内圧と逆流水とを上部開口蓋の外部通気路を介して外部空域へ放出できる。これにより、集中豪雨等で生じた排水管の内圧増加や逆流水によって排水管が破損したり上流側の排水設備に悪影響を及ぼしたりすること等を、安定かつ確実に抑制することができる。
【0008】
前述した本発明の排水管通気設備にあって、前記排水口蓋は、前記閉鎖弁部を、前記内部通気路を閉鎖する閉鎖状態と、該閉鎖状態から昇動されて該内部通気路を開放する開放状態とに変換可能に設け、前記排水管の内圧が所定圧力以上となると、該排水管の内圧により該閉鎖弁部を該閉鎖状態から該開放状態に変換させる内圧開放手段を備えており、前記上部開口蓋は、前記外部通気路が、前記開放状態における前記内部通気路の開口面積と同等または当該開口面積よりも大きい開口面積を有するものである構成が提案される。
【0009】
かかる構成にあっては、排水管の内圧(逆流水の発生による内圧および逆流水による水圧も含む)が所定圧力以上になると、内部通気路が開放状態となることから、該内圧や逆流水を該内部通気路を介して放出できる。そして、本構成は、外部通気路の開口面積が内部通気路の開口面積と同等または該開口面積より大きいことから、内部通気路を介して内空部に放出された圧力や逆流水を、外部通気路を介して外部空域へスムーズかつ安定して放出できる。
【0010】
尚、外部通気路と内部通気路との開口面積は、各通気路の上端と下端との少なくとも一方を示す。そして、本構成は、外部通気路の上端開口部(外部空域側の開口部)が、内部通気路の上端開口部(内空部側の開口部)よりも開口面積が大きい構成が好適である。さらには、外部通気路の上端開口部が内部通気路の上端開口部よりも開口面積が大きく、且つ外部通気路の下端開口部が内部通気路の下端開口部よりも開口面積が大きい構成が好適である。さらに、外部通気路の上端開口部と下端開口部とが、内部通気路の上端開口部と下端開口部とのいずれよりも開口面積が大きい構成が好適である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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