TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025161191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064173
出願日2024-04-11
発明の名称免震構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04H 9/02 20060101AFI20251017BHJP(建築物)
要約【課題】構造体の変位に対して小さい変形の支承部材で振動を減衰できる免震構造を提供する。
【解決手段】免震構造は、構造体(上部構造体14)を支持する柱16と、柱16の一方の端部に設けられ、構造設計上のピン接合である回転支持部16Aと、柱16の他方の端面に柱16の中心線CLの回りに対称に配置され、圧縮剛性が引張り剛性より大きい弾性又は粘弾性の支承部材24と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造体を支持する柱と、
前記柱の一方の端部に設けられ、構造設計上のピン接合である回転支持部と、
前記柱の他方の端面に前記柱の中心線の回りに対称に配置 され、圧縮剛性が引張り剛性より大きい弾性又は粘弾性の支承部材と、
を備えた免震構造。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記柱の前記支承部材が設置される側の端部が前記回転支持部より拡幅して形成されている、
請求項1に記載の免震構造。
【請求項3】
前記構造体が変位した際に、復元力を付与する復元材を備えた、
請求項1又は2に記載の免震構造。
【請求項4】
前記復元材は、前記構造体が上方へ変位した際に引張られて復元力を付与するケーブルである、
請求項3に記載の免震構造。
【請求項5】
前記復元材は、前記構造体が横方向へ変位した際にせん断変形して復元力を付与する弾性又は粘弾性の復元材である、
請求項3に記載の免震構造。
【請求項6】
前記支承部材は、前記柱の中心から外側へ向かう方向において下側へ傾斜して配置されている、
請求項1に記載の免震構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、免震構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、免震層に免震装置及びダンパーを設置した建物が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-137309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示されたように、免震構造の建物では、免震層に変位を集中させて他の層間の相対変位を抑制することがある。また、振動を減衰させるために、免震層にはダンパーなどの減衰材を設ける場合もある。このとき、免震装置を構成する支承部材は、建物等の構造体の荷重を支持しつつ、構造体の変位と等しい量だけせん断変形する必要がある。同様に、構造体の変位と等しい量だけ減衰材も変形する必要がある。このため、免震装置や減衰材には、構造体の変位に応じた大きな変形能力が求められる。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、構造体の変位に対して小さい変形の支承部材で振動を減衰できる免震構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の免震構造は、構造体を支持する柱と、前記柱の一方の端部に設けられ、構造設計上のピン接合である回転支持部と、前記柱の他方の端面に前記柱の中心線の回りに対称に配置され、圧縮剛性が引張り剛性より大きい弾性又は粘弾性の支承部材と、を備える。
【0007】
請求項1の免震構造では、柱に支持された構造体に、例えば地震時に右方向へ水平力が作用すると、その力が小さいときは支承部材が右側へせん断変形すると共に、構造体を左側に戻そうとする復元力を生じる。一方、水平力が大きくなると一方の端部に設けられた回転支持部が回転し始め、柱は右側へ傾斜する。
【0008】
これにより、柱の他方の端面に設けられた支承部材は、柱の中心線より左側及び右側の一方側に構造体の荷重が作用して圧縮され、柱には右側へ傾斜した姿勢を元に戻そうとする復元力が作用する。このとき、支承部材は右側へせん断変形し、支承部材には、柱に作用する復元力と同じ大きさのせん断力が生じる。
【0009】
このように、柱が傾斜するまでは支承部材の復元力で、柱が傾斜してからは柱の傾斜に伴う重力復元で姿勢を戻す構成とすることで、地震力に対する構造体の水平変位量を、柱の傾斜によって吸収できる。これにより、せん断変形量の小さい(せん断剛性の大きい)支承部材で免震構造を構築できる。すなわち、構造体の変位に対して少ない変形の支承部材で振動を減衰できる。
【0010】
請求項2の免震構造は、請求項1に記載の免震構造において、前記柱の前記支承部材が設置される側の端部が前記回転支持部より拡幅して形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
接合構造
1か月前
個人
タッチミー
1か月前
個人
安心補助てすり
26日前
個人
ベンリナアングル
1か月前
株式会社シンケン
住宅
27日前
個人
防災建築物
1か月前
三協立山株式会社
構造体
27日前
三協立山株式会社
構造体
6日前
株式会社大林組
接合構造
22日前
三洋工業株式会社
床構造
27日前
株式会社熊谷組
床構成材
1か月前
三協立山株式会社
構造体
11日前
鹿島建設株式会社
制震架構
1か月前
ミサワホーム株式会社
玄関
11日前
鹿島建設株式会社
解体方法
1か月前
ミサワホーム株式会社
住宅
19日前
鹿島建設株式会社
接合構造
27日前
日精株式会社
機械式駐車装置
11日前
株式会社オカムラ
移動式什器
27日前
株式会社タカショー
11日前
株式会社タカショー
11日前
株式会社竹中工務店
建物構造
1か月前
日精株式会社
機械式駐車装置
1か月前
株式会社 シコク
手摺り装置
19日前
極東開発工業株式会社
駐車装置
12日前
三芝硝材株式会社
ガラスユニット
1か月前
河西工業株式会社
壁構造体
1か月前
個人
木造建築物の建築方法
4日前
株式会社竹中工務店
跳ね出し架構
1か月前
アルインコ株式会社
作業台
1か月前
株式会社オカムラ
パーティション
27日前
積水ハウス株式会社
建築物
27日前
株式会社オカムラ
パーティション
27日前
株式会社スローテック
耐火被覆体
1か月前
株式会社大林組
スロープ構造
19日前
ミサワホーム株式会社
外壁支持構造
1か月前
続きを見る