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公開番号
2025165135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2024069057
出願日
2024-04-22
発明の名称
座屈拘束ブレース
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/58 20060101AFI20251027BHJP(建築物)
要約
【課題】ずれ止め突起が入る凹部が当該ずれ止め突起の溶接ビードの外形寸法よりも大きくされることを許容する一方で、従来の逃がし凹部を形成する加工を要することなく、芯材と拘束材との位置ずれが大きくなるのを回避できる座屈拘束ブレースを提供する。
【解決手段】座屈拘束ブレース1は板状体21の長辺方向の両端に他部材との接合のための接合部22を有した芯材2と、板状体21の弱軸方向に直交する各面に対向して配置された拘束材3と、を備える。板状体21の上記各面には、ずれ止め突起25が形成されており、拘束材3には、ずれ止め突起が入る凹部33が形成されている。凹部33として、溶接ビード25aに接触しない大きさの内面部を有する管状部材SPが設けられている。そして、管状部材SPの上記内面部の溶接ビード25aを越える高さ位置に、ずれ止め突起25に対向する凸状部36が、内面部よりもずれ止め突起25に近づいて設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
板状体の長辺方向の両端に他部材との接合のための接合部を有した芯材と、上記板状体の弱軸方向に直交する各面に対向して配置された拘束材と、を備えており、上記板状体の上記各面には、上記芯材と上記拘束材との相対移動を制限するためのずれ止め突起が形成されており、上記拘束材には、上記ずれ止め突起が入る凹部が形成された座屈拘束ブレースであって、
上記凹部は、上記ずれ止め突起の上記板状体への溶接により生じる溶接ビードに接触しない大きさの内面部を有する管状部材により形成されており、
上記管状部材の上記内面部の上記溶接ビードを越える高さ位置に、上記ずれ止め突起に対向する凸状部が、上記内面部よりも上記ずれ止め突起に近づいて設けられていることを特徴とする座屈拘束ブレース。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記凸状部は、上記管状部材の内面部に固定された立体物であることを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項3】
請求項2に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記立体物は、金属からなり、金属製の上記管状部材に溶接によって固定されることを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項4】
請求項2に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記立体物は、樹脂または木質材からなり、上記管状部材に接着または圧入によって固定されることを特徴とする座屈拘束ブレース。
【請求項5】
請求項1に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記凸状部は、上記管状部材に対する加圧加工によって当該管状部材の内面側に突き出た凸形成部であることを特徴とする座屈拘束ブレース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、構造物の躯体に組み込まれて地震等の際に振動エネルギーを減衰させる座屈拘束ブレースに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、芯材に拘束材側へ突出する滑り止め突起を基端で溶接して設け、上記拘束材のコンクリート系材に上記滑り止め突起が嵌まり込んで係合する突起受け金物を埋め込み、上記コンクリート系材に上記滑り止め突起の基端の溶接ビードが入る逃がし凹部を設け、上記突起受け金物は上記溶接ビードに当たらず上記滑り止め突起に当たる範囲に設けた座屈拘束ブレースが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6284722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された発明は、突起受け金物の内径が溶接ビードの外周寸法よりも大きくされる構造の問題を解決したものであるが、上記拘束材のコンクリート系材に逃がし凹部を形成する加工手間が必要になるという欠点がある。
【0005】
この発明は、ずれ止め突起が入る凹部が当該ずれ止め突起の溶接ビードの外形寸法よりも大きくされることを許容する一方で、従来の逃がし凹部を形成する加工を要することなく、座屈拘束ブレースにおける芯材と拘束材との位置ずれが大きくなるのを回避することができる座屈拘束ブレースを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の座屈拘束ブレースは、上記の課題を解決するために、板状体の長辺方向の両端に他部材との接合のための接合部を有した芯材と、上記板状体の弱軸方向に直交する各面に対向して配置された拘束材と、を備えており、上記板状体の上記各面には、上記芯材と上記拘束材との相対移動を制限するためのずれ止め突起が形成されており、上記拘束材には、上記ずれ止め突起が入る凹部が形成された座屈拘束ブレースであって、
上記凹部は、上記ずれ止め突起の上記板状体への溶接により生じる溶接ビードに接触しない大きさの内面部を有する管状部材により形成されており、
上記管状部材の上記内面部の上記溶接ビードを越える高さ位置に、上記ずれ止め突起に対向する凸状部が、上記内面部よりも上記ずれ止め突起に近づいて設けられていることを特徴とする。
【0007】
上記の構成であれば、上記芯材と上記拘束材との相対的な位置ずれが生じると、上記ずれ止め突起が、上記内面部よりも上記ずれ止め突起に近づいて設けられる上記凸状部に当たるため、上記ずれ止め突起が入る上記凹部が当該ずれ止め突起の溶接ビードの外形寸法よりも大きくされることを許容する一方で、従来の逃がし凹部を形成する加工を要することなく、上記芯材と上記拘束材との位置ずれが大きくなるのを回避することができる。
【0008】
上記凸状部は、上記管状部材の内面部に固定された立体物であってもよい。これによれば、上記管状部材の内面部に上記立体物を固定する作業によって、簡単に上記凸状部を作製できる。
【0009】
上記立体物は、金属からなり、金属製の上記管状部材に溶接によって固定されてもよい。或いは、上記立体物は、樹脂または木質材からなり、上記管状部材に接着または圧入によって固定されてもよい。
【0010】
或いは、上記凸状部は、上記管状部材に対する加圧加工によって当該管状部材の内面側に突き出た凸形成部であってもよい。これによれば、上記立体物とされる部品数の増加を招くことなく、上記凸状部を作製できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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