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公開番号
2025174139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024080237
出願日
2024-05-16
発明の名称
柱及び建築物
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/24 20060101AFI20251120BHJP(建築物)
要約
【課題】付帯物の取付強度を向上できる柱及び建築物を提供する。
【解決手段】建築物は、付帯物取付部材が取り付けられる取付柱22を備えている。取付柱22は、上側構造体に固定されるとともに柱頭連結孔が設けられた柱頭部と、下側構造体としての基礎11に固定されるとともに柱脚連結孔47aが設けられた柱脚部42と、上側連結孔、下側連結孔48b、及び付帯物取付部材を取付柱22に取り付けるための取付孔が設けられた柱本体43とを有している。柱頭部と柱本体43とは、柱頭連結孔及び上側連結孔に挿通された上側連結ボルトによって連結されている。柱脚部42と柱本体43とは、柱脚連結孔47a及び下側連結孔48bに挿通された下側連結ボルトB2によって連結されている。取付柱22は、柱本体43から下側連結ボルトB2を介した柱脚部42への鉛直荷重の伝達を規制可能に構成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ラーメン構造の軸組と前記軸組の外側に設けられた外壁材とを備える建築物に設けられる柱であって、
前記外壁材の屋外側に付帯物を取り付けるための付帯物取付部材が取り付けられる取付柱であり、
前記取付柱は、
前記取付柱の上に位置する上側構造体に固定されるとともに柱頭連結孔が設けられた柱頭部と、
前記取付柱の下に位置する下側構造体に固定されるとともに柱脚連結孔が設けられた柱脚部と、
上側連結孔、下側連結孔、及び前記付帯物取付部材を前記取付柱に取り付けるための取付孔が設けられた柱本体と、
を有し、
前記柱頭部と前記柱本体とは、前記柱頭連結孔及び前記上側連結孔に挿通された上側連結ボルトによって連結され、
前記柱脚部と前記柱本体とは、前記柱脚連結孔及び前記下側連結孔に挿通された下側連結ボルトによって連結され、
前記柱頭部から前記上側連結ボルトを介した前記柱本体への鉛直荷重の伝達、又は前記柱本体から前記下側連結ボルトを介した前記柱脚部への鉛直荷重の伝達を規制可能に構成されている柱。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記柱頭連結孔、前記上側連結孔、及び前記下側連結孔は、丸孔であり、
前記柱脚連結孔は、前記取付柱が延びる方向に延びる長孔であり、
前記柱脚連結孔内における前記下側連結ボルトの下端と前記柱脚連結孔を区画する面との間には隙間が設けられている請求項1に記載の柱。
【請求項3】
前記柱本体は、2つのC形鋼によって構成されており、
前記柱頭部及び前記柱脚部はそれぞれ、前記2つのC形鋼の間に配置された状態で前記柱本体に連結されている請求項1に記載の柱。
【請求項4】
前記取付孔は、前記取付柱が延びる方向において複数設けられている請求項1に記載の柱。
【請求項5】
複数の前記取付孔は、前記取付柱が延びる方向において等間隔を空けて設けられている請求項4に記載の柱。
【請求項6】
ラーメン構造の軸組と前記軸組の外側に設けられた外壁材とを備える建築物であって、
請求項1~5の何れか一項に記載の柱を備える建築物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、柱及び建築物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の付属物取付構造において、付属物は、ボルトによって外壁パネルに直接取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-2227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
付属物がボルトによって外壁パネルに直接取り付けられる場合、付属物の重量はボルトを介して外壁パネルにかかるため、付属物の取付強度が不足するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する柱は、ラーメン構造の軸組と前記軸組の外側に設けられた外壁材とを備える建築物に設けられる柱であって、前記外壁材の屋外側に付帯物を取り付けるための付帯物取付部材が取り付けられる取付柱であり、前記取付柱は、前記取付柱の上に位置する上側構造体に固定されるとともに柱頭連結孔が設けられた柱頭部と、前記取付柱の下に位置する下側構造体に固定されるとともに柱脚連結孔が設けられた柱脚部と、上側連結孔、下側連結孔、及び前記付帯物取付部材を前記取付柱に取り付けるための取付孔が設けられた柱本体と、を有し、前記柱頭部と前記柱本体とは、前記柱頭連結孔及び前記上側連結孔に挿通された上側連結ボルトによって連結され、前記柱脚部と前記柱本体とは、前記柱脚連結孔及び前記下側連結孔に挿通された下側連結ボルトによって連結され、前記柱頭部から前記上側連結ボルトを介した前記柱本体への鉛直荷重の伝達、又は前記柱本体から前記下側連結ボルトを介した前記柱脚部への鉛直荷重の伝達を規制可能に構成されている。
【0006】
この構成によれば、付帯物取付部材は取付柱に取り付けられるため、外壁材に取り付けられる場合と比較して、付帯物取付部材の取付強度を向上できる。
付帯物取付部材の取付強度を向上する方法として、例えば、ラーメン構造の軸組を構成する構造柱に付帯物取付部材を取り付けることが考えられる。しかしながら、この場合には、付帯物の荷重が構造柱に加わるため、建築物における構造強度に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0007】
上記構成によれば、取付柱は、柱頭部から上側連結ボルトを介した柱本体への鉛直荷重の伝達、又は柱本体から下側連結ボルトを介した柱脚部への鉛直荷重の伝達を規制可能に構成されている。すなわち、取付柱は、大荷重の負荷時、柱頭部と柱本体との連結部分又は柱本体と柱脚部との連結部分において、鉛直荷重が伝達されにくい構造に構成されている。要するに、取付柱は、非構造柱として構成されている。したがって、建築物における構造強度に悪影響を及ぼすことなく、付帯物取付部材の取付強度を向上できる。
【0008】
また、取付柱は、柱頭部、柱脚部、及び柱本体の3つのパーツに分割されている。このため、取付柱を施工する取付柱施工工程も、柱頭部を上側構造体に固定する柱頭固定工程、柱脚部を下側構造体に固定する柱脚固定工程、及び柱本体を柱頭部及び柱脚部に連結する連結工程の3つの工程に分割することができる。したがって、作業者は、取付柱施工工程を一度に全て行わなくてもよいため、軸組を施工する軸組施工工程や外壁材を施工する外壁材施工工程などの他の施工工程の時期に応じて取付柱施工工程を行うことができる。
【0009】
(2)上記(1)の柱において、前記柱頭連結孔、前記上側連結孔、及び前記下側連結孔は、丸孔であり、前記柱脚連結孔は、前記取付柱が延びる方向に延びる長孔であり、前記柱脚連結孔内における前記下側連結ボルトの下端と前記柱脚連結孔を区画する面との間には隙間が設けられている。
【0010】
この構成によれば、柱脚連結孔は長孔であるため、柱脚連結孔内における下側連結ボルトの下端と柱脚連結孔を区画する面との間に隙間を設けることができる。この隙間により、取付柱を非構造柱とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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