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公開番号2025170578
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075271
出願日2024-05-07
発明の名称剥離装置及び、当該剥離装置を用いた剥離方法
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 41/00 20060101AFI20251112BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】離型紙に設けられたシート部材を安定的に引き剥がすこと。
【解決手段】離型紙上にシート部材を有するワークからシート部材を剥離する剥離装置であって、シート部材は、一定間隔の切れ込みにより、複数枚に区切られ、個々が離されていない未分割シート部材であり、離型紙からシート部材の剥離を行う剥離ステージと、傾斜された状態の平滑面を備え、ワークの位置合わせをする位置合わせ台と、ワークを位置合わせ台から剥離ステージへ移動させる第1アームと、未分割シート部材の上面をそれぞれ吸着する複数の吸着部、及び吸着部の間隔を変更する間隔変更機構を備える第2アームと、を有し、剥離ステージは、ワークが載置される剥離台と、剥離台の下方から離型紙を吸引する吸引部と、離型紙がシート部材からはみ出た余白部Mを把持し、把持した箇所を基点としてシート部材と逆方向に回転するクランプ部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
離型紙上にシート部材を有するワークから前記シート部材を剥離する剥離装置であって、
前記シート部材は、一定間隔の切れ込みにより複数枚に区切られ、個々が離されてない未分割シート部材であり、
前記離型紙から前記シート部材の剥離を行う剥離ステージと、
傾斜された状態の平滑面を備え、前記ワークの位置合わせをする位置合わせ台と、
前記ワークを前記位置合わせ台から前記剥離ステージへ移動させる第1アームと、
前記未分割シート部材の上面をそれぞれ吸着する複数の吸着部、及び前記吸着部の間隔を変更する間隔変更機構を備える第2アームと、
を有し、
前記剥離ステージは、
前記ワークが載置される剥離台と、
前記剥離台の下方から前記離型紙を吸引する吸引部と、
前記離型紙のうち前記シート部材からはみ出た余白部を把持し、把持した箇所を基点として前記シート部材と逆方向に回転するクランプ部と、
を備えることを特徴とする剥離装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記位置合わせ台の前記平滑面の面下にヒータを備えることを特徴とする請求項1に記載の剥離装置。
【請求項3】
前記位置合わせ台は、前記平滑面上において、
前記ワークの第1方向の動きを塞き止める第1ストッパー部と、
前記ワークの前記第1方向と直角の第2方向の動きを塞き止める第2ストッパー部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の剥離装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の剥離装置を用いた剥離方法であって、
前記吸引部が前記離型紙の下方から吸引する、吸引工程と、
前記クランプ部が、前記余白部を把持する、把持工程、及び把持した箇所を基点として前記シート部材と逆方向に回転して前記余白部を捲る、捲り工程と、
前記吸着部が各前記未分割シート部材の上方をそれぞれ吸着する、吸着工程と、
前記吸引工程、前記捲り工程、及び前記吸着工程後、前記第2アームが前記吸着部を前記切り込み方向の前後に微揺動させる、微揺動工程と、
を有することを特徴とする剥離方法。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の剥離装置を用いた剥離方法であって、
前記微揺動工程を行った後、前記クランプ部が前記余白部を把持しつつ、前記吸着部が、各前記未分割シート部材の上方をそれぞれ吸着したまま前記第2アームが移動することにより、前記未分割シート部材を前記離型紙から剥離する、剥離工程と、
前記剥離工程後、前記間隔変更機構が前記吸着部間の間隔を拡げて、前記未分割シート部材を個々に離した分割シート部材にする、分割工程と、
を有することを特徴とする請求項4に記載の剥離方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、離型紙からシート部材を剥離する剥離装置及びその剥離方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、離型紙上に長さ方向に並列して複数枚設けられたシート部材を剥離する作業は、全て手作業で行われており、1枚ずつシート部材を剥がしていた。
【0003】
人手でシート部材を1枚ずつ剥がすとなると、効率が悪く自動化及び省力化することが求められていた。そこで、特許文献1では、移動装置側の送り動作とローラ側の引き取り動作を一致させ、離型紙の引き剥がし作業を行うことが可能な剥離装置、及び離型紙の剥離方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-227358
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の剥離装置、及び剥離方法では、シート部材は、直線的な動きになるため、離型紙の破れやめくり不良が発生し、離型紙からシート部材を引き剥がすことが難しかった。
【0006】
そこで、本発明は上記事情を鑑みたものであって、離型紙から安定的にシート部材を引き剥がす剥離装置、及び当該剥離装置を用いた剥離方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る剥離装置は、離型紙上にシート部材を有するワークから前記シート部材を剥離する剥離装置であって、前記シート部材は、一定間隔の切れ込みにより、複数枚に区切られ、個々が離されていない未分割シート部材であり、前記離型紙から前記シート部材の剥離を行う剥離ステージと、傾斜された状態の平滑面を備え、前記ワークの位置合わせをする位置合わせ台と、前記ワークを前記位置合わせ台から前記剥離ステージへ移動させる第1アームと、前記未分割シート部材の上面をそれぞれ吸着する複数の吸着部、及び前記吸着部の間隔を変更する間隔変更機構を備える第2アームと、を有し、前記剥離ステージは、前記ワークが載置される剥離台と、前記剥離台の下方から前記離型紙を吸引する吸引部と、前記離型紙のうち前記シート部材からはみ出た余白部を把持し、把持した箇所を基点として前記シート部材と逆方向に回転するクランプ部と、を備えることを特徴とした剥離装置である。
【0008】
さらに、前記位置合わせ台の前記平滑面の面下にヒータを備えることを特徴とした剥離装置である。
【0009】
さらに、前記位置合わせ台は、前記平滑面上において、前記ワークの第1方向の動きを塞き止める第1ストッパー部と、前記ワークの前記第1方向と直角の第2方向の動きを塞き止める第2ストッパー部と、が設けられていることを特徴とした剥離装置である。
【0010】
さらに、上記に記載の剥離装置を用いた剥離方法であって、前記吸引部が前記離型紙の下方から吸引する、吸引工程と、前記クランプ部が、前記余白部を把持する、把持工程、及び把持した箇所を基点として前記未分割シート部材と逆方向に回転して前記余白部を捲る、捲り工程と、前記吸着部が各前記未分割シート部材の上方をそれぞれ吸着する、吸着工程と、前記第2アームが前記吸着部を前記切り込み方向の前後に微揺動させる、微揺動工程と、を有することを特徴とした剥離方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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