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公開番号2025161599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064923
出願日2024-04-12
発明の名称場所打ちコンクリート杭の施工方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E02D 5/34 20060101AFI20251017BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】場所打ちコンクリート杭の施工時に、コンクリート性状の悪化を抑制することを目的とする。
【解決手段】場所打ちコンクリート杭の施工方法は、杭孔10に挿入された第一トレミー管20及び第二トレミー管30によって杭孔10にコンクリートを打設する場所打ちコンクリート杭の施工方法において、第二トレミー管30を介して杭孔10にコンクリートを打設しながら、第一トレミー管20へのコンクリートの供給を停止し、第一トレミー管20を引き上げて該第一トレミー管20の上端側を分断する第一トレミー管引き上げ工程と、第一トレミー管20を介して杭孔10にコンクリートを打設しながら、第二トレミー管30へのコンクリートの供給を停止し、第二トレミー管30を引き上げて該第二トレミー管30の上端側を分断する第二トレミー管引き上げ工程と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
杭孔に挿入された第一トレミー管及び第二トレミー管によって前記杭孔にコンクリートを打設する場所打ちコンクリート杭の施工方法において、
前記第一トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、前記第二トレミー管を介して前記杭孔にコンクリートを打設しながら、前記第一トレミー管を引き上げて該第一トレミー管の上端側を分断する第一トレミー管引き上げ工程と、
前記第二トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、前記第一トレミー管を介して前記杭孔にコンクリートを打設しながら、前記第二トレミー管を引き上げて該第二トレミー管の上端側を分断する第二トレミー管引き上げ工程と、
を備える場所打ちコンクリート杭の施工方法。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第一トレミー管及び前記第二トレミー管は、開閉式分岐配管を介してコンクリート供給管に接続され、
前記第一トレミー管引き上げ工程において、前記開閉式分岐配管の前記第一トレミー管側を閉じることにより、前記第一トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、
前記第二トレミー管引き上げ工程において、前記開閉式分岐配管の前記第二トレミー管側を閉じることにより、前記第二トレミー管へのコンクリートの供給を停止する、
請求項1に記載の場所打ちコンクリート杭の施工方法。
【請求項3】
前記第一トレミー管及び前記第二トレミー管によって前記杭孔にコンクリートを打設する並行打設工程を備える、
請求項1又は請求項2に記載の場所打ちコンクリート杭の施工方法。
【請求項4】
杭孔に挿入された第一トレミー管及び第二トレミー管によって前記杭孔にコンクリートを打設する場所打ちコンクリート杭の施工方法において、
前記第一トレミー管及び前記第二トレミー管は、軸方向に分断可能に連結される複数の配管をそれぞれ有し、
前記第一トレミー管及び前記第二トレミー管は、一端同士を揃えた状態で、前記配管の連結部が軸方向にずれる部分を有し、
前記第一トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、前記第二トレミー管を介して前記杭孔にコンクリートを打設しながら、前記第一トレミー管を引き上げて該第一トレミー管の上端側を前記配管の連結部で分断する第一トレミー管引き上げ工程と、
前記第二トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、前記第一トレミー管を介して前記杭孔にコンクリートを打設しながら、前記第二トレミー管を引き上げて該第二トレミー管の上端側を前記配管の連結部で分断する第二トレミー管引き上げ工程と、
を備える場所打ちコンクリート杭の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、場所打ちコンクリート杭の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
海底基礎の施工時に、水中にコンクリートを打設する水中コンクリート打設工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、安定液が充填された杭孔に、トレミー管によってコンクリートを打設する場所打ちコンクリート杭の施工方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平06-322764号公報
特開平08-184035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、杭孔に打設されたコンクリート内へのトレミー管の下端側の挿入長さが長くなると、トレミー管の下端から打設されるコンクリートの流動抵抗が大きくなり、例えば、トレミー管が詰まる可能性がある。そのため、トレミー管は、コンクリート内への下端側の挿入長さが所定値(上限値)を超えないように、順に引き上げられる。この際、トレミー管へのコンクリートの供給が停止され、引き上げられたトレミー管の上端側が分断される。
【0006】
しかしながら、トレミー管を引き上げてその上端側を分断する度に、杭孔へのコンクリートの打設を中断すると、施工時間が長くなり、スランプ等のコンクリート性状が悪化する可能性がある。
【0007】
本発明は、上記の事実を考慮し、場所打ちコンクリート杭の施工時に、コンクリート性状の悪化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の場所打ちコンクリート杭の施工方法は、杭孔に挿入された第一トレミー管及び第二トレミー管によって前記杭孔にコンクリートを打設する場所打ちコンクリート杭の施工方法において、前記第一トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、前記第二トレミー管を介して前記杭孔にコンクリートを打設しながら、前記第一トレミー管を引き上げて該第一トレミー管の上端側を分断する第一トレミー管引き上げ工程と、前記第二トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、前記第一トレミー管を介して前記杭孔にコンクリートを打設しながら、前記第二トレミー管を引き上げて該第二トレミー管の上端側を分断する第二トレミー管引き上げ工程と、を備える。
【0009】
請求項1に係る場所打ちコンクリート杭の施工方法によれば、先ず、第一トレミー管引き上げ工程において、第二トレミー管を介して杭孔にコンクリートを打設しながら、第一トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、第一トレミー管を引き上げて第一トレミー管の上端側を分断する。
【0010】
次に、第二トレミー管引き上げ工程において、第一トレミー管を介して杭孔にコンクリートを打設しながら、第二トレミー管へのコンクリートの供給を停止し、第二トレミー管を引き上げて第二トレミー管の上端側を分断する。
(【0011】以降は省略されています)

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