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公開番号2025158442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024060975
出願日2024-04-04
発明の名称鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/58 20060101AFI20251009BHJP(建築物)
要約【課題】鉄筋コンクリート躯体に生じた力を鉄骨柱の軸力として鉄骨柱に効果的に伝達することである。
【解決手段】鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造は、鉄筋コンクリート製の躯体と、躯体に上端部分が埋設された鉄骨柱と、鉄骨柱において躯体に埋設された上端部分から水平方向に突出し、躯体からの荷重を受ける支圧面が形成された突出部材とを備える
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
鉄筋コンクリート製の躯体と、
前記躯体に上端部分が埋設された鉄骨柱と、
前記鉄骨柱において前記躯体に埋設された上端部分から水平方向に突出し、前記躯体からの荷重を受ける支圧面が形成された突出部材と、
を備える鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記躯体は、梁及び前記梁に下端部が接合された壁であり、
前記突出部材は、一対設けられ、一対の前記突出部材は、前記梁に埋設されており、
一方の前記突出部材と他方の突出部材とは、前記鉄骨柱を挟んで反対側に配置されている、
請求項１に記載の鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造。
【請求項３】
前記突出部材は、Ｈ鋼材であって、板厚方向が上下方向とされたフランジ板に前記支圧面が形成されている、
請求項１に記載の鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に記載の鉄筋コンクリート梁と鉄骨の柱又は鉄骨を備える柱との接合方法では、鉄骨柱を建て込んだ後に、複数の鉄筋接続用カプラーを固定した鋼板を、鉄骨柱に、鉄骨柱の外周部に設けられたダイヤフラムを介して取り付けると共に、鉄筋コンクリート梁の梁主筋を、鉄筋接続用カプラーに挿入して定着させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－１２９４２６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
近年デザイン性を考慮して、外部に露出された鉄骨柱の上端部分に鉄筋コンクリート製の躯体を構築することがある。
【０００５】
本開示の課題は、鉄筋コンクリート製の躯体に生じた力を鉄骨柱の軸力として鉄骨柱に効果的に伝達することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第１態様に係る鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造は、鉄筋コンクリート製の躯体と、前記躯体に上端部分が埋設された鉄骨柱と、前記鉄骨柱において前記躯体に埋設された上端部分から水平方向に突出し、前記躯体からの荷重を受ける支圧面が形成された突出部材と、を備える。
【０００７】
上記態様によれば、鉄骨柱から水平方向に突出した突出部材には、躯体からの支圧を受ける支圧面が形成されている。これにより、鉄筋コンクリート製の躯体に生じた力を、支圧面が形成された突出部材を介して鉄骨柱の軸力として鉄骨柱に効果的に伝達することができる。
【０００８】
第２態様に係る鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造は、第１態様に記載の鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造において、前記躯体は、梁及び前記梁に下端部が接合された壁であり、前記突出部材は、一対設けられ、一対の前記突出部材は、前記梁に埋設されており、一方の前記突出部材と他方の突出部材とは、前記鉄骨柱を挟んで反対側に配置されている。
【０００９】
上記態様によれば、突出部材は、梁に埋設されて一対設けられ、一方の突出部材と他方の突出部材とは、鉄骨柱を挟んで反対側に配置されている。これにより、突出部材が鉄骨柱の一方のみに配置されている場合と比して、鉄筋コンクリート製に壁に生じた力を、梁を通して、支圧面が形成された突出部材を介して鉄骨柱の軸力として鉄骨柱に効果的に伝達することができる。
【００１０】
第３態様に係る鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造は、第１態様に記載の鉄筋コンクリート躯体と鉄骨柱との接合構造において、前記突出部材は、Ｈ鋼材であって、板厚方向が上下方向とされたフランジ板に前記支圧面が形成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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