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公開番号2025164003
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067705
出願日2024-04-18
発明の名称免震建物
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04H 9/02 20060101AFI20251023BHJP(建築物)
要約【課題】下部構造体への浸水を抑制できる免震建物を提供する。
【解決手段】免震建物10は、下部構造体12に設けられ、下部構造体12内への上方からの浸水を抑制する天井スラブ12Dと、天井スラブ12Dの上方に配置された免震装置20と、免震装置20に支持された上部構造体14と、天井スラブ12Dから立ち上がり、免震装置20が配置された免震層16の所定範囲を取り囲む防潮壁30と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
下部構造体に設けられ、前記下部構造体内への上方からの浸水を抑制する天井スラブと、
前記天井スラブの上方に配置された免震装置と、
前記免震装置に支持された上部構造体と、
前記天井スラブから立ち上がり、前記免震装置が配置された免震層の所定範囲を取り囲む防潮壁と、
を有する免震建物。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
前記所定範囲は、前記天井スラブに形成された開口である、
請求項１に記載の免震建物。
【請求項３】
前記開口にはエレベータが挿通されている、
請求項２に記載の免震建物。
【請求項４】
前記下部構造体は地下階を形成し、
前記上部構造体は地上階を形成し、
前記防潮壁は上端が前記上部構造体の一階以上の高さに配置されている、
請求項２に記載の免震建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、免震建物に関する。
続きを表示（約 860 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、止水壁によって免震機構を囲んで、免震機構への浸水を防ぐ免震建物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１５０５９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に示された免震機構は基礎上に配置されているが、免震装置を下部構造体と上部構造体の間に配置する建物もある。このような建物では、下部構造体への浸水を抑制する必要がある。
【０００５】
本発明は、上記事実を考慮し、下部構造体への浸水を抑制できる免震建物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１の免震建物は、下部構造体に設けられ、前記下部構造体内への上方からの浸水を抑制する天井スラブと、前記天井スラブの上方に配置された免震装置と、前記免震装置に支持された上部構造体と、前記天井スラブから立ち上がり、前記免震装置が配置された免震層の所定範囲を取り囲む防潮壁と、を有する。
【０００７】
請求項１の免震建物では、天井スラブによって、下部構造体内への上方からの浸水が抑制される。また、防潮壁によって、免震層の所定範囲への浸水も抑制できる。
【０００８】
請求項２の免震建物は、請求項１に記載の免震建物において、前記所定範囲は、前記天井スラブに形成された開口である。
【０００９】
請求項２の免震建物では、下部構造体の天井スラブに開口が形成されているが、この開口は防潮壁によって取り囲まれている。これにより、開口を通じた下部構造体への上方からの浸水も抑制される。
【００１０】
請求項３の免震建物は、請求項２に記載の免震建物において、前記開口にはエレベータが挿通されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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