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公開番号2025165581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069716
出願日2024-04-23
発明の名称マイクロ波加熱装置及びマイクロ波加熱システム
出願人日東電工株式会社,みなも株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類H05B 6/80 20060101AFI20251028BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】マイクロ波加熱のための実用的な技術を提供する。
【解決手段】円筒空洞共振器320は、壁330及び入力結合部340を含む。壁330は、内周面335を含む。入力結合部340は、壁330及び導波管310に結合されている。入力結合部340は、導入開口343及び隣接部345又は346を含む。導入開口343は、導波管310内から円筒空洞共振器320内にマイクロ波を導入する。隣接部345又は346は、導入開口343に隣接している。隣接部345又は346は、内周面335と連続し導入開口343に隣接する隣接曲面341又は342を有する、及び/又は、導入開口343に隣接する端345a又は346aにおいて10mm以下の厚さを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
導波管と、
円筒空洞共振器と、を備え、
前記円筒空洞共振器は、
内周面を有する壁と、
前記壁及び前記導波管に結合された入力結合部と、を有し、
前記入力結合部は、前記導波管内から前記円筒空洞共振器内にマイクロ波を導入する導入開口及び前記導入開口に隣接している隣接部を有し、
(a)前記隣接部は、前記内周面と連続し前記導入開口に隣接する隣接曲面を有するという第1構成、及び、
(b)前記隣接部は、前記導入開口に隣接する端において10mm以下の厚さを有するという第2構成、
からなる群より選択される少なくとも1つの構成を有し、
前記円筒空洞共振器内で前記マイクロ波によって被加熱対象物を加熱する、マイクロ波加熱装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記円筒空洞共振器内において、前記マイクロ波が照射されることにより、TM
0n0
モードの定在波が形成され、
nは、1以上の自然数である、
請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項3】
前記壁には、一対の貫通穴が設けられ、
前記内周面の周方向に関し、前記一対の貫通穴の間の領域を5分割したときの中心の1分割分の領域に、前記導入開口が位置する、
請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項4】
前記入力結合部は、前記壁と別体又は一体である、
請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項5】
前記隣接部は、前記第1構成を有し、
前記隣接曲面が形成されるように、前記導入開口に近づくにつれて前記隣接部の厚さが小さくなっている、
請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項6】
前記隣接部は、前記第2構成を有し、
前記隣接部は、前記導入開口に隣接する隣接平面を有する、
請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項7】
前記入力結合部は、前記内周面及び前記隣接平面の間に位置し、前記内周面と連続した中間曲面を有する、
請求項6に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項8】
前記隣接平面は、前記導波管から前記導入開口に向かう方向に直交するように拡がっている、
請求項6に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項9】
前記内周面の軸方向に関する前記導入開口の寸法を、xと表記し、
前記導波管から前記導入開口に向かう方向及び前記軸方向に直交する方向に関する前記導入開口の寸法を、yと表記したとき、
y/xは、0.05以上2以下である、
請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
【請求項10】
前記内周面の軸方向に直交する方向に関する前記導入開口の寸法を、yと表記したとき、
yは、5mm以上300mm以下である、
請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロ波加熱装置及びマイクロ波加熱システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
マイクロ波加熱に関する検討が行われている。特許文献1には、マイクロ波加熱の一例が記載されている。具体的には、特許文献1では、マイクロ波加熱によって磁性体を加熱することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-140103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、マイクロ波加熱のための実用的な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
導波管と、
円筒空洞共振器と、を備え、
前記円筒空洞共振器は、
内周面を有する壁と、
前記壁及び前記導波管に結合された入力結合部と、を有し、
前記入力結合部は、前記導波管内から前記円筒空洞共振器内にマイクロ波を導入する導入開口及び前記導入開口に隣接している隣接部を有し、
(a)前記隣接部は、前記内周面と連続し前記導入開口に隣接する隣接曲面を有するという第1構成、及び、
(b)前記隣接部は、前記導入開口に隣接する端において10mm以下の厚さを有するという第2構成、
からなる群より選択される少なくとも1つの構成を有し、
前記円筒空洞共振器内で前記マイクロ波によって被加熱対象物を加熱する、マイクロ波加熱装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、マイクロ波加熱のための実用的な技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態1に係るマイクロ波加熱システムの構成図である。
図2Aは、第1被加熱対象物及び第2被加熱対象物を説明するための上面図である。
図2Bは、第2被加熱対象物を説明するための断面図である。
図3Aは、マイクロ波加熱装置の斜視図である。
図3Bは、マイクロ波加熱装置の模式的断面図である。
図3Cは、マイクロ波加熱装置の模式的断面図である。
図3Dは、導波路及び空洞の模式図である。
図4Aは、入力結合部の斜視図である。
図4Bは、入力結合部の断面図である。
図5は、入口部、出口部及び円筒空洞共振器の拡大模式図である。
図6は、実施形態1の一具体例に係るマイクロ波加熱装置の説明図である。
図7は、実施形態1に係る入力結合部の拡大断面図である。
図8は、実施形態2に係る入力結合部の拡大断面図である。
図9は、実施形態3の第1例に係る入口部、出口部及び円筒空洞共振器の拡大模式図である。
図10は、実施形態3の第2例に係る入口部、出口部及び円筒空洞共振器の拡大模式図である。
図11Aは、実際に作製した構造を説明するための斜視図である。
図11Bは、構造における測定内容を説明するための拡大断面図である。
図11Cは、シミュレーションモデルを説明するための斜視図である。
図11Dは、シミュレーションの精度を示す散布図である。
図12Aは、シミュレーションモデルを示す斜視図である。
図12Bは、シミュレーションモデルを示す断面図である。
図13Aは、シミュレーションモデルを示す斜視図である。
図13Bは、シミュレーションモデルを示す断面図である。
図14Aは、シミュレーションモデルを示す斜視図である。
図14Bは、シミュレーションモデルを示す断面図である。
【0008】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明するが、以下は本発明の実施形態の例示に過ぎず、本発明を制限する趣旨ではない。
【0009】
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るマイクロ波加熱システム1Aの構成図である。
【0010】
図1において、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3が示されている。本実施形態において、第1方向D1は、MD(Machine Direction)である。第2方向D2は、TD(Transverse Direction)である。第3方向D3は、VD(Vertical Direction)である。第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は、互いに直交する方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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