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公開番号
2025165417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069410
出願日
2024-04-23
発明の名称
治具及び、鋼帯コイルの搬送方法
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B66C
1/28 20060101AFI20251028BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】 コイルリフターにおける鋼帯コイルの把持状態の検出精度を高めることが可能な治具等を提供する。
【解決手段】 鋼製スリーブが装入された鋼帯コイルの内周面に取り付けられる治具である。治具は、プレート状に形成される。治具は、前記鋼製スリーブの厚さに対して100~110%の厚さである。このため、コイルリフターで鋼帯コイルを把持した際に、治具によってあたかも鋼製スリーブが鋼帯コイルの軸方向に延設された態様となる。これにより、鋼帯コイルの内周面において、軸方向に形成される段差が解消され、コイルリフターにおける鋼帯コイルの把持状態の検出精度を高めることが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼製スリーブが装入された鋼帯コイルの内周面に取り付けられる治具であって、
プレート状に形成されかつ、前記鋼製スリーブの厚さに対して100~110%の厚さである、治具。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記鋼製スリーブの一端側及び、他端側に設けられ、
1個の治具の前記鋼帯コイルの軸方向の長さは、前記鋼帯コイルの軸方向の長さから前記鋼製スリーブの軸方向の長さを差し引いた長さの半分以下である、請求項1に記載の治具。
【請求項3】
治具の前記鋼帯コイルの周方向の長さは、前記鋼帯コイルの内周長の1/4以上である、請求項1に記載の治具。
【請求項4】
治具の前記鋼帯コイルの周方向の長さは、前記鋼帯コイルの内周長の1/4以上である、請求項2に記載の治具。
【請求項5】
一方の表面に前記鋼帯コイルの内周面に磁着可能に形成された磁着部を有する、請求項1~4のいずれかに記載の治具。
【請求項6】
請求項1~4のいずれかに記載の治具を用いた、鋼帯コイルの搬送方法であって、
前記治具を前記鋼帯コイルの内周面に取り付ける取付工程と、
前記鋼帯コイルを把持する把持具で前記鋼帯コイルを把持する把持工程と、
前記把持具で前記鋼帯コイルが把持された状態で前記鋼帯コイルを搬送する搬送工程と、を含む、鋼帯コイルの搬送方法。
【請求項7】
請求項5に記載の治具を用いた、鋼帯コイルの搬送方法であって、
前記治具を前記鋼帯コイルの内周面に取り付ける取付工程と、
前記鋼帯コイルを把持する把持具で前記鋼帯コイルを把持する把持工程と、
前記把持具で前記鋼帯コイルが把持された状態で前記鋼帯コイルを搬送する搬送工程と、を含む、鋼帯コイルの搬送方法。
【請求項8】
前記取付工程では、前記鋼帯コイルの軸方向において前記鋼製スリーブに隣接する位置に前記治具が取り付けられる、請求項6又は7に記載の鋼帯コイルの搬送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼製スリーブが装入された鋼帯コイルの内周面に取り付けられる治具及び、鋼帯コイルの搬送方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼帯コイルは、薄い鋼板をライン出側のリールで巻き取ることによって形成される。鋼製スリーブは、例えば、特許文献1に記載されているように、鋼帯コイルの内径が変形することを防止するために鋼帯コイルに装入されている。
【0003】
鋼帯コイルを搬送する際には、コイルリフターが用いられている。コイルリフターは、一対の爪部を有し、この爪部を鋼帯コイルの内径の一端側と他端側に差し込むことにより、鋼帯コイルを把持する。
【0004】
従来、コイルリフターの爪部に鋼帯コイルが載っていることを検知することが行われている。例えば、特許文献2においては、爪部に検知スイッチを設け、コイル内径と検知スイッチとの物理的な接触により、爪部に鋼帯コイルが載っていることを検知することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平7-37410号公報
登録実用新案第3125035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
鋼製スリーブは、鋼帯コイルの軸方向に沿って設けられる。鋼製スリーブの鋼帯コイルの軸方向の長さは、鋼帯コイルよりも短い。すなわち、鋼帯コイルの内周面は、鋼製スリーブと接している部分と、当該鋼製スリーブと接していない部分と、がある。このため、鋼帯コイルの内周面においては、その軸方向において段差が生じている。
【0007】
したがって、特許文献1に記載された方法では、コイルリフターが鋼帯コイルを把持している場合であっても、検知スイッチが鋼帯コイルの内周面に接触せず、鋼帯コイルの把持を検出することができない問題点がある。
【0008】
このため、従来では、鋼帯コイルの軸方向の長さに応じた複数の鋼製スリーブを用意しなければならず、大幅な設備改造が必要であり、多大なコストを要する問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コイルリフターにおける鋼帯コイルの把持状態の検出精度を高めることが可能な治具等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は以下の特徴を有する。
[1]
鋼製スリーブが装入された鋼帯コイルの内周面に取り付けられる治具であって、
プレート状に形成されかつ、前記鋼製スリーブの厚さに対して100~110%の厚さである、治具。
[2]
前記鋼製スリーブの一端側及び、他端側に設けられ、
1個の治具の前記鋼帯コイルの軸方向の長さは、前記鋼帯コイルの軸方向の長さから前記鋼製スリーブの軸方向の長さを差し引いた長さの半分以下である、[1]に記載の治具。
[3]
治具の前記鋼帯コイルの周方向の長さは、前記鋼帯コイルの内周長の1/4以上である、[1]又は[2]に記載の治具。
[4]
一方の表面に前記鋼帯コイルの内周面に磁着可能に形成された磁着部を有する、[1]~[3]のいずれかに記載の治具。
[5]
[1]~[4]のいずれかに記載の治具を用いた、鋼帯コイルの搬送方法であって、
前記治具を前記鋼帯コイルの内周面に取り付ける取付工程と、
前記鋼帯コイルを把持する把持具で前記鋼帯コイルを把持する把持工程と、
前記把持具で前記鋼帯コイルが把持された状態で前記鋼帯コイルを搬送する搬送工程と、を含む、鋼帯コイルの搬送方法。
[6]
前記取付工程では、前記鋼帯コイルの軸方向において前記鋼製スリーブに隣接する位置に前記治具が取り付けられる、[5]に記載の鋼帯コイルの搬送方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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