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公開番号
2025159841
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062644
出願日
2024-04-09
発明の名称
情報処理装置、および情報処理方法
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
B65G
45/10 20060101AFI20251015BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ベルトコンベアのベルトをクリーニングするクリーニング性能の変化を定量的に精度良く把握することが可能となる情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、所定方向に回転して搬送物を搬送する無端状のベルトコンベアの付着残渣を掻き取り可能に構成される掻き取り部を有するクリーナに設けられた加速度センサの検出値に基づいて、前記掻き取り部に発生する振動を表す振動実効値を算出する制御装置を備え、前記制御装置は、前記ベルトコンベアの進行に伴って前記掻き取り部に作用する荷重に対して発生する反発力により生じる振動を示す第1軸の前記検出値、および、前記第1軸に直交し、前記掻き取り部が前記付着残渣に接触することにより生ずる反発力により生じる振動を示す第2軸の前記検出値に基づき、前記振動実効値を算出する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
所定方向に回転して搬送物を搬送する無端状のベルトコンベアの付着残渣を掻き取り可能に構成される掻き取り部を有するクリーナに設けられた加速度センサの検出値に基づいて、前記掻き取り部に発生する振動を表す振動実効値を算出する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記ベルトコンベアの進行に伴って前記掻き取り部に作用する荷重に対して発生する反発力により生じる振動を示す第1軸の前記検出値、および、前記第1軸に直交し、前記掻き取り部が前記付着残渣に接触することにより生ずる反発力により生じる振動を示す第2軸の前記検出値に基づき、前記振動実効値を算出する、情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記加速度センサは、前記第1軸、前記第2軸に加え、前記第1軸および前記第2軸のそれぞれに直交し、前記ベルトコンベアの進行に伴い前記ベルトコンベアの幅方向に生ずる振動を示す第3軸の各検出値を出力可能であり、
前記制御装置は、前記第3軸の前記検出値は前記振動実効値の算出に使用しない、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記クリーナは、複数の前記掻き取り部を共通に支持する支持部材を有し、
前記加速度センサは、前記支持部材に設けられる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記振動実効値が予め定められた第1の閾値を逸脱した場合に、前記付着残渣の掻き取り不良を示す第1の異常情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記振動実効値が前記第1の閾値を逸脱した場合であっても、前記ベルトコンベアの動作停止を検出した場合は前記第1の異常情報を出力しないことが可能である、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御装置は、複数の前記ベルトコンベアのそれぞれに設けられた前記加速度センサの検出値を取得し、各検出値に基づいて各ベルトコンベアに対して設けられる前記掻き取り部についての前記振動実効値を算出することが可能であって、
前記第1の異常情報に加え、保守の優先順位を示す順位情報を出力可能である、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記振動実効値の傾きを逐次に算出可能であり、前記振動実効値の傾きが予め定められた第2の閾値を下回った場合に、第2の異常情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記振動実効値が予め定められた第3の閾値を逸脱した場合に、前記振動実効値の傾きを算出し、算出された値が上限値を上回っている場合に、第3の異常情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御装置は、前記振動実効値に基づき、経過時間を説明変数、前記振動実効値を目的変数とする近似式の係数を逐次に算出し、算出された前記係数の前記近似式に基づき、前記振動実効値が第4の閾値となる前記経過時間を予測する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記制御装置は、複数種類の前記近似式の前記係数を算出し、前記係数を算出する際に前記近似式の実測データに対する当てはまり度合いを示す指標値を算出し、前記指標値に基づいて前記近似式を選択し、選択された前記近似式に基づいて前記経過時間を予測する、請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトコンベアに関わる情報処理装置、および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
物品を搬送するエンドレス(無端状)の搬送ベルトを用いたベルトコンベアは各種産業の分野において利用されている。この搬送ベルトは、そのベルト外周面に物品を乗せて搬送するため、ベルト外周面に搬送排出後の付着残渣が搬送歩留りを低下させる一方、コンベアライン下部に落下堆積し、搬送の阻害、および落粉飛散による環境負荷を引き起こす。このため、定期の点検と清掃が必要である。この清掃を行う場合は、搬送ラインを止めるために生産性が低下するだけでなく、人手にて行う場合には作業者の安全性のリスクと作業負荷がある。
【0003】
このような状況下において、ベルトコンベアを清掃する装置は、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1においては、搬送ベルトの表面に接触する研削チップがベルト幅方向に配列されており、この研削チップによってベルト上に付着した異物を掻き取るように落として除去する構造となっているベルトコンベアのクリーナが開示されている。また、このクリーナにおいては、研削チップを保持した架台をジャッキボルトで調整することにより、ベルト表面に対する研削チップの押付力等を調整できるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013‐252976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたこの種の所謂、ベルト掻取り式のクリーナはベルト表面に対する研削チップの押付力が弱すぎるとクリーニング作用が弱くなってしまう一方、押付力が強すぎるとクリーナ掻取り部の偏摩耗およびベルト面摩耗・損傷などが発生しやすくなってしまう。また、従来は、クリーニング後のベルト面清浄性および、コンベア下の急な落材堆積等の異常を目視で点検していた。また、クリーナ掻取り部のベルト表面に対する押付力を適切な押付力とするには、一旦、押付力を調整した後、目視にてベルト表面を観察し、適切な押付力でなければ再度微調整を行う必要があった。この調整作業には作業者による長年の経験が必要であり、その調整にも時間を要していた。
【0006】
また、ベルトコンベアの稼働中においては、研削チップの摩耗状態を点検する事はできず、クリーニング状況およびベルトの状態については上記のように付着残渣量と落材増量または稼働するベルト面の目視から推察する以外に方法がないため、クリーナ側並びにベルト側の継部めくれ・破れまたは異物刺さり等双方の変化または異常を十分に把握することができていないのが現状であった。このため、クリーナの性能低下の気づきが遅くなる他、クリーナ設置も一因となる搬送ベルトの破損に伴うトラブルの可能性が高く、掻取り式ベルトクリーナの設置自体または設置しても長期に安定したクリーニング性能を発揮させることが困難であった。
【0007】
上記状況に鑑み、本発明は、ベルトコンベアのベルトをクリーニングするクリーニング性能の変化を定量的に精度良く把握することが可能となる情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、所定方向に回転して搬送物を搬送する無端状のベルトコンベアの付着残渣を掻き取り可能に構成される掻き取り部を有するクリーナに設けられた加速度センサの検出値に基づいて、前記掻き取り部に発生する振動を表す振動実効値を算出する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記ベルトコンベアの進行に伴って前記掻き取り部に作用する荷重に対して発生する反発力により生じる振動を示す第1軸の前記検出値、および、前記第1軸に直交し、前記掻き取り部が前記付着残渣に接触することにより生ずる反発力により生じる振動を示す第2軸の前記検出値に基づき、前記振動実効値を算出する構成としている(第1の構成)。
【0009】
また、上記第1の構成において、前記加速度センサは、前記第1軸、前記第2軸に加え、前記第1軸および前記第2軸のそれぞれに直交し、前記ベルトコンベアの進行に伴い前記ベルトコンベアの幅方向に生ずる振動を示す第3軸の各検出値を出力可能であり、前記制御装置は、前記第3軸の前記検出値は前記振動実効値の算出に使用しない構成としてもよい(第2の構成)。
【0010】
また、上記第1または第2の構成において、前記クリーナは、複数の前記掻き取り部を共通に支持する支持部材を有し、前記加速度センサは、前記支持部材に設けられる構成としてもよい(第3の構成)。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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