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公開番号
2025161847
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2025134407,2023532060
出願日
2025-08-12,2022-06-30
発明の名称
高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法および高純度フルオロポリマー含有組成物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
C08F
8/20 20060101AFI20251017BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法を提供すること。
【解決手段】
フルオロポリマーおよび一般式(I)で表される単量体(I)に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含有する組成物にフッ素ラジカル処理を行うことにより、高純度フルオロポリマー含有組成物を得る、高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法を提供する。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
およびX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、HまたはCF
3
であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;A
0
は、アニオン性基であり;Rは連結基であり;Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フルオロポリマーおよび一般式(I)で表される単量体(I)に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含有する組成物にフッ素ラジカル処理を行うことにより、高純度フルオロポリマー含有組成物を得る、高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
およびX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、HまたはCF
3
であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;A
0
は、アニオン性基であり;Rは連結基であり;Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
一般式(I)におけるA
0
が、-SO
3
M、-COOMまたは-P(O)(OM)
2
(各式中、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム又は置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、H又は有機基である。)である請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
一般式(I)におけるA
0
が、-COOM(式中、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)である請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
重合体(I)のイオン交換容量が、1.75meq/g以上である請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
【請求項5】
重合体(I)のイオン交換容量が、2.60meq/g以上である請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
【請求項6】
一般式(I)におけるmが1である請求項1~5のいずれかに記載の製造方法。
【請求項7】
前記フルオロポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンである請求項1~6のいずれかに記載の製造方法。
【請求項8】
重合体(I)の存在下に、フルオロモノマーを重合することにより、前記フルオロポリマーおよび重合体(I)を含有する組成物を得る請求項1~7のいずれかに記載の製造方法。
【請求項9】
重合体(I)の存在下に、水性媒体中でフルオロモノマーを重合することにより、前記フルオロポリマー、重合体(I)および水性媒体を含有する水性分散液を得た後、
前記水性分散液を凝析することにより、前記フルオロポリマーおよび重合体(I)を含有する組成物を得る請求項1~8のいずれかに記載の製造方法。
【請求項10】
実質的に含フッ素界面活性剤の非存在下に、前記フルオロモノマーを重合する請求項8または9に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法および高純度フルオロポリマー含有組成物に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フルオロポリマーのバルクとフッ素化イオノマーの核とを含む粒子が記載されている。
【0003】
特許文献2には、下記一般式(1)で表される単量体に基づく重合単位(1)を含む重合体(1)の存在下に、水性媒体中でフルオロモノマーの重合を行うことによりフルオロポリマーを得る工程を含むフルオロポリマーの製造方法が記載されている。
CX
2
=CY(-CZ
2
-O-Rf-A) (1)
(式中、Xは、同一又は異なって、-H又は-Fであり、Yは-H、-F、アルキル基又は含フッ素アルキル基であり、Zは、同一又は異なって、-H、-F、アルキル基又はフルオロアルキル基である。Rfは炭素数1~40の含フッ素アルキレン基、又は、炭素数2~100のエーテル結合を有する含フッ素アルキレン基である。Aは、-COOM、-SO
3
M又は-OSO
3
M(Mは、-H、金属原子、-NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム又は置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、H又は有機基である。但し、X、Y及びZの少なくとも1つはフッ素原子を含む。)
【0004】
特許文献3には、下記一般式(I)で表される単量体に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)の存在下で重合して得られたフルオロポリマー(ただし、前記重合体(I)を除く)を含む処理前水性分散液に、限外濾過、精密濾過又は透析膜処理、若しくは、それらの組合せを実施する工程Aを含むことを特徴とするフルオロポリマー水性分散液の製造方法が記載されている。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;X
2
は、H、F、アルキル基又は含フッ素アルキル基であり;A
0
は、アニオン性基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基又は含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2010/075494号
国際公開第2019/168183号
国際公開第2020/218620号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示では、高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示によれば、フルオロポリマーおよび一般式(I)で表される単量体(I)に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含有する組成物にフッ素ラジカル処理を行うことにより、高純度フルオロポリマー含有組成物を得る、高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法が提供される。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
およびX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、HまたはCF
3
であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;A
0
は、アニオン性基であり;Rは連結基であり;Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
【0008】
本開示の製造方法において、一般式(I)におけるA
0
が、-SO
3
M、-COOMまたは-P(O)(OM)
2
(各式中、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム又は置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、H又は有機基である。)であることが好ましい。
本開示の製造方法において、一般式(I)におけるA
0
が、-COOM(式中、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)であることが好ましい。
本開示の製造方法において、重合体(I)のイオン交換容量が、1.75meq/g以上であることが好ましい。
本開示の製造方法において、重合体(I)のイオン交換容量が、2.60meq/g以上であることが好ましい。
本開示の製造方法において、一般式(I)におけるmが1であることが好ましい。
本開示の製造方法において、前記フルオロポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンであることが好ましい。
本開示の製造方法において、重合体(I)の存在下に、フルオロモノマーを重合することにより、前記フルオロポリマーおよび重合体(I)を含有する組成物を得ることが好ましい。
本開示の製造方法において、重合体(I)の存在下に、水性媒体中でフルオロモノマーを重合することにより、前記フルオロポリマー、重合体(I)および水性媒体を含有する水性分散液を得た後、前記水性分散液を凝析することにより、前記フルオロポリマーおよび重合体(I)を含有する組成物を得ることが好ましい。
本開示の製造方法において、実質的に含フッ素界面活性剤の非存在下に、前記フルオロモノマーを重合することが好ましい。
本開示の製造方法において、前記フルオロモノマーが、テトラフルオロエチレンおよびテトラフルオロエチレンと共重合が可能な変性モノマーであることが好ましい。
本開示の製造方法において、前記フルオロモノマーが、テトラフルオロエチレン、ならびに、ヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)およびパーフルオロアリルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
【0009】
また、本開示によれば、上記の製造方法により得られる高純度フルオロポリマー含有組成物が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、高純度フルオロポリマー含有組成物の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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