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公開番号2025159200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2025137485,2021102437
出願日2025-08-21,2021-06-21
発明の名称バリア性を有する易引き裂き性積層体、包装材料および包装袋
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20251009BHJP(積層体)
要約【課題】引き裂き性があり、包装材料へ適用可能な強度とバリア性を有する積層体、包装材およびそれを用いた包装袋を提供する。
【解決手段】少なくとも、基材層10と無機蒸着層5からなる積層体20において、基材層10がポリエチレンと環状オレフィン系樹脂からなることを特徴とする、バリア性を有する易引き裂き性積層体20を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、基材層と無機蒸着層からなる積層体において、
前記基材層がポリエチレンと環状オレフィン系樹脂からなることを特徴とする、バリア性を有する易引き裂き性積層体。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記基材層を形成するポリエチレンの密度が、0.925g/cm

以上であることを特徴とする、請求項1に記載のバリア性を有する易引き裂き性積層体。
【請求項3】
前記無機蒸着層が金属酸化物からなることを特徴とする、請求項1または2に記載のバリア性を有する易引き裂き性積層体。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載のバリア性を有する易引き裂き性積層体に、さらにヒートシール性のポリエチレンを積層したことを特徴とする、包装材料。
【請求項5】
密度0.925g/cm

以上のポリエチレンからなる延伸フィルムに印刷層を設け、この印刷層面と、請求項1~3のいずれかに記載のバリア性を有する易引き裂き性積層体を積層し、さらに、バリア性を有する易引き裂き性積層体の反対の面に、さらにヒートシール性のポリエチレンを積層したことを特徴とする、請求項4に記載の包装材料。
【請求項6】
ポリエチレンの含有率が90重量%以上である、請求項4または5に記載の包装材料。
【請求項7】
請求項4~6のいずれかに記載の包装材料を用いた、包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バリア性を有する易引き裂き性積層体、包装材料および包装袋に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、包装材料をリサイクルして使用することが試みられている。同じ種類のプラスチックを主に使用した包装材料は、使用済みの包装材料を回収し、再溶融し、プラスチックとして再使用するメカニカルリサイクル適性に優れている。
【0003】
特許文献1には、延伸したポリエチレンフィルムに酸化アルミを蒸着し、ポリエチレンからなるヒートシール層を積層した積層体が提案されている。
【0004】
また、ハサミなどの器具を用いずに開封可能なポリエチレンを主な素材とする包装材料の事例としては、特許文献2に、環状オレフィン樹脂と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とのブレンド樹脂からなる中間層を有する包装材料が提案されている。
【0005】
また、特許文献3には、ポリオレフィンからなる包装袋にポリウレタン層を設けて、引き裂き性を付与する提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-171861号公報
特許第5262134号公報
特表2020-535034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の延伸ポリエチレンは、未延伸ポリエチレンと比較し、透明性を有し、引き裂き性を有している。酸素などのガスバリア性と水蒸気に対するバリア性を付与する技術として、酸化アルミや酸化ケイ素などの蒸着層を基材表面に設けることは有効である。しかしながら、本発明者らの検討の結果、延伸ポリエチレン基材に蒸着した場合、包装袋としたときに、落下などの衝撃を受けると、延伸ポリエチレン基材と蒸着層との間が剥離し、包装袋として十分な強度が得られないことが明らかとなった。
【0008】
一方、密度が、0.925g/cm

以上の高密度ポリエチレン、および、中密度ポリエチレンの未延伸ポリエチレンに蒸着層を設けた場合、バリア性と包装袋として十分な強度が得られるものの、良好な引き裂き性が得られず、開封しにくい問題があった。
【0009】
また、特許文献2に記載の直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを基材とし、無機酸化物の蒸着層を設けた場合、良好な引き裂き性は得られたが基材フィルムの伸びなどにより蒸着層にクラックが生じ、ガスバリア性を得ることができなかった。
【0010】
また、特許文献3で提案された包装袋外表面上にポリウレタン層をコート層として設けた場合、外表面に塗工する工程が増えるのみならず、充填工程や輸送工程で、擦れなどによる脱落を生じ、所望の効果を得られない恐れがあった。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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