TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025158410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024060920
出願日2024-04-04
発明の名称画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G03G 15/16 20060101AFI20251009BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】環境負荷を低減しつつ、画像のピッチムラ及び二次転写ベルトの動作不良を抑制して、安定した画像形成を行うこと。
【解決手段】転写部は、周回可能な無端状の転写ベルトと、転写ベルトを架設する回転可能な複数の支持ローラーと、を有し、少なくとも、転写ベルトの内周部及び各支持ローラーの外周部は、有機フッ素化合物を含まない部分である。転写部は、複数の支持ローラーのうちの少なくともいずれかの支持ローラーの外周面と転写ベルトの内周面との分離性を向上させる分離性向上部を更に有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体との協働により記録媒体を挟持可能であって、前記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写するための転写部と、を備え、
前記転写部は、
周回可能な無端状の転写ベルトと、
前記転写ベルトを架設する回転可能な複数の支持ローラーと、を有し、
少なくとも、前記転写ベルトの内周部及び各支持ローラーの外周部は、有機フッ素化合物を含まない部分であって、
前記複数の支持ローラーのうちの少なくともいずれかの支持ローラーの外周面と前記転写ベルトの内周面との分離性を向上させる分離性向上部を更に有する、
画像形成装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記分離性向上部は、前記いずれかの支持ローラーの周方向における、前記転写ベルトを巻回するための巻回領域の終端側において、前記いずれかの支持ローラーの外周面と前記転写ベルトの内周面との分離性を向上させる、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記転写ベルトは、イオン導電剤を含む、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記転写ベルトは、複数層からなり、前記複数層のうち最も厚い層は、イオン導電剤を含む、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記分離性向上部は、前記いずれかの支持ローラーの前記巻回領域の終端側において、前記転写ベルトの内周面に接触可能な分離爪である、
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記分離性向上部は、前記いずれかの支持ローラーの外周面又は前記転写ベルトの内周面を清掃する清掃部である、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記分離性向上部は、前記いずれかの支持ローラーの外周面又は前記転写ベルトの内周面に潤滑剤を塗布する塗布部である、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記分離性向上部は、前記いずれかの支持ローラーの外周面又は前記転写ベルトの内周面を冷却する冷却部である、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記分離性向上部は、環境温度又は前記転写部の温度が高い場合に、前記環境温度又は前記転写部の温度が低い場合に比較して、前記いずれかの支持ローラーの外周面と前記転写ベルトの内周面との分離性を向上させる作用を強化する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記分離性向上部は、前記いずれかの支持ローラー又は前記転写ベルトの累積使用期間が長い場合に、その累積使用期間が短い場合に比較して、前記いずれかの支持ローラーの外周面と前記転写ベルトの内周面との分離性を向上させる作用を強化する、
請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置の分野においては、環境負荷低減の観点から、用紙等の記録媒体を薄くしたいとの要望が強くなってきている。それに伴い、画像形成装置の二次転写部においても、薄い記録媒体との良好な分離性を確保するために、二次転写ベルトを用いたベルト方式が採られることがある。ベルト方式の二次転写部を備えた画像形成装置としては、例えば、特許文献1に示すものがある。
【0003】
ベルト方式の二次転写部は、像担持体としての中間転写ベルトとの協働により記録媒体を挟持可能であって、周回可能な無端状の二次転写ベルトと、二次転写ベルトを架設する回転可能な複数の支持ローラーとを有している。複数の支持ローラーのうちいずれかの支持ローラーは、中間転写ベルトとの協働により二次転写ベルトを介して記録媒体を挟持する二次転写ローラーである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-215511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、二次転写部の周辺は多量のトナーを含む雰囲気になっており、複数の支持ローラーの外周面及び二次転写ベルトの内周面にはトナーが付着し易くなっている。二次転写ローラーの外周面と二次転写ベルトの内周面との間にトナーが介在すると、二次転写ローラーの周方向における、二次転写ベルトを巻回するための巻回領域の終端側において、二次転写ローラーと二次転写ベルトとの分離不良が発生することがある。その結果、画像のピッチムラ(画像ムラ)又は二次転写ベルトの動作不良を招いて、安定した画像形成を行うことが困難になる。
【0006】
特に、プロダクションプリンターのような画像形成装置においては、定着部の温度が高いため、二次転写ローラーの外周面と二次転写ベルトの内周面との間に介在するトナーが高温になり、トナーの付着力が大きくなって、上記の問題がより顕著になる。
【0007】
一方、二次転写ベルトの内周部又は二次転写ローラーの外周部に離型性に優れた有機フッ素化合物を含めることで、二次転写ローラーと二次転写ベルトとの分離不良を抑制することも考えられるが、環境負荷を低減するためには好ましくはない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、環境負荷を低減しつつ、画像のピッチムラ及び二次転写ベルトの動作不良を抑制して、安定した画像形成を行うことができる、画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る画像形成装置は、
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体との協働により記録媒体を挟持可能であって、前記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写するための転写部と、を備え、
前記転写部は、
周回可能な無端状の転写ベルトと、
前記転写ベルトを架設する回転可能な複数の支持ローラーと、を有し、
少なくとも、前記転写ベルトの内周部及び各支持ローラーの外周部は、有機フッ素化合物を含まない部分であって、
前記複数の支持ローラーのうちの少なくともいずれかの支持ローラーの外周面と前記転写ベルトの内周面との分離性を向上させる分離性向上部を更に有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、環境負荷を低減しつつ、画像のピッチムラ及び転写ベルトの動作不良を抑制して、安定した画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
表示装置
8日前
個人
雨用レンズカバー
6日前
株式会社シグマ
絞りユニット
1か月前
平和精機工業株式会社
雲台
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
28日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投射装置
14日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
24日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社オプトル
プロジェクタ
2か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
株式会社オプトル
プロジェクタ
27日前
ブラザー工業株式会社
再生方法
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
15日前
キヤノン株式会社
トナー
20日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
アイホン株式会社
機器の設置構造
2か月前
株式会社シグマ
絞り機構及びレンズ鏡筒
2か月前
キヤノン株式会社
レンズキャップ
7日前
アイホン株式会社
カメラシステム
14日前
アイホン株式会社
機器の設置構造
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る