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公開番号2025169580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074399
出願日2024-05-01
発明の名称動態画像解析装置、方法、及びプログラム。
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類A61B 6/00 20240101AFI20251107BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】動態画像に対してFFTなどの周期性スペクトル解析を行っても、全ての情報を抽出することはできない。
【解決手段】本開示の一実施形態における動態画像解析装置は、動態撮影された被撮影者の動態画像を取得する取得部と、前記取得部で取得した前記動態画像を非定常スペクトル解析する解析部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
動態撮影された被撮影者の動態画像を取得する取得部と、
前記取得部で取得した前記動態画像を非定常スペクトル解析する解析部と、
を備える、動態画像解析装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記非定常スペクトル解析は、前記動態画像から取得した生体信号の非定常信号に基づく解析である、
請求項1に記載の動態画像解析装置。
【請求項3】
前記動態画像は、心拍動に伴う影響が撮影されている、
請求項1に記載の動態画像解析装置。
【請求項4】
前記非定常信号は、周波数及び振幅の少なくとも1つが変化する信号である、
請求項2に記載の動態画像解析装置。
【請求項5】
前記非定常スペクトル解析は、非定常信号に対する、時間周波数解析、多重解像度解析、又はこれらを組み合わせた解析手法である、
請求項1に記載の動態画像解析装置。
【請求項6】
前記非定常スペクトル解析は、ウェーブレット変換、窓付き高速フーリエ変換、又はウィグナー分布を用いた変換である、
請求項4又は5に記載の動態画像解析装置。
【請求項7】
前記非定常スペクトル解析は、ウェーブレット変換であり、
前記解析部は、ウェーブレット変換を行ったスカログラムを出力する、
請求項6に記載の動態画像解析装置。
【請求項8】
前記非定常スペクトル解析は、ウェーブレット変換であり、
前記解析部は、ウェーブレット変換を行ったスカログラムから生成された周波数スペクトルを出力する、
請求項6に記載の動態画像解析装置。
【請求項9】
前記動態画像は、前記被撮影者が息を止めて動態撮影された動態画像である、
請求項1に記載の動態画像解析装置。
【請求項10】
前記解析部は、前記取得部が取得した動態画像をブロック化し、
前記非定常スペクトル解析は、前記ブロック化した動態画像のブロック毎の非定常スペクトル解析である、
請求項1に記載の動態画像解析装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、動態画像解析装置、方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
放射線発生装置が、放射線パルスを、放射指示が行われている間、所定時間(持続時間)にわたり単位時間当たり複数回(例えば1秒間に15回)の周期(パルス周期)で繰り返して放射し、放射線検出装置が、被検体を通して受けた放射線の線量に応じて発生した電荷の量を信号値(強度)として読み出す動態撮影が行われている。動態撮影により、撮影時刻がパルス周期ずつ異なる複数の(一連の)静止画像で構成される動態画像が撮影される。静止画像を撮影する周期はフレームレートと呼ばれており、放射線パルスの周期に等しい。撮影された動態画像に基づいて、医師が疾病の診断を行うことが行われている。医師は、肺や心臓などの臓器の動態撮影により、肺や心臓の動きに基づいて、肺疾患や心疾患の診断を行うことができる。また、医師は、骨の動態撮影により、関節の動きに基づく診断を行うことができる。
【0003】
動態画像に対して高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を行い、心拍に同期した周期性信号など、特定の周波数スペクトルを抽出する解析が行われている。FFTによって、特定の周波数スペクトルを抽出することができる。動態画像に対してFFTで抽出する周波数スペクトルとして、心拍動に同期した周波数を抽出すると、動態画像における心拍動に伴う血管の収縮及び拡張を抽出することができる。心拍動に伴う血管の収縮及び拡張が低下する領域を検出することで肺塞栓の診断に有用な情報を得ることができる。信号が低下する領域は、例えば基準フレームとの信号変化量の差分により検出することができる(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-121104号公報
特開2022-095871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
動態画像は、心拍動に伴って血管が収縮及び拡張(心臓誘発血管拡張:Cardiac induced vessel dilation)し、血管の収縮及び拡張による血管の太さ及び血液の量が変化することで、X線検出装置が検出するX線強度の変化として検出される。肺動脈は心拍動に伴う収縮及び拡張の変化が大きいから、動態画像から取得したX線強度の変化に対してFFTを行って心拍動に同期した周波数を抽出することにより、血管の収縮及び拡張の変化を検出することができる。
【0006】
一方、毛細血管(末梢血管)に支配される画像上の肺野(解剖上の肺実質)は心拍動に同期した血管の収縮及び拡張が行われるものの、X線強度の変化は、肺動脈の強度の変化に対して減衰していると考えられる。
【0007】
また、肺疾患などにより肺実質の組織性状が均一でない状態となると、血管の収縮及び拡張による振動伝搬において、共振、減衰、及び反射の少なくとも1つが発生する。振動伝搬における共振、減衰、反射の現象は、非定常信号として観測されると考えられる。
【0008】
このように、生体信号(心拍動に伴う血管の収縮及び拡張)には非定常信号が含まれていると考えられるから、動態画像に対してFFTなどの定常スペクトル解析を行っても、非定常信号に関係する情報を抽出することはできないことに新たに気が付いた。そのため、従来の方法では、例えば、非定常信号として観測される、毛細血管(末梢血管)に関する血流信号が取り出せないこととなり、末梢型の肺塞栓に対して有用な情報が得られないと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一実施形態における動態画像解析装置は、動態撮影された被撮影者の動態画像を取得する取得部と、前記取得部で取得した前記動態画像を非定常スペクトル解析する解析部と、を備える。
【0010】
本開示の一実施形態における動態画像解析方法は、動態撮影された被撮影者の動態画像を取得し、取得した前記動態画像を非定常スペクトル解析する。
(【0011】以降は省略されています)

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