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公開番号2025160022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062966
出願日2024-04-09
発明の名称インクジェット記録装置及びノズル面清掃方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20251015BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】装置の大型化と高コスト化を抑制しつつノズル面に付着した残留インクを適切に払拭可能なインクジェット記録装置及びノズル面清掃方法を提供する。
【解決手段】インクジェット記録装置1は、ノズル面241aからインクを吐出するインクジェットヘッド241と、インクジェットヘッド241から供給されるインクで濡らしたワイプ部材441aの清掃面によってノズル面241aを払拭するノズル面清掃動作を実行するヘッド清掃部44と、制御部50と、を備え、ヘッド清掃部44は、ノズル面清掃動作の度にワイプ部材441aの異なる領域を清掃面とする。
【選択図】図9B
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル面に設けられたノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドと、
ワイプ部材の清掃面によって前記ノズル面を擦過して払拭するノズル面清掃動作を実行するヘッド清掃部と、
前記ワイプ部材の清掃面に前記インクジェットヘッドからインクを供給させる制御部と、を備え、
前記ヘッド清掃部は、前記インクで前記ワイプ部材の清掃面を濡らした状態で前記ノズル面清掃動作を行い、前記ノズル面清掃動作の度に前記ワイプ部材の異なる領域を前記清掃面とするインクジェット記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ワイプ部材が保持可能な最大インク量をα[g/m

]、前記ノズル面清掃動作における前記ワイプ部材の巻き取り量をβ[m]、前記インクジェットヘッドの幅をγ[m]、前記インクジェットヘッドから供給されるインクの量をδ[g]とした時、前記α、β、γ及びδは、下記式(1)の関係を満たす請求項1に記載のインクジェット記録装置。
式(1) α×β×γ>δ
【請求項3】
前記制御部は、前記インクジェットヘッドが前記ワイプ部材に接触した状態で、前記インクジェットヘッドからインクを吐出させることで、前記ワイプ部材にインクを供給させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記インクジェットヘッドが前記ワイプ部材と接触した状態で所定時間待機することで、前記ワイプ部材にインクを供給させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記制御部は、メニスカスを振動させることで、前記ワイプ部材にインクを供給させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記ノズル面清掃動作における払拭時よりも低速で前記ワイプ部材に前記インクジェットヘッドを摺動させることで、前記ワイプ部材にインクを供給させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】
前記制御部は、前回のノズル面清掃動作からの経過時間に応じた量のインクを前記インクジェットヘッドから前記ワイプ部材に供給させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記インクジェットヘッドの搭載期間に応じた量のインクを前記インクジェットヘッドから前記ワイプ部材に供給させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項9】
前記制御部は、インクで濡らした前記ワイプ部材の前記清掃面によって前記ノズル面を払拭した後に、前記ワイプ部材の前記清掃面とは異なる面で前記ノズル面のインクを吸液する請求項1から8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記ワイプ部材の前記清掃面とは異なる面を前記ノズル面に接触させて所定時間待機することで前記ノズル面のインクを吸液する請求項9に記載のインクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置及びノズル面清掃方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ノズル面からインクを吐出して記録媒体の所望の位置に着弾させることで画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、ノズル面にインクが付着すると、当該インクがノズルの一部を塞いだ状態で増粘、更には固化して、吐出不良が生じるおそれがある。そこで、布等の払拭部材でノズル面を払拭することで、付着したインクを除去するのが一般的である。
【0003】
特に、例えば特許文献1には、布をノズル面に押圧した状態で往復動作することで、ノズル面の拭き残しを低減させる構成が提案されている。また、例えば特許文献2には、洗浄液を塗布することで、ノズル面の拭き残しを低減させる構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-192967号公報
特開2006-334964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の発明は、払拭部材として乾いた布を用いる。そのため、残留インクが乾燥して増粘していると、当該残留インクを払拭しきれずに拭き残しが生じ得る。また、乾いた布は表面に凹凸を有するため、拭き残しが生じやすい。
【0006】
特許文献2の発明は、洗浄液を塗布するため、特許文献1の上記課題を解決できる。しかしながら、洗浄液を塗布するための専用の装置が必要になる。そのため、インクジェット記録装置が大型化、高コスト化する。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の大型化と高コスト化を抑制しつつノズル面に付着した残留インクを適切に払拭可能なインクジェット記録装置及びノズル面清掃方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、インクジェット記録装置であって、
ノズル面に設けられたノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドと、
ワイプ部材の清掃面によって前記ノズル面を擦過して払拭するノズル面清掃動作を実行するヘッド清掃部と、
前記ワイプ部材の清掃面に前記インクジェットヘッドからインクを供給させる制御部と、を備え、
前記ヘッド清掃部は、前記インクで前記ワイプ部材の清掃面を濡らした状態で前記ノズル面清掃動作を行い、前記ノズル面清掃動作の度に前記ワイプ部材の異なる領域を前記清掃面とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置であって、
前記ワイプ部材が保持可能な最大インク量をα[g/m

]、前記ノズル面清掃動作における前記ワイプ部材の巻き取り量をβ[m]、前記インクジェットヘッドの幅をγ[m]、前記インクジェットヘッドから供給されるインクの量をδ[g]とした時、前記α、β、γ及びδは、下記式(1)の関係を満たす。
式(1) α×β×γ>δ
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置であって、
前記制御部は、前記インクジェットヘッドが前記ワイプ部材に接触した状態で、前記インクジェットヘッドからインクを吐出させることで、前記ワイプ部材にインクを供給させる。
(【0011】以降は省略されています)

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