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公開番号
2025167190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024071574
出願日
2024-04-25
発明の名称
インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20251030BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】取付ベースに対するインクジェットヘッドの位置決め精度を安定的に確保しつつ、インクジェットヘッドの放熱性を高めること。
【解決手段】インクジェットヘッドは、取付ベースの通孔の縁部に載置して取付けられる被取付部を有したヘッド本体と、ヘッド本体の下側に設けられ、インクを吐出するためのノズルを有したノズルチップを一体的に保持するホルダーと、を備える。ホルダーは、取付ベースに位置決めの基準となるように設けた基準部材に当接可能な位置決め部を有する。ヘッド本体の熱伝導率は、ホルダーの熱伝導率よりも大きく、ホルダーの熱膨張係数は、ヘッド本体の熱膨張係数よりも小さくなっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
取付ベースの通孔の縁部に載置して取付けられる被取付部を有したヘッド本体と、
前記ヘッド本体の下側に設けられ、インクを吐出するためのノズルを有したノズルチップを一体的に保持するホルダーと、を備え、
前記ホルダーは、前記取付ベースに位置決めの基準となるように設けた基準部材に当接可能な位置決め部を有し、
前記ヘッド本体の熱伝導率は、前記ホルダーの熱伝導率よりも大きく、前記ホルダーの熱膨張係数は、前記ヘッド本体の熱膨張係数よりも小さくなっている、
インクジェットヘッド。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記ホルダーは、前記位置決め部を一体に有している、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項3】
前記位置決め部は、
前記取付ベースに主走査方向の位置決めの基準となるように設けた第1基準部材に当接可能な第1位置決め部と、
前記取付ベースに副走査方向の位置決めの基準となるように設けた第2基準部材に当接可能な第2位置決め部と、を有する、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項4】
前記ヘッド本体と前記ホルダーは、接着剤によって接合されている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項5】
前記ホルダーは、その内側に、収容空間を有し、
前記ヘッド本体と前記ホルダーのうちの一方の接合面に、接着剤を充填するための充填溝が前記収容空間を囲むように形成されている、
請求項4に記載のインクジェットヘッド。
【請求項6】
前記ヘッド本体と前記ホルダーのうちの他方に、空気を外部に逃がすための空気逃げ孔が前記充填溝に連通して形成されている、
請求項5に記載のインクジェットヘッド。
【請求項7】
前記ヘッド本体と前記ホルダーの接合後における接着剤の縦弾性係数は、70.6KN/mm
2
以下である、
請求項4に記載のインクジェットヘッド。
【請求項8】
前記位置決め部は、前記被取付部の厚み方向の中心位置よりも前記取付ベース側に配置されている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項9】
前記第1位置決め部と前記第2位置決め部のうちの一方は、2つ以上であり、前記第1位置決め部と前記第2位置決め部のうちの他方は、1つ以上である、
請求項3に記載のインクジェットヘッド。
【請求項10】
前記ホルダーに切欠部が形成され、前記位置決め部は、平面視において、前記切欠部の内側に配置されている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットヘッドの先行技術として、例えば特許文献1―2に示すものがある。特許文献1-2に記載のインクジェットヘッドにおいては、インクジェットヘッドを取付ベースに対して位置決めし、かつインクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がすために、次のような構成が採られている。
【0003】
特許文献1に記載のインクジェットヘッド(特許文献1ではインクジェット記録ヘッドと称される)は、その下部に、金属製のベースプレートを有している。取付ベースに位置決めの基準となるように設けた基準部材(特許文献1では位置決め部材と称される)に、ベースプレートを当接させることで、インクジェットヘッドを取付ベース(特許文献1ではキャリッジと称される)に対して位置決めすることができる。また、ベースプレートが取付ベースに載置(接触)することで、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がすことができる。
【0004】
特許文献2に記載のインクジェットヘッドにおいては、取付ベース(特許文献2では取付け板と称される)に固定された基準プレートにインクジェットヘッドの被固定体を位置決めすることで、インクジェットヘッドを取付ベースに対して位置決めすることができる。また、ヒートシンクが基準プレートに熱的に接続されることで、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-028844号公報
特開2015-150741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載のインクジェットヘッドにおいて、ベースプレートは、インクジェットヘッドを取付ベースに位置決めする位置決め機能と、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がす放熱機能とを有している。換言すれば、ベースプレートは、位置決め機能を有した位置決め部材と、放熱機能を有した放熱部材とを兼用している。そのため、インクジェットヘッドの放熱性を高めるために、ベースプレートの熱伝導率を高くすると、ベースプレートの熱膨張係数が高くなり、取付ベースに対するインクジェットヘッドの位置決め精度が低下する。
【0007】
また、特許文献2に記載のインクジェットヘッドにおいては、ヒートシンクが取付ベースに接触していない。そのため、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に効率よく逃がすことができず、インクジェットヘッドの放熱性を高めることが困難になる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、取付ベースに対するインクジェットヘッドの位置決め精度を安定的に確保しつつ、インクジェットヘッドの放熱性を高めることができる、インクジェットヘッド及びインクジェット印刷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るインクジェットヘッドの一態様は、
取付ベースの通孔の縁部に載置して取付けられる被取付部を有したヘッド本体と、
前記ヘッド本体の下側に設けられ、インクを吐出するためのノズルを有したノズルチップを一体的に保持するホルダーと、を備え、
前記ホルダーは、前記取付ベースに位置決めの基準となるように設けた基準部材に当接可能な位置決め部を有し、
前記ヘッド本体の熱伝導率は、前記ホルダーの熱伝導率よりも大きく、前記ホルダーの熱膨張係数は、前記ヘッド本体の熱膨張係数よりも小さくなっている。
【0010】
本発明に係るインクジェット記録装置の一態様は、
上記のインクジェットヘッドを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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