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公開番号2025165264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024069278
出願日2024-04-22
発明の名称画像形成装置、キャリア排出方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20251027BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像剤中の不良キャリアを適切に低減し、画像品質の安定化を図ることができる画像形成装置、キャリア排出方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、トナー及びキャリアを含む現像剤を像担持体に供給可能な現像装置と、現像装置を含む作像部の動作を制御する制御部と、を備え、現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤収容部内のトナー濃度に応じて現像剤を補給する現像剤補給部と、像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体と、を有し、制御部は、現像剤収容部に収容されている現像剤中の不良キャリアの割合に応じて不良キャリアを選択的に排出するキャリア排出処理を実行する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
トナー及びキャリアを含む現像剤を像担持体に供給可能な現像装置と、
前記現像装置を含む作像部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記現像装置は、
前記現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部内のトナー濃度に応じて前記現像剤を補給する現像剤補給部と、
前記像担持体に前記現像剤を供給する現像剤担持体と、を有し、
前記制御部は、前記現像剤収容部に収容されている前記現像剤中の不良キャリアの割合に応じて前記不良キャリアを選択的に排出するキャリア排出処理を実行する、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記現像剤補給部から前記現像剤収容部に最初に前記現像剤が補給されたときに、前記キャリア排出処理を実行する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、当該画像形成装置の使用情報と、顧客の使用状況に応じて設定されるキャリア付着ランクとに基づいて、前記キャリア排出処理の実行タイミングを決定する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、当該画像形成装置の使用情報である印字率及び印字枚数に基づいて前記不良キャリアの割合を推定し、推定された前記不良キャリアの割合と、前記キャリア付着ランクに応じて設定されるしきい値とを比較して、前記キャリア排出処理の実行タイミングを決定する、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記キャリア排出処理における前記現像剤担持体の回転数を、排出する前記不良キャリアの粒径に応じて制御する、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記現像装置は、前記現像剤担持体に供給する現像剤量を規制する規制部材をさらに備え、
前記現像剤担持体は、担持可能な前記現像剤の量を前記規制部材によって規制される第1現像剤担持体と、前記第1現像剤担持体から前記現像剤を供給される第2現像剤担持体と、を含み、
前記制御部は、前記キャリア排出処理における前記第2現像剤担持体の回転数を、排出する前記不良キャリアの粒径に応じて設定するとともに、前記第1現像剤担持体の回転数を、前記第2現像剤担持体の回転数よりも小さく設定する、
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記キャリア排出処理における前記現像剤担持体の回転時間を制御する、
請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、バイアス現像条件下で前記キャリア排出処理を実行する、
請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
排出された前記不良キャリアを回収可能なキャリア回収部を備える、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
トナー及びキャリアを含む現像剤を像担持体に供給可能な現像装置における不良キャリアの量を制御するためのキャリア排出方法であって、
前記現像装置の現像剤収容部に収容されている前記現像剤中の不良キャリアの割合を取得する工程と、
取得した前記不良キャリアの割合に応じて前記不良キャリアを選択的に排出する工程と、を含む、
キャリア排出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二成分現像剤を用いて現像する画像形成装置、キャリア排出方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)においては、画像データに基づくレーザー光が、一様に帯電した感光体に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、感光体にトナーが供給されることにより、静電潜像がトナー像として可視化される。このトナー像は、例えば、中間転写体を介して間接的に記録材に転写された後、定着部で加熱、加圧される。以上の工程により、記録材に画像が形成される。
【0003】
感光体にトナー像を形成する現像方式には、現像剤の主成分としてトナーのみを用いる一成分現像方式と、現像剤の主成分としてトナーとキャリアを用いる二成分現像方式がある。二成分現像方式では、トナーとの接触による機械的ストレスや熱的ストレスが蓄積されてキャリアの粒径が小さくなったり、トナーの付着によりキャリアの表面が汚損されたりして、キャリアの帯電性能が劣化することが知られている。以下では、現像に適した所期の帯電性能を有していないキャリアを「不良キャリア」と称し、所期の帯電性能を発揮しうるキャリアを「正常キャリア」と称する。
【0004】
現像剤中の不良キャリアが過剰になった場合、トナーとともにキャリアも感光体上に供給されてしまう。そして、感光体から被転写体(例えば、中間転写ベルト)に転写される際に、転写ニップにおいて、キャリアが感光体側に押し当てられるため、感光体表面に細かなキャリア痕が形成されて感光体表面が損傷する虞がある。また、記録材上にキャリアが転写されると、ホタルのようなその部分だけトナーが抜けたような画像不良(白斑点)が発生する。
【0005】
そこで、二成分現像方式では、現像剤の帯電レベルを安定化するために、例えば、新たな現像剤を補給しつつ、余剰の現像剤を排出するトリクル現像が広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。トリクル現像で排出される現像剤には、不良キャリアだけでなく、正常キャリアも含まれる。特許文献1では、攪拌スクリューの表面を磁化物質で形成することにより、帯電性能が高く磁気吸引力により攪拌スクリューに保持される正常キャリアが主として現像に使用され、現像剤の排出時には、遠心力により攪拌スクリューから剥落した不良キャリアが排出されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-118149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、攪拌スクリューから剥落した不良キャリアは、直ちに排出されずに現像容器内に残留するので、再度、攪拌スクリューに付着して搬送され現像に使用されることもありうる。つまり、特許文献1に記載の手法では、不良キャリアを十分に分離して排出できているとはいえない。また、現像容器を大きくして、剥落した不良キャリアが再度攪拌スクリューに付着しないようにすれば十分な分離性が得られるが、現像装置の大型化によるコストアップ等の課題が発生し、事業性が悪くなる。
【0008】
また、電気的にトナーではなくキャリアを感光体に現像させて回収する方法もあるが、不良キャリアを現像して排出しようとすると、高電圧をかけることになるため、不良キャリアだけでなく、正常キャリアまで排出されてしまい、現像コストが増大する虞がある。
【0009】
本発明の目的は、現像剤中の不良キャリアを適切に低減し、画像品質の安定化を図ることができる画像形成装置、キャリア排出方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る画像形成装置は、
トナー及びキャリアを含む現像剤を像担持体に供給可能な現像装置と、
前記現像装置を含む作像部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記現像装置は、
前記現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部内のトナー濃度に応じて前記現像剤を補給する現像剤補給部と、
前記像担持体に前記現像剤を供給する現像剤担持体と、を有し、
前記制御部は、前記現像剤収容部に収容されている前記現像剤中の不良キャリアの割合に応じて前記不良キャリアを選択的に排出するキャリア排出処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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