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公開番号2025169705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074689
出願日2024-05-02
発明の名称状態評価装置、状態評価方法、および状態評価プログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類G16H 10/00 20180101AFI20251107BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】任意の文章形式による記録情報に基づき、対象者の個別性による記録情報の情報粒度の変動による影響を抑制し、対象者の状態のバラツキのない定量評価ができる、状態評価装置を提供する。
【解決手段】対象者に関する、任意の文章形式で作成された所定期間の1つ以上の記録情報の入力に対し、記録情報ごとに、所定のラベルの該否判定をして出力する、機械学習された言語モデルを含む分類部と、複数の所定期間の、分類部による該否判定の結果に基づいて、対象者の状態の変化量を算出する変化量算出部と、変化量に基づいて対象者の状態を判定する判定部と、を含む状態評価装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
対象者に関する、任意の文章形式で作成された所定期間の1つ以上の記録情報の入力に対し、前記記録情報ごとに、所定のラベルの該否判定をして出力する、機械学習された言語モデルを含む分類部と、
複数の前記所定期間の、前記分類部による前記該否判定の結果に基づいて、前記対象者の状態の変化量を算出する変化量算出部と、
前記変化量に基づいて前記対象者の状態を判定する判定部と、
を有する、状態評価装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記変化量算出部は、複数の前記所定期間の各期間における前記所定のラベルの該当回数から、前記各期間の間の前記変化量を算出する、請求項1に記載の状態評価装置。
【請求項3】
前記判定部により判定される前記対象者の状態とともに、前記変化量算出部により算出される前記所定期間の前記所定のラベルの該当回数を出力する出力部をさらに有する、請求項2に記載の状態評価装置。
【請求項4】
前記言語モデルは、任意の文章形式で作成された、前記所定期間の前記記録情報と、前記所定期間の前記記録情報に対する前記所定のラベルの既知の該否判定の結果と、に基づいて機械学習されている、請求項1に記載の状態評価装置。
【請求項5】
前記変化量算出部は、前記所定のラベルの該当回数に対して設定された閾値を用いて前記変化量を算出する、請求項2に記載の状態評価装置。
【請求項6】
前記変化量算出部は、複数の前記所定期間の前記該否判定の結果に基づいて推定した、前記対象者の状態の変化量を、ユーザーによる目視確認結果に基づいて、または学習されたLLMモデルを用いて修正することにより、前記対象者の状態の変化量を算出する、請求項1に記載の状態評価装置。
【請求項7】
前記記録情報は介護記録であり、前記対象者の状態は認知症行動障害尺度の項目ごとの評価である、請求項1に記載の状態評価装置。
【請求項8】
前記言語モデルは、前記対象者に関する、任意の文章形式で作成された前記所定期間の1つ以上の前記記録情報の入力に対し、前記記録情報ごとに、前記所定のラベルごとの尤度をさらに出力する、請求項1に記載の状態評価装置。
【請求項9】
前記変化量算出部は、前記所定期間の前記該否判定の結果に対し、前記尤度による重み付けをし、それぞれ重み付けされた、複数の前記所定期間の前記該否判定の結果に基づいて、前記対象者の状態の変化量を算出する、請求項8に記載の状態評価装置。
【請求項10】
対象者に関する、任意の文章形式で作成された所定期間の1つ以上の記録情報の入力に対し、前記記録情報ごとに、所定のラベルの該否判定をして出力する、機械学習された言語モデルを用いて、前記記録情報に対し前記該否判定をするステップ(a)と、
前記ステップ(a)における、複数の前記所定期間の、前記該否判定の結果に基づいて、前記対象者の状態の変化量を算出するステップ(b)と、
ステップ(b)において算出された前記変化量に基づいて前記対象者の状態を判定するステップ(c)と、
を有する、状態評価方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、状態評価装置、状態評価方法、および状態評価プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著となっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。このような高齢化社会では、病気、怪我、および加齢などにより、介護や看護等のケアを必要とする対象者の増加が想定される。
【0003】
介護施設においては、シフト勤務により、1人の対象者に対し複数のケアスタッフで介護等のケアをする。そして、各対象者の状態をケアスタッフ間で把握できるようにする等のために、介護記録がケアスタッフにより作成される。介護記録は、対象者の個別性に対応するために、任意の文章形式で作成される。介護記録には、ケアプランの効果を実証するために、各対象者の状態の定量評価の記載が求められる場合がある。
【0004】
しかし、各対象者の状態の定量評価はケアスタッフによる単独の評価であるためバラツキが発生し、評価結果の信頼性が低くなる可能性がある。
【0005】
下記特許文献1には、次の先行技術が開示されている。介護の入力に用いられる定型文を設定した定型文情報を記憶部に記憶させておく。介護記録入力画面の介護記録の欄に定型文をプルダウンにより選択可能に表示する。介護者に選択された定型文を介護記録の欄に表示する。定型文に含まれる入力可変箇所への入力を受け付ける。そして、入力可変箇所への入力がされた介護記録を介護記録情報に記憶する。
【0006】
下記特許文献2には、次の先行技術が開示されている。医用オントロジーと、診療レポートの自由記述欄に自然言語形式で入力された入力データとを取得する。医用オントロジーは、医療に関する言語間の関係性や、医療に関する言語と医療に関する分類との関係性を記憶したデータベースである。入力データに対して自然言語処理をすることにより、入力データの解析データを生成する。解析データに医用オントロジーが関連付けられた構造化データを生成する。構造化データを自然言語形式で表示した確認データを生成する。そして、確認データをディスプレイに表示させる。確認データには、脳梗塞の可能性等の評価が含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-103155号公報
特開2022-54218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に記載された先行技術は、定型文による介護記録への記載が必要となるため、柔軟に適切な介護記録を作成できない可能性がある。さらに、介護記録の記載方法の変更に伴うケアスタッフへの教育コストが発生する。また、過去の介護記録を有効活用できず、対象者の状態を定量評価することに対応できない。
【0009】
特許文献2に記載された先行技術は、自然言語形式で診療レポート等を入力できる。しかし、医用オントロジーを用意する必要がある。医用オントロジーの作成には、医学的にも統計的にも高い技術力が必要となり、かつ運用上十分な網羅性が見込めない可能性がある。
【0010】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものである。すなわち、任意の文章形式による記録情報に基づき、対象者の個別性による記録情報の情報粒度の変動による影響を抑制し、対象者の状態のバラツキのない定量評価ができる、状態評価装置、状態評価方法、および状態評価プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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