TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025172080
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2025140957,2025500787
出願日
2025-08-27,2024-06-05
発明の名称
インクジェット用インク、ソルダーレジスト、プリント配線基板、塗膜形成方法及び塗膜形成装置
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
C09D
11/30 20140101AFI20251113BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明の課題は、ブロックイソシアネートを含有したインクジェット用インクを用いた場合に、塗膜形成装置内での固形物の発生を抑制することである。その結果、良好な射出性、安定した硬化性及び塗膜性能が得られるインクジェット用インク、ソルダーレジスト、プリント配線基板、塗膜形成方法及び塗膜形成装置を提供することである。
【解決手段】本発明のインクジェット用インクは、重合性モノマー、ブロックイソシアネート及び光重合開始剤を含有するインクジェット用インクであって、前記インクジェット用インクのカールフィッシャー法により測定した含水率が、当該インクジェット用インクの全質量に対して0.05~0.60質量%の範囲内である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
重合性モノマー、ブロックイソシアネート及び光重合開始剤を含有するインクジェット用インクであって、
前記インクジェット用インクのカールフィッシャー法により測定した含水率が、当該インクジェット用インクの全質量に対して0.05~0.60質量%の範囲内である
インクジェット用インク。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
40℃以上で射出されるインクである
請求項1に記載のインクジェット用インク。
【請求項3】
前記ブロックイソシアネートが、芳香族環の構造を有する
請求項1に記載のインクジェット用インク。
【請求項4】
前記ブロックイソシアネートが、イソシアヌレート構造を有する
請求項1に記載のインクジェット用インク。
【請求項5】
オクタノール/水分配係数(ClogP)値が、2.0~7.0の範囲内である前記重合性モノマーを、前記インクジェット用インクに対して30質量%以上含有する
請求項1に記載のインクジェット用インク。
【請求項6】
前記重合性モノマーが、少なくとも一種のビスフェノールA構造を有する重合性モノマーを含有する
請求項1に記載のインクジェット用インク。
【請求項7】
前記インクジェット用インク中に含まれるヒドロキシ基を有する化合物のヒドロキシ価の総和が、60mgKOH/g以下である
請求項1に記載のインクジェット用インク。
【請求項8】
水蒸気透過率が、40℃・90%RH条件下で0.05~1.50g/m
2
・day・atmの範囲内である収容体に収容されている
請求項1に記載のインクジェット用インク。
【請求項9】
請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のインクジェット用インクを含有する
ソルダーレジスト。
【請求項10】
請求項9に記載のソルダーレジストを有する
プリント配線基板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット用インク、ソルダーレジスト、プリント配線基板、塗膜形成方法及び塗膜形成装置に関する。特に、本発明は、ブロックイソシアネートを含有したインクジェットインクを用いた場合でも良好な射出性、安定した硬化性及び塗膜性能が得られるインクジェット用インク等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
プリント回路板(PCB)におけるプリント配線基板には、回路パターンを保護する目的で、インクを塗布し硬化させて絶縁膜(ソルダーレジスト膜)を形成する。従来はシルクスクリーン印刷や写真現像法、ダイレクト露光機等を用いてPCBの配線に合わせてソルダーレジストをパターニングしていた。一方、近年、材料ロスや環境規制の観点でソルダーレジスト膜をインクジェット法により塗布する方法が検討されている。
【0003】
例えば、プリント配線板用銅張積層板に熱硬化剤を含んだインクジェット用インクを用いてインクジェットプリンターにて、ソルダーレジストを形成することが、既に提案されている(例えば、特許文献1~3参照。)。
前記インクジェット方式は、フォトマスクを必要とするフォトリソグラフィーや、スクリーン版を必要とするレジストインキやマーキングインクのスクリーン印刷法に比べて、工程数や手間が大幅に削減できる。また、インクジェット方式は、現像液や各種インキ、洗浄溶剤、などの消耗品も削減でき、また、廃水も削減できることから環境のクリーン化が期待できる。
【0004】
しかしながら、前記熱硬化剤、特にブロックイソシアネートを含有したインクにおいては、インクに含まれる水やヒドロキシ基とブロックイソシアネートが反応して固形物を発生させる。そのために、インクジェットプリンター内で硬化又は射出不良を起こしやすいという問題がある。
特に、硬化性インクにおいては、インクジェットの射出性能を上げるために、通常、加温しインク粘度を下げて射出を行うが、加温により、さらに固形物の発生を加速させてしまう。
【0005】
そこで、イソシアネート基を含有したインクの製造時に、含水率を500ppmと低く抑える方法が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
しかしながら、含水率を500ppmに抑える方法は、製造負荷も大きく、維持管理や保管が難しく、コストアップにもつながるため現実的には難しい方法となっている。また、前記方法は、製造後、直ちにインクを使用する前提である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第06069300号
特開2011-043565号公報
特許第05969208号
特開2014-201593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものである。本発明の解決課題は、ブロックイソシアネートを含有したインクジェット用インクを用いた場合に、塗膜形成装置内での固形物の発生を抑制することである。その結果、良好な射出性、安定した硬化性及び塗膜性能が得られるインクジェット用インク、ソルダーレジスト、プリント配線基板、塗膜形成方法及び塗膜形成装置を提供することである。
なお、以下において、「インクジェット用インク」を単に「インク」ともいう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決すべく、上記問題の原因等について検討する過程において、ブロックイソシアネートを含有したインクジェット用インクの含水率を規定した。これにより、塗膜形成装置内での硬化物や固形物の発生を抑制し、良好な射出性及び安定した硬化性、塗膜性能が得られるインクジェット用インク等を提供できることを見いだし本発明に至った。
【0009】
1.重合性モノマー、ブロックイソシアネート及び光重合開始剤を含有するインクジェット用インクであって、
前記インクジェット用インクのカールフィッシャー法により測定した含水率が、当該インクジェット用インクの全質量に対して0.05~0.60質量%の範囲内である
インクジェット用インク。
【0010】
2.40℃以上で射出されるインクである
第1項に記載のインクジェット用インク。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
コニカミノルタ株式会社
光計測装置
3日前
コニカミノルタ株式会社
トナー収容容器および画像形成装置
3日前
コニカミノルタ株式会社
画像読取装置及び画像形成システム
3日前
コニカミノルタ株式会社
画像形成装置、制御方法及びプログラム
3日前
コニカミノルタ株式会社
情報処理装置、情報表示システム及びプログラム
3日前
コニカミノルタ株式会社
断裁装置、画像形成システム及び断裁位置決定方法
3日前
コニカミノルタ株式会社
画像形成装置
3日前
コニカミノルタ株式会社
サービス提供システム、サービス提供サーバー、印刷設定支援方法およい印刷設定支援プログラム
3日前
コニカミノルタ株式会社
インクジェット用インク、ソルダーレジスト、プリント配線基板、塗膜形成方法及び塗膜形成装置
3日前
日本化薬株式会社
インク
16日前
日本化薬株式会社
インク
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
3か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
個人
絵具及び絵具セット
1か月前
日本化薬株式会社
インク組成物
1か月前
出光興産株式会社
構造体
16日前
株式会社日本触媒
インクセット
2か月前
日本化薬株式会社
前処理組成物
1か月前
日本化薬株式会社
インクセット
16日前
日本製紙株式会社
圧着紙
1か月前
個人
滑り止め分散剤組成物
24日前
株式会社KRI
潜熱蓄熱材組成物
1か月前
メック株式会社
表面処理剤
1か月前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
3か月前
東ソー株式会社
印刷インキ組成物
1か月前
東亞合成株式会社
プライマー組成物
26日前
日澱化學株式会社
ホットメルト接着剤
1か月前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
3か月前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
1か月前
株式会社グッドネス
保冷パック
19日前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
2か月前
AGC株式会社
液状組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
3か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
19日前
続きを見る
他の特許を見る