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公開番号2025169684
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074641
出願日2024-05-02
発明の名称プログラム、医用情報処理装置、医用情報処理システム及び医用情報処理方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G16H 30/00 20180101AFI20251107BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】所見情報を確認する医療従事者の負担を軽減させる。
【解決手段】画像管理サーバー(医用情報処理装置)の制御部は、医用画像に対する所見情報を取得し(ステップS1)、所見情報を入力した入力者に関する入力者情報を取得する(ステップS2)。制御部は、事前設定されている判断条件を、記憶部から取得する(ステップS3)。制御部(判断手段)は、判断条件に基づいて、所見情報の優先度を判断する(ステップS4)。例えば、制御部は、入力者情報及び所見情報等に基づいて、所見情報の優先度を判断する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
医用情報処理装置に、
少なくとも患者の所見情報を入力した入力者に関する入力者情報に基づいて、前記所見情報の優先度を判断する判断ステップを実行させるためのプログラム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記判断ステップでは、前記入力者情報と前記所見情報との組み合わせに基づいて、前記所見情報の優先度を判断する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記入力者情報は、前記入力者の種別を示す情報、前記入力者個人を特定する個人識別情報、及び、前記所見情報が入力された手段に関する情報のうち、少なくとも一つを含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記判断ステップでは、前記入力者情報及び前記所見情報に加え、前記所見情報を参照する参照者を示す参照者情報及び追加検査候補の少なくとも一方を含む組み合わせに基づいて、前記所見情報の優先度を判断する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記医用情報処理装置に、
前記所見情報の優先度に基づいて、前記所見情報を表示部に表示させる表示制御ステップを更に実行させ、
前記表示制御ステップでは、前記所見情報の参照先の変更、前記所見情報の強調度合いの変更、及び、前記所見情報の表示順の変更のうち、少なくとも一つを含む方法を用いて、前記所見情報の優先度に基づく前記所見情報の表示を行わせる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記所見情報は、医用画像、心電図、生体検査のいずれか一つ以上を対象とした所見である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
少なくとも患者の所見情報を入力した入力者に関する入力者情報に基づいて、前記所見情報の優先度を判断する判断手段を備える医用情報処理装置。
【請求項8】
少なくとも患者の所見情報を入力した入力者に関する入力者情報に基づいて、前記所見情報の優先度を判断する判断手段を備える医用情報処理システム。
【請求項9】
少なくとも患者の所見情報を入力した入力者に関する入力者情報に基づいて、前記所見情報の優先度を判断する判断ステップを含む医用情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、医用情報処理装置、医用情報処理システム及び医用情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医師の業務について、他の医療関係職種へのタスクシフトが求められている(医政発0930第16号)。例えば、診療放射線技師が実施した検査の画像に緊急性の高い異常所見が認められた場合に、診療放射線技師は、客観的な情報について医師に報告できる。ただし、当該所見に基づく病状等の判断は、医師が行う必要がある。タスクシフトに伴い、技師から医師に対して、画像に対する所見情報が報告され得る。しかし、現状では、技師の所見情報は、医師に電話等で伝えられるだけで、記録として残されない場合がある。
【0003】
また、AI(Artificial Intelligence)による医用画像の解析及び診断も進んでおり、画像に対する所見情報の出所は、読影医、AI、技師と、多種多様化している。そのため、医用画像に対して最終的な判断を行う二次読影医(承認医)又は臨床医は、所見情報の出所又は信頼度から、所見情報における診断結果の妥当性、画像の確認における優先度を判断する必要がある。このように、タスクシフトを導入しただけでは、医師自体の負担は軽減されない可能性がある。
【0004】
特許文献1には、複数の医師により、複数の所見が読影レポートに記入された際、各所見情報と記入者とを対応付けて保存しておき、記入者を識別可能に、所見情報を表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-60945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来技術では、所見情報の記入者については識別可能に表示されるが、その所見情報を優先的に確認すべきか否かの判断は、所見情報を参照する参照者(読影医等)自身が行わなければならなかった。例えば、所見情報の参照者が、経験が浅い読影医、又は、施設に異動して間もない臨床医である場合がある。このような参照者が、所見情報を入力した人を知らない状況で、その情報を優先的に確認すべきか否かを判断することは難しい。
【0007】
参照者がこの判断を避けようとすると、どの所見情報についても同等の優先度で確認する必要が生じ、効率的な作業ができない。また、本来なら優先的に確認しなければならない所見情報を後回しにする等、情報の緊急性が正しく伝わらない可能性がある。
【0008】
タスクシフトの推進に伴い、技師が異常所見を認めた場合に、技師が新たな検査オーダーを追加する必要性について、医師に報告するケースが増えてくる。このようなケースでは、追加検査(撮影)のために患者を待たせていることが多く、かつ、早期に撮影が必要となる。よって、通常の一次読影、二次読影という手順を踏んでいる時間がない場合が多い。そのため、技師が入力した所見情報については、優先的に確認すべき情報である可能性がある。
【0009】
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、所見情報を確認する医療従事者の負担を軽減させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、医用情報処理装置に、少なくとも患者の所見情報を入力した入力者に関する入力者情報に基づいて、前記所見情報の優先度を判断する判断ステップを実行させるためのプログラムである。
(【0011】以降は省略されています)

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