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公開番号2025168905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073761
出願日2024-04-30
発明の名称活性エネルギー線硬化型インクジェットインク及び画像形成方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類C09D 11/36 20140101AFI20251105BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明の課題は、インクの内部硬化性に優れ、かつ画像形成時の黄変を抑制することができる活性エネルギー線硬化型インクジェットインク及び画像形成方法を提供することである。
【解決手段】重合性化合物と、重合開始剤と、ゲル化剤と、を含有する活性エネルギー線硬化型インクジェットインクであって、前記重合性化合物として、少なくとも一種以上の三官能モノマーを含み、前記三官能モノマーの含有量が、前記活性エネルギー線硬化型インクジェットインクに対して20質量%より多く、前記重合開始剤として、少なくともチオキサントン変性アクリレートを含むことを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
重合性化合物と、重合開始剤と、ゲル化剤と、を含有する活性エネルギー線硬化型インクジェットインクであって、
前記重合性化合物として、少なくとも一種以上の三官能モノマーを含み、
前記三官能モノマーの含有量が、20質量%より多く、
前記重合開始剤として、少なくともチオキサントン変性アクリレートを含む
ことを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記重合性化合物として、少なくとも一種以上の単官能モノマーを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
【請求項3】
前記単官能モノマーの含有量が、10.0質量%以上である
ことを特徴とする請求項2に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
【請求項4】
前記重合開始剤の含有量が、0.1~15.0質量%の範囲内である
ことを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
【請求項5】
前記チオキサントン変性アクリレートの分子量が、360以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
【請求項6】
前記チオキサントン変性アクリレートが、チオキサントン変性トリアクリレートである
ことを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
【請求項7】
前記チオキサントン変性トリアクリレートの含有量が、0.1~5.0質量%の範囲内である
ことを特徴とする請求項6に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク。
【請求項8】
請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを用いる画像形成方法であって、
前記活性エネルギー線硬化型インクジェットインクをインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に着弾させる第1の工程と、活性エネルギー線を照射して前記活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを硬化させる第2の工程とを有する
ことを特徴とする画像形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク及び画像形成方法に関する。より詳しくは、インクの内部硬化性に優れ、かつ画像形成時の黄変を抑制することができる活性エネルギー線硬化型インクジェットインク及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年において印刷技術にはさらなる品質の向上が求められ、印刷時に用いる活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの性能に関してもより高度なものが求められている。
【0003】
特許文献1に開示される技術では、重合性化合物や重合開始剤等の種類及び比率が制御された活性エネルギー線硬化型インクジェットインクが用いられている。
【0004】
ここで、印刷用インクにとって特に貴重な特性の一つとして深部硬化性が挙げられ、当該深部硬化性に優れた重合開始剤であるチオキサントン系化合物を含有させた活性エネルギー線硬化型インクジェットインクに注目が集まっている。
【0005】
特許文献1では、チオキサントン系化合物を重合開始剤として活性エネルギー線硬化型インクジェットインクに含有させている例も開示されるが、当該チオキサントン系化合物の特性をより生かすためには改善の余地がある。
【0006】
チオキサントン系化合物の特性を利用するインクが用いられた例としては、特許文献2に開示される技術が挙げられる。当該特許文献2に開示される技術において用いられているインクには、重合開始剤としてチオキサントン系化合物を変性させた化合物が含有されるが、インク硬化後の印刷物の品質については満足できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-165984号公報
国際公開2023/154961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述の特許文献1に開示される技術では、インクに含有される重合性化合物の種類、量、及び官能基数のバランスを制御し、かつ重合開始剤としてチオキサントン系化合物を含有させている。しかしながら、重合性化合物の種類、量、及び官能基数のバランスが当該チオキサントン系化合物にあわせた制御によるバランスではないため、インクの内部硬化性の向上、及び画像形成時の黄変を抑制するという観点で改善の余地が残されている。
【0009】
特許文献2に開示される技術では、チオキサントン系化合物を変性させた化合物がインクに重合開始剤として含有されている。そして、当該チオキサントン系化合物を変性させた化合物としてチオキサントン変性アクリレートが用いられている。チオキサントン系化合物やチオキサントン変性アクリレートは、インクの硬化中に移動する傾向があるため、黄変の原因となっていた。
【0010】
また、特許文献2に開示される技術では、インクに含有される複数ある重合性化合物の中の三官能モノマーのインクに対する含有量は20質量%以下である。三官能モノマーの含有量が多くなければインクの内部硬化性が向上しないため、活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの性能には改善の余地が残されている。
(【0011】以降は省略されています)

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