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公開番号
2025170020
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2025141528,2023163742
出願日
2025-08-27,2023-09-26
発明の名称
インクジェットインク、硬化物の形成方法および硬化物
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
C09D
11/30 20140101AFI20251107BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】沈降した無機粒子の再分散性に優れ、かつ、インクジェットヘッドからの射出曲がりや、インクジェットヘッドや流路などの部材の耐久性の低下が生じにくい活性エネルギー線硬化型のインクジェットインクを提供すること。
【解決手段】重合性化合物と、無機粒子と、シリカ粒子とを有する、活性エネルギー線硬化型のインクジェットインク。前記シリカ粒子は、疎水化処理されており、かつ重合性基を有さず、前記シリカ粒子の平均粒子径は、前記無機粒子のメディアン径よりも小さく、前記シリカ粒子の質量基準の含有量は、前記無機粒子の質量基準の含有量よりも少ない。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重合性化合物と、無機粒子と、シリカ粒子とを有し、
前記シリカ粒子は、疎水化処理されており、かつ重合性基を有さず、
前記シリカ粒子の平均粒子径は、前記無機粒子のメディアン径よりも小さく、
前記シリカ粒子の質量基準の含有量は、前記無機粒子の質量基準の含有量よりも少ない、
活性エネルギー線硬化型のインクジェットインク。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記重合性化合物は、(メタ)アクリレートを含む、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
前記(メタ)アクリレートは、芳香環を有する単官能重合性化合物を含む、
請求項2に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
水を実質的に含有せず、かつ、有機溶剤を実質的に含有しない、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項5】
前記シリカ粒子の平均粒子径は、前記無機粒子のメディアン径の1/20以下である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項6】
前記シリカ粒子の含有量は、前記インクジェットインクの全質量に対して0.01質量%以上5質量%以下である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項7】
前記無機粒子の平均粒子径は、0.5μm以上5μm以下である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項8】
前記無機粒子のD
50
/D
90
は、0.1以上0.9以下である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項9】
前記無機粒子は、蓄光顔料である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項10】
熱硬化剤を含む、
請求項1に記載のインクジェットインク。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインク、硬化物の形成方法および硬化物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
白色顔料としての酸化チタンや導電性粒子などの無機粒子を含有するインクジェットインクが知られている。無機粒子は、貯蔵中や吐出前の待機中にインク中で沈降しやすく、沈降したら再分散しにくいという問題がある。
【0003】
この問題を解決するため、特許文献1に記載のインクジェット記録用インク組成物では、溶媒として水および有機溶媒を含む水系インクにおいて、表面にシラノール基を有するシリカ粒子を、無機顔料と併用している。
【0004】
なお、同様にシリカ粒子を含有する特許文献2に記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクでは、シリカ粒子の凝集による沈降を抑制するため、表面が(メタ)アクリレート化合物により修飾されているシリカ粒子を使用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-181055号公報
特開2019-157062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1には、シリカ粒子によって、沈降した無機顔料を再分散しやすくできると記載されている。しかし、本発明者らの知見によると、重合性化合物を含む活性エネルギー線硬化型のインクジェットインクでは、特許文献1と同様のシリカ粒子を使用しても、沈降した無機顔料が再分散しやすくはならなかった。また、特許文献2に記載のような表面が(メタ)アクリレート化合物により修飾されているシリカ粒子を使用しても、活性エネルギー線硬化型のインクジェットインクにおいて沈降した無機顔料は再分散しやすくならなかった。
【0007】
また、本発明者らの別の知見によると、特許文献1や特許文献2と同様のシリカ粒子を添加した活性エネルギー線硬化型のインクジェットインクでは、インクジェットヘッドからの射出曲がりが生じやすくなったり、インクジェットヘッドや流路などの部材の耐久性が低下しやすくなったりするという問題も生じた。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、沈降した無機粒子の再分散性に優れ、かつ、インクジェットヘッドからの射出曲がりや、インクジェットヘッドや流路などの部材の耐久性の低下が生じにくい活性エネルギー線硬化型のインクジェットインク、当該インクジェットインクを用いた硬化物の形成方法、および当該形成方法により形成された硬化物を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の一態様は、下記[1]~[10]の活性エネルギー線硬化型のインクジェットインクに関する。
[1]重合性化合物と、無機粒子と、シリカ粒子とを有し、
前記シリカ粒子は、疎水化処理されており、かつ重合性基を有さず、
前記シリカ粒子の平均粒子径は、前記無機粒子のメディアン径よりも小さく、
前記シリカ粒子の質量基準の含有量は、前記無機粒子の質量基準の含有量よりも少ない、
活性エネルギー線硬化型のインクジェットインク。
[2]前記重合性化合物は、(メタ)アクリレートを含む、
[1]に記載のインクジェットインク。
[3]前記(メタ)アクリレートは、芳香環を有する単官能重合性化合物を含む、
[2]に記載のインクジェットインク。
[4]水を実質的に含有せず、かつ、有機溶剤を実質的に含有しない、
[1]~[3]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[5]前記シリカ粒子の平均粒子径は、前記無機粒子のメディアン径の1/20以下である、
[1]~[4]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[6]前記シリカ粒子の含有量は、前記インクジェットインクの全質量に対して0.01質量%以上5質量%以下である、
[1]~[5]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[7]前記無機粒子の平均粒子径は、0.5μm以上5μm以下である、
[1]~[6]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[8]前記無機粒子のD
50
/D
90
は、0.1以上0.9以下である、
[1]~[7]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[9]前記無機粒子は、蓄光顔料である、
[1]~[8]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[10]熱硬化剤を含む、
[1]~[9]のいずれかに記載のインクジェットインク。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[11]~[12]の硬化物の形成方法に関する。
[11][1]~[10]のいずれかに記載のインクジェットインクを基材に付与する工程と、
前記付与されたインクジェットインクに活性エネルギー線を照射する工程と、
を有する、硬化物の形成方法。
[12]前記基材に付与する工程は、前記インクジェットインクを循環させながら行う、
[11]に記載の硬化物の形成方法。
(【0011】以降は省略されています)
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