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公開番号2025155838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025009598
出願日2025-01-23
発明の名称光源、発光モジュール、及び携帯端末
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人ITOH
主分類H10H 20/851 20250101AFI20251002BHJP()
要約【課題】混色光を調色可能な光源を小型化することができる。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る光源は、それぞれが、第1半導体層、発光層及び第2半導体層を有し、第1光を発する第1発光部と、前記第1光の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第2光を発する第2発光部と、を有し、前記第1発光部と前記第2発光部とが第1方向に積層される発光素子と、前記発光素子上に配置される波長変換部材であって、前記第1光によって励起され第3光を出射する第1蛍光体層と、前記第2光によって励起され、前記第3光の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を有する第4光を出射する第2蛍光体層と、を有し、前記第1蛍光体層と前記第2蛍光体層とが前記第1方向に積層される前記波長変換部材と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが、第1半導体層、発光層、及び第2半導体層を有し、第1光を発する第1発光部と、前記第1光の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第2光を発する第2発光部と、を有し、前記第1発光部と前記第2発光部とが第1方向に積層される発光素子と、
前記発光素子上に配置される波長変換部材であって、前記第1光によって励起され第3光を出射する第1蛍光体層と、前記第2光によって励起され、前記第3光の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を有する第4光を出射する第2蛍光体層と、を有し、前記第1蛍光体層と前記第2蛍光体層とが前記第1方向に積層される前記波長変換部材と、
を備える、光源。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2光の発光ピーク波長は、前記第1光の発光ピーク波長より短く、
前記第2発光部は、前記第1発光部に比べて、前記波長変換部材側に配置される、
請求項1に記載の光源。
【請求項3】
前記第1蛍光体層は、前記第1光の発光ピーク波長での励起強度より、前記第2光の発光ピーク波長での励起強度が低い第1蛍光体を含み、
前記第2蛍光体層は、前記第2光の発光ピーク波長での励起強度より、前記第1光の発光ピーク波長での励起強度が低い第2蛍光体を含む、
請求項1又は請求項2に記載の光源。
【請求項4】
前記第2蛍光体の発光ピーク波長は、前記第1蛍光体の発光ピーク波長より短く、
前記第1蛍光体層は、前記第2蛍光体層に比べて、前記発光素子側に配置される、
請求項3に記載の光源。
【請求項5】
前記第1蛍光体層は、前記第1蛍光体の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第3蛍光体をさらに含み、
前記第2光の発光ピーク波長における前記第3蛍光体の励起強度は、前記第2光の発光ピーク波長における前記第1蛍光体の励起強度より高く、
前記第3蛍光体の発光ピーク波長は、前記第1蛍光体の発光ピーク波長より長い、
請求項3に記載の光源。
【請求項6】
前記第1発光部と前記第2発光部とを個別に制御可能な制御回路を備える、
請求項1又は請求項2に記載の光源。
【請求項7】
前記光源は、前記第3光と前記第4光とが混色した、2000K以上8000K以下の色温度を有する白色光を出射可能である、
請求項1又は請求項2に記載の光源。
【請求項8】
第1光源と、
前記第1光源上に配置されるレンズと、
を備え、
前記第1光源は、
それぞれが、第1半導体層、発光層、及び第2半導体層を有し、第1光を発する第1発光部と、前記第1光の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第2光を発する第2発光部と、を有し、前記第1発光部と前記第2発光部とが第1方向に積層される第1発光素子と、
前記第1発光素子上に配置される第1波長変換部材であって、前記第1光によって励起され第3光を出射する第1蛍光体層と、前記第2光によって励起され、前記第3光の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を有する第4光を出射する第2蛍光体層と、を有し、前記第1蛍光体層と前記第2蛍光体層とが前記第1方向に積層される前記第1波長変換部材と、
を備える、発光モジュール。
【請求項9】
前記第1方向から見たとき、前記第1光源の周囲に配置され、
前記第1発光部及び前記第2発光部の少なくとも一方を備える第2発光素子と、前記第2発光素子上に配置される第2波長変換部材と、を含む第2光源をさらに備える、
請求項8に記載の発光モジュール。
【請求項10】
前記第1方向から見たとき、前記第2光源は、前記第1光源を囲んで複数配置される、
請求項9に記載の発光モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光源、発光モジュール、及び携帯端末に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の発光領域からそれぞれ発せられた複数の光の混色光を調色可能な光源が提供されている。特許文献1には、基板と、基板に実装された複数の第1LED(Light Emitting Diode)ダイ及び第2LEDダイと、第1LEDダイ及び第2LEDダイの間に充填された白色反射樹脂と、第1LEDダイ及び第2LEDダイをそれぞれ個別に覆う第1蛍光樹脂及び第2蛍光樹脂と、白色反射樹脂並びに第1蛍光樹脂及び第2蛍光樹脂を覆う透明樹脂とを備えた、LED光源が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-27814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、混色光の調色が可能な光源の小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施形態に係る光源は、それぞれが、第1半導体層、発光層、及び第2半導体層を有し、第1光を発する第1発光部と、前記第1光の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第2光を発する第2発光部と、を有し、前記第1発光部と前記第2発光部とが第1方向に積層される発光素子と、前記発光素子上に配置される波長変換部材であって、前記第1光によって励起され第3光を出射する第1蛍光体層と、前記第2光によって励起され、前記第3光の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を有する第4光を出射する第2蛍光体層と、を有し、前記第1蛍光体層と前記第2蛍光体層とが前記第1方向に積層される前記波長変換部材と、を備える。
【0006】
本開示の一実施形態に係る発光モジュールは、第1光源と、前記第1光源上に配置されるレンズと、を備え、前記第1光源は、それぞれが、第1半導体層、発光層、及び第2半導体層を有し、第1光を発する第1発光部と、前記第1光の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第2光を発する第2発光部と、を有し、前記第1発光部と前記第2発光部とが第1方向に積層される第1発光素子と、前記第1発光素子上に配置される第1波長変換部材であって、前記第1光によって励起され第3光を出射する第1蛍光体層と、前記第2光によって励起され、前記第3光の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を有する第4光を出射する第2蛍光体層と、を有し、前記第1蛍光体層と前記第2蛍光体層とが前記第1方向に積層される前記第1波長変換部材と、を備える。
【0007】
本開示の一実施形態に係る携帯端末は、被写体を撮像する撮像素子と、前記被写体への照射光を発する発光モジュールと、を備え、前記発光モジュールは、第1光源と、前記第1光源上に配置されるレンズと、を備え、前記第1光源は、それぞれが、第1半導体層、発光層、及び第2半導体層を有し、第1光を発する第1発光部と、前記第1光の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第2光を発する第2発光部と、を有し、前記第1発光部と前記第2発光部とが第1方向に積層される第1発光素子と、前記第1発光素子上に配置される第1波長変換部材であって、前記第1光によって励起され第3光を出射する第1蛍光体層と、前記第2光によって励起され、前記第3光の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を有する第4光を出射する第2蛍光体層と、を有し、前記第1蛍光体層と前記第2蛍光体層とが前記第1方向に積層される前記第1波長変換部材と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施形態によれば、混色光を調色可能な光源を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る携帯端末の上面を模式的に示す上面図である。
図1に示されるII-II線に沿って切断した、第1実施形態に係る発光モジュールの断面を模式的に示す断面図である。
YAG系蛍光体、SCASN系蛍光体、KSF系蛍光体、及びCCA系蛍光体のそれぞれの励起スペクトルの一例を示すグラフである。
YAG系蛍光体、SCASN系蛍光体、KSF系蛍光体、及びCCA系蛍光体のそれぞれの発光スペクトルの一例を示すグラフである。
実施例1の光源に関する、第1発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例1の光源に関する、第2発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例2の光源に関する、第1発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例2の光源に関する、第2発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例3の光源に関する、第1発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例3の光源に関する、第2発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例4の光源に関する、第1発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
実施例4の光源に関する、第2発光部のみを発光させたときのシミュレーション結果を示すグラフである。
第2実施形態に係る発光モジュールの上面を模式的に示す上面図である。
第2実施形態に係る発光モジュールを、図8に示されるIX-IX線に沿って切断した模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る光源、発光モジュール、及び携帯端末を詳細に説明する。ただし、以下に示す形態は、実施形態の技術思想を具体化するための光源、発光モジュール、及び携帯端末を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本開示の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については、同一若しくは同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略する。断面図として切断面のみを示す端面図を用いる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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