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公開番号
2025154746
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057923
出願日
2024-03-29
発明の名称
ポリオール組成物、発泡性ウレタン樹脂組成物、及びポリウレタン発泡体
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
18/18 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】発泡剤としてハイドロフルオロオレフィンを用いた場合においても、ポリウレタン発泡体の発泡倍率の低下を防止できる、ポリオール組成物を提供することを目的とする課題とする。
【解決手段】ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、前記ポリオール組成物が、ポリオール、触媒、発泡剤、及び難燃剤を含有し、前記触媒がカルボン酸アンモニウム塩を含み、前記カルボン酸アンモニウム塩のカルボン酸が含む炭素数が2以下である、ポリオール組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、
前記ポリオール組成物が、ポリオール、触媒、発泡剤、及び難燃剤を含有し、
前記触媒がカルボン酸アンモニウム塩を含み、
前記カルボン酸アンモニウム塩のカルボン酸が含む炭素数が2以下である、ポリオール組成物。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記カルボン酸アンモニウム塩は、四級窒素原子に少なくとも2つのメチル基が結合している、請求項1に記載のポリオール組成物。
【請求項3】
前記触媒が、有機酸ビスマス塩を含む、請求項1又は2に記載のポリオール組成物。
【請求項4】
前記触媒が、窒素原子を有する複素環式化合物を含む、請求項1又は2に記載のポリオール組成物。
【請求項5】
前記難燃剤が、リン系化合物を含む、請求項1又は2に記載のポリオール組成物。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートとを混合して得られる、発泡性ウレタン樹脂組成物。
【請求項7】
硬化時間に対する発泡完了時間の比が3以上である、請求項6に記載の発泡性ウレタン樹脂組成物。
【請求項8】
イソシアネートインデックスが250以上である、請求項6に記載の発泡性ウレタン樹脂組成物。
【請求項9】
請求項6に記載の発泡性ウレタン樹脂組成物を、スプレー発泡することにより形成される、ポリウレタン発泡体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリオール組成物、発泡性ウレタン樹脂組成物、及びポリウレタン発泡体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリウレタン発泡体は、その優れた断熱性を利用して、マンション等の集合住宅、戸建住宅、商業ビル等の建築物の天井、屋根、壁面などの建築部材の断熱や結露防止に実用されている。ポリウレタン発泡体は、各構造物の表面に、ポリオール化合物及びポリイソシアネート化合物を含む難燃性ウレタン樹脂組成物を吹き付け、発泡及び硬化させることにより形成される。
【0003】
ポリウレタン発泡体を形成するための原料には、例えば吹付施工によりポリウレタン発泡体を形成する際に躯体界面における硬化反応を促進させる観点から、イソシアヌレート結合生成の反応性を高めるため三量化触媒を含有させることがある。
例えば、特許文献1では、燃焼時の発熱量が低く且つ優れた自己消化性を有するポリウレタン発泡体用の組成物として、三量化触媒、有機ホスフィン酸金属塩、及び赤リンなどを含む組成物が開示されており、三量化触媒として第四級アンモニウム塩を使用することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-54942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
第四級アンモニウム塩などの三量化触媒を用いることにより、ポリウレタン発泡体の吹付施工の施工性が良好になる。しかしながら、ポリウレタン発泡体を形成するための組成物中に、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)などの発泡剤が存在すると、触媒が失活しやすくなり、これにより、形成されるポリウレタン発泡体の発泡倍率が低下する(すなわち、密度が高くなる)という問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、発泡剤としてハイドロフルオロオレフィンを用いた場合においても、ポリウレタン発泡体の発泡倍率の低下を防止できる、ポリオール組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討した結果、ポリオール、触媒、発泡剤、及び難燃剤を含有するポリオール組成物において、三量化触媒として、カルボン酸が含む炭素数が2以下であるカルボン酸アンモニウム塩を用いることで、上記課題が解決できることを見出し本発明を完成させた。
【0008】
すなわち本発明は、以下の[1]~[9]である。
[1]ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、前記ポリオール組成物が、ポリオール、触媒、発泡剤、及び難燃剤を含有し、前記触媒がカルボン酸アンモニウム塩を含み、前記カルボン酸アンモニウム塩のカルボン酸が含む炭素数が2以下である、ポリオール組成物。
[2]前記カルボン酸アンモニウム塩は、四級窒素原子に少なくとも2つのメチル基が結合している、上記[1]に記載のポリオール組成物。
[3]前記触媒が、有機酸ビスマス塩を含む、上記[1]又は[2]に記載のポリオール組成物。
[4]前記触媒が、窒素原子を有する複素環式化合物を含む、上記[1]~[3]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[5]前記難燃剤が、リン系化合物を含む、上記[1]~[4]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[6]上記[1]~[5]のいずれかに記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートとを混合して得られる、発泡性ウレタン樹脂組成物。
[7]硬化時間に対する発泡完了時間の比が3以上である、上記[6]に記載の発泡性ウレタン樹脂組成物。
[8]イソシアネートインデックスが250以上である、上記[6]又は[7]に記載の発泡性ウレタン樹脂組成物。
[9]上記[6]~[8]のいずれかに記載の発泡性ウレタン樹脂組成物を、スプレー発泡することにより形成される、ポリウレタン発泡体。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発泡剤としてハイドロフルオロオレフィンを用いた場合においても、ポリウレタン発泡体の発泡倍率の低下を防止できる、ポリオール組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[ポリオール組成物]
本発明のポリオール組成物は、ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、ポリオール、触媒、発泡剤、及び難燃剤を含有するポリオール組成物である。以下、各成分について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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